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[POV: a Point of View]
僕流偏愛邦画傑作選
個人的に好きな邦画ベスト100(現時点85)

今まで見てきた邦画のなかで、個人的に特に好きな作品を集めてみました。作品を評価するというよりも、作品世界にいかに浸れたか、という見方なので、やっぱり「偏愛」という方が的を得ていると思います。これからも、邦画を応援していきたいし、良い作品とたくさん出会っていきたいと思います。A:盲目的偏愛。どっぷり浸って這い上がることができないくらい。B:大好き。何も言うことはありません。C:いいぞ! きらりと光るものがあり、一見の価値あり。  
A★5黄泉がえり(2002/日)もし、最愛の人が戻ってきたら、と自分に置き換えてみると、やはり涙なしには見れない。期待を大きく上回る出来だ。それぞれのエピソードが本当に魅力的。それだけでも、ひとつのドラマとなりうるほどに、くっきりと浮き立ってきて、静かな感動となって、この胸に甦ってくる。真の主演は誰がなんと言おうと山本圭壱だ! [review]投票(6)
A★5卒業(2002/日)「永遠だよ…。」 これは文句なしの傑作。静謐な空間に、心の中の言葉が、雪のように舞い、降り積もっていく。静けさの中に広がる、ふたりの想いは、沈黙の長い空白を埋めるかのように、育まれていく。堤真一の自信なさそうな顔が、驚くほどに様になり、内山理名の表情は、語りつくせない想いが凝縮されている。彼女のラストシーンの表情は忘れられない。しかし、とんでもない鈍感な、勘違いをしていた…。 [review]投票(3)
A★5渚のシンドバット(1995/日)青春とは、決して純情な心やひたむきな視線ばかりではない。だからこそ、本作は心にじわじわと染みる。心の置き場をどこに持っていっていいのか分からない若者たちの、苦悩や変遷、もどかしさ、痛みなどが、擦り傷のようにじんじんと沁みる。素直になれなくても、彼らは彼らなりに、一生懸命何かを探して生きている。彼らの心すべてを理解できないけれど、小さなことも余すことなく彼らの「青春」を描ききった傑作だ。投票(4)
A★5萌の朱雀(1997/日)人物関係がはじめよく分からなかったのが唯一の難点。セリフが極端に少ないが、言葉はなくても映像から登場人物の思いが聞こえてくるような気がした。少女の恋心があまりにもいじらしくてせつない。投票(5)
A★5櫻の園(1990/日)冒頭の男だけは、余計だと思うのだが。それを除けば、文句のつけようがない。ともすれば、どろどろの展開になるところを、実に嫌味なく、さわやかに描く。櫻の園の上演までの、何気ない、それでいてかけがえのないひとこまひとこまをスケッチ風にさらりと見せる。表面的でいて、しっかりと心に入ってくるのは不思議。あれだけの人数がいながら、散漫な感じはなく、きちっと統一感が出ている。すばらしい。学園ものの傑作。投票(3)
A★5贅沢な骨(2001/日)全編を覆う虚無的なけだるさが、何故か心地いい。記憶に留めておきたい数々の映像が、それに輪をかけるように物語をゆったりと導いていく。ただし、予定調和ではなく、少しずつ「歪み」と「あいまいさ」を伴いながら…。 [review]投票(6)
A★5世界の中心で、愛をさけぶ(2004/日)だめです…。どっぷりと漬かってしまった。前から2番目の席で、首が痛くなろうが、甘っちょろいと言われようがかまわない。長澤まさみの爽やかな笑顔、森山未來の拙くて真っすぐな感情表現、とにかく2人の存在感が圧倒的。それと一見脇役の柴咲コウが、意外な結びつきとなった時、彼女の複雑な内面心理に、強く感情を揺さぶられ、泣けた。行定監督の裏ベストが『贅沢な骨』なら、表のベストはこれだ!投票(6)
A★5ターン(2001/日)静謐な感触。泣きたいくらいの喪失感。せつなき願い。間違いなく個人的には『秘密』に匹敵するほどの傑作。透明感に満ちた牧瀬里穂の演技は、はまり役。すばらしい。たとえ単調な日々でも、どんな現実が降りかかろうとも、運命を受け入れて、前向きにひたむきに生きていこうとする主人公の生き方には、大いに感銘を受けた。投票(8)
A★5秘密(1999/日)原作を読んで見ただけに思い入れの強い作品。邦画では見た中でベスト3に入る傑作だ。広末涼子小林薫の息がぴったりで、ぐいぐいと引き込まれていく。最後の場面での広末の微妙な表情がこの作品の成否を握っており、それに見事に応えた演技は、彼女の演技力のすばらしさを表すとともに、深い余韻を残す。ミステリファンとしては、この結末は大いに受け入れたい。投票(3)
A★5東京兄妹(1994/日)こういう静謐な肌触りの映画は大好き。台詞がほとんどないのに、溢れるほど伝わってくるもの。淡々とした何気ない日常のひとこまひとこまが、呼び起こす郷愁。緒形直人の冷やっこを食べる悟りきったような姿。栗田麗の清楚で礼儀正しい姿。こんな兄妹今はいないよ、と胸のうちで何度もつぶやきながらも、あこがれて、魅せられた。投票(3)
A★5化粧師(2001/日)出だしの鮮やかで幻惑的な「緑」から惹きつけられた。それぞれのエピソードもバラバラではなく、緩やかな弛みをもって、結い上げられたような美しさを持っている。決して深くはないけれども、薄いおしろいのような清楚な余韻が心地いい。池脇千鶴はもちろん良かったが、菅野美穂の繊細な感情の揺れが、表情で見事に表現されていた。椎名桔平の静かな視線が印象的。おずおずと5点だ!投票(1)
A★5青春デンデケデケデケ(1992/日)いい作品と聞いての鑑賞だったが、期待を大幅に上回る出来だ。こんなことってめったにないだけに、すばらしい! 登場人物が脇役にいたるまで、みな躍動感に満ちている。青春のすべてがここに詰まっている。 [review]投票(7)
A★5四月物語(1998/日)これほど暖かくてピュアな気持ちに浸れる映画はないだろう。一人暮らしや大学生活の何気ない日常が実にさりげなく、身につまされるほどリアルに描かれている。松たか子という存在なくしてはこの映画は成り立たないほど、彼女の魅力が最大限生かされている。見るだけで心がほわっ…としたぬくもりに包まれる、大切に、大切に、手のひらで包み込んでいたい素敵な小品。投票(6)
A★5花とアリス(2004/日)何と言われようが、かまわない。岩井俊二の本領発揮の作品だ。『四月物語』や『Love Letter』の延長上に位置する作品世界が、たまらなくいい。こういう、ほんわかとした、あたたかみのある映画をこれからも撮ってほしい。日常の何気ない生活の一部を、実にうまく切り取って表現している。主演二人の女優の魅力を如何なく惹きだして、脚本も実に緻密。だから長時間まったく飽きさせない。すばらしい。投票(10)
A★5Laundry〈ランドリー〉(2001/日)そう、これはまさに「癒し」を与えてくれる作品だ。「哀しみ」と「喜び」が混じり合った感覚。静寂の隙間から、聞こえてくる心の叫び。現実から少し乖離したファンタジックな彩りが乾いた心を潤してくれる。窪塚洋介は『GO』よりも、断然役柄が合っていると感じた。小雪と二人だけだったら、ちょっと重たすぎるはず。そこに内藤剛志のくそ真面目だが笑えるキャラクターが加わることで、一段とバランスが取れた。投票
A★5ユメノ銀河(1997/日)モノクロの映像が斬新。研ぎ澄まされた美しい画面がスローモーションのように繰り広げられて、緊密度を保ったまま、一時たりとも目を離せない。この映像に小嶺麗奈浅野忠信のふたりが見事なまでに溶け込んだ。夢野久作の原作の雰囲気を120%くらい遺憾なく再現。ため息が出るほど美しい夢幻の映像に酔え。投票(2)
A★5Love Letter(1995/日)現在と過去をうまく織り込んで、恋に対して臆病になったり、素直になれなかったりといった、青春特有の悩みを繊細な感性で描いた手腕はすばらしい。甘酸っぱい香りが映像から滲み出てくるようなピュアな映画だ。投票(15)
A★51999年の夏休み(1988/日)少々演技くさい部分を気にしなければ、神秘的な異空間で繰り広げられる少女漫画的物語にどっぷりとつかることが出来る。少女たちが演じたからこそ出せた、少年たちの口をついて出る詩的な言葉の美しさ、少年たちの繊細で壊れそうな心の痛み、少年たちのつややかな色気に胸をチクチクと刺激された。投票
A★5トキワ荘の青春(1996/日)トキワ荘に集った者たちの、才能のきらめき、情熱、成長などが、あの時代の空気にすっぽりと包まれたまま、見事に映像化された稀有な作品。本木雅弘が演じた寺田ヒロオの内に秘めた情熱が、時代においていかれる様は、やるせなく、見ていて胸が苦しくなってきた。それだけに静かに笑う彼のうれしそうな顔が、忘れられない。投票(6)
A★5人でなしの恋(1995/日)わずか原作数十ページの作品を上手に膨らませて、乱歩の妖しい独特の世界が見事に映像化されている。結末を忘れていたこともあり、最後は本当にどきどきした。まさに「人でなしの恋」。投票(2)
ベスト100としましたが、作品数はまだ100に達していません。順次加えていく予定ですので、ご了承ください。100に到達したら、それ以上は増やさずに、作品を入れ替えて、より密度の濃いものに出来たらと思っています。
この映画が好きな人達

このPOVを気に入った人達 (4 人)ilctr ピロちゃんきゅ〜 イライザー7 IN4MATION