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[あらすじ] 肉弾(1968/日)

昭和20年夏、21歳と6ヶ月の“あいつ(寺田農)”は特攻隊員になった。一日だけ自由が許された雷雨の日、“あいつ”は“うさぎ(大谷直子)”という少女と結ばれる。「俺は死ねる!俺はこの女を守るために死ねるぞ!」……そう思った“あいつ”は、一人砂浜で上陸するかもしれない戦車を待ち続けた。だが、空襲で全てが消えた。それでも“あいつ”は戦い続けた。今度はドラム缶に魚雷を括り付け、何日も何日も敵の船を待ち構えていた。そして一隻の船がやってきた……。
荒馬大介

 主人公の年齢「21歳と6ヶ月」は、実は終戦時の岡本喜八監督本人の年齢。当時監督は学徒動員を受けて豊橋陸軍予備士官学校に配属されており、劇中に登場するような特攻の訓練も受けていたのである。

(評価:★5)

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このあらすじを気に入った人達 (2 人)シーチキン 緑雨

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