[あらすじ] 千羽鶴(1969/日)
キクジ(平)は両親亡き後、何故か亡父の愛人(京)に母親面されて暮らしていた。今日も今日とてお茶会に誘われて出かけてみたら、「ほっほっほ、今日は実はキクジさんのお見合いざぁます」なんて亡父の愛人の罠にマンマとはめられて、イイ面の皮であった。ところがその席上、もう一人の亡父の愛人であった大田夫人(文子タン)とも再会。その儚げで悲しみを湛えた姿にキクジは愛情とも憎悪ともつかぬ不思議な感慨を受けるのだった。「この女が死ぬまで父を虜にし、母を苦しめた女なのだ」と思うとムラムラと欲情が湧いてきた。
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