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[あらすじ] カルメン(1954/米)

第二次大戦中、アメリカ南部の陸軍基地。近々パイロット養成学校に進むことになった伍長ジョー(ベラフォンテ)は面会に来た婚約者のシンディ・ルー(オルガ・ジェイムス)に、この際結婚しようと言う。ところが基地内のパラシュート工場で傷害事件を起こしたカルメン(ダンドリッジ)をメイスンヴィルの留置場に護送するよう命じられ結婚式は延期。護送途中カルメンはジョーをさんざん誘惑、ついフラフラとなったジョーはカルメンに逃げられ、自分が刑務所に送られてしまう。ビゼーのオペラをオール・ブラック・キャストにアレンジしたブロードウェイ・ミュージカル(1943年初演)の映画化。(FOX □ 120分)

ミュージカル・ナンバーはビゼーの曲にハマースタインが英語詞を付けたもの。音楽監督はハーシェル・バーク・ギルバート、振付はハーバート・ロスである。

主な配役:ドロシー・ダンドリッジ(カルメン・ジョーンズ)、ハリー・ベラフォンテ(ジョー)、オルガ・ジェイムズ(シンディ・ルー)、パール・ベイリー(フランキー)、ジョー・アダムス(ハスキー・ミラー)、ブロック・ピーターズ(ブラウン軍曹)、ダイアン・キャロル(マート)、ニック・スチュアート(ディンク)。ほかにドラマーのマックス・ローチなど。

なお、ベテラン・シンガーのパール・ベイリー、新進ソプラノのオルガ・ジェイムズ、ステージ・ミュージカル出身のブロック・ピーターズ以外の主要キャストの唄は、以下の通りの吹替えである。カルメン(マリリン・ホーン)、ジョー(ルヴァーン・ハッチャーソン)、ハスキー(マーヴィン・ヘイズ)、マート(バーニス・ピーターソン)、ディンク(ジョセフ・E・クロフォード)。

(評価:★3)

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