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[あらすじ] 日本のいちばん長い日(1967/日)

1945年夏、日本は長年戦争を続けていた連合国側から,、ついにポツダム宣言受諾を勧告された。だが日本政府ならびに軍部ははっきりとした回答を提示せず、結果としてこれが拒否ととられてしまい、事態の悪化――広島・長崎への原爆投下、ソ連参戦――を招いてしまう。本土決戦突入かと思われたその矢先、ついに時の天皇は戦争終結を決意する。進み始める受諾手続き、だが陸軍の一部では不穏な動きが……。ポツダム宣言受諾から玉音放送に至るまでの、激動の24時間を描いた戦争ドラマ(モノクロ/ワイド158分)。
荒馬大介

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

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 映画の撮影に当たっては、22年前を如何に再現するかという点で非常に苦労したという。近衛連隊の兵舎は現存こそしていたが取り壊し寸前で、新たに窓枠を作りガラスを入れ直した。だがその前にある皇居乾門は高速道路が邪魔をして撮影出来ず、セットで再現することと相成った。また首相官邸も当時とは全く形が変わっていたため、こちらも1からセットを作り上げたという。

 そしてラスト近く、黒沢年男中丸忠雄演ずる青年陸軍将校が皇居前で自決するシーンでは、実際に皇居へ行ってアポ無しで撮影を敢行した。無論中止覚悟のロケだったが、近くで見ていた警戒員に止められることもなく(むしろ笑いながら見物していたという)、無事に撮り上げたそうである。

 だが戦争経験のある岡本監督は、軍部上層部の苦悩がメインとなる本作の撮影で「相当の鬱屈が溜まった」らしく、翌年にはATGでその全く逆位置にいる人間が主人公の『肉弾』を手掛けている。

(評価:★5)

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このあらすじを気に入った人達 (6 人)YO--CHAN シーチキン デンドロカカリヤ ジョー・チップ 町田 緑雨

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