[POV: a Point of View]
第○○○回記念コメント
えー。例えば「これはちょうど100回目のコメントになるから特別な作品を選ぼう」…といった配慮の全くなかった私ですが…先日600回目のコメントを発表した際、偶然にも私は天使の再来を観ることができました。…偶然?しかし、必然たり得ない偶然などあるのでしょうか。…とゆーワケで今回は、節目ごとに自分がどんなコメントを発表してきたのか振り返ってみました。●A「第1回コメント」:B「第100回コメント」:C「第200回コメント」:D「第300回コメント」:E「第400回コメント」:F「第500回コメント」:G「第600回コメント」:H「第246回(私が尊敬するコメンテータ様の番号です)コメント」…です!
A | 許されざる者(1992/米) | 「許されざる者」とは誰のコト? [review] | 投票(12) | |
B | 生きてこそ(1993/米) | 映画としての完成度は決して高いとは言えない。だが、「Based on a true story」であることの意味が、いつまでも心の中に重くのしかかってくるだろう。…衝撃の感動作。 | 投票(4) | |
C | U−571(2000/米) | 「潜水艦モノに外れなし」…のセオリー通り、ソツなくまとめられた佳作。だが、そのソツのなさが逆に設定の面白さを殺してしまっているのが残念。 [review] | 投票(6) | |
D | 栄光のル・マン(1971/米) | コクピットに独り座ることで周囲の雑音から開放され、速度を上げ続けることで静止していく世界と融合する。それが、魅力。…ル・マンレースを迫力たっぷりに描写した撮影と編集、そしてドキュメンタリータッチの演出による臨場感の形成に注目したい。 [review] | 投票(1) | |
E | ニル・バイ・マウス(1997/英) | 社会の底辺でもがきつつ、人を傷つける者たち。だけども本当に傷つけてしまっているのは自分自身…か。父親を、ただ暴力をふるうだけの存在として描いていない点にゲイリー・オールドマンの誠実さを感じた。…クローズアップが多用され過ぎているのが難。 | 投票 | |
F | 大列車強盗(1903/米) | なんといってもあのラストシーンに尽きる。1世紀もの昔、観客達はあの衝撃をどのようにして受け止めたのだろうか。考えるだけでワクワクしてくる。…また、我々21世紀人がいかに映像的に(感覚的に)スポイルされてしまったかを教えてくれる作品でもある。 | 投票(1) | |
G | 天使が隣で眠る夜(1994/仏) | 名作カルト『狼は天使の匂い』の再来。マチュー・カソビッツの繊細で天真爛漫な演技が、殺伐とした男達の世界を奇妙な優しさで包む。唐突で無造作に見える語り口が、密度の濃いドラマ構成に一役買っている点にも注目。不思議な感動を呼ぶ、必見の傑作。 | 投票 | |
H | 風が吹くとき(1986/英) | 題名はマザー・グースの童謡からの引用。「風が吹いたらゆりかごゆれた…枝が折れたらゆりかごおちた…ぼうやとゆりかご いっしょにおちた」…お互いを労りながら「日常」生活を淡々と営む老夫婦の姿は、観る者を深い悲しみと激しい怒りで包むことだろう。 | 投票(2) |
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