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袋のうさぎさんのあらすじ: 投票数順

★4ラブ・ウィッチ(2016/米)若くて美しいエレンは新米の魔女。前の結婚の失敗から生涯の恋を見つけるためにこの道を選んだ。仲間が手配してくれたキッチュなゴシックマンションに籠って、愛のスペルと媚薬の調合に余念がない。新しい町で魅力的な男を見つければ、早速その成果を試してみる。男たちは例外なく彼女にめろめろ。彼女なしには生きられなくなる。しかし、エレンの使う魔術にはひとつ問題があった。効き目が相手次第で最大値が測り知れないのだ。結果としてエレンの立ち去った後には不本意な屍が後を絶たない。[投票]
★4アイズ・オブ・マイ・マザー(2016/米)樅の森の傍えの人里離れた農場で暮らすフランシスカは、学校にも通わずに、動物の解剖に異常な情熱を示す移民系の信心深い母親の強い影響下で育つ。ある日、外回りの販売員を装った男が訪ねてくる。お手洗いを使いたいので家のなかへ入れてくれと頼み込むが、夫が町に出かけていたこともあり、母親は不審の念を隠さない。数年後、娘と二人きりになった父親は、納屋の奥で密かに続けられている儀式に気づかない。[投票]
★5ジュデックス(1963/仏=伊)悪徳銀行家のファブローは、≪ジュデックス≫とサインされた手紙を何者かから受け取り、人民から搾り取った財産を貧しい者たちに再分配するように指示される。義賊の要求を無視した結果、一人娘のジャクリーヌの婚約披露宴の席で恐るべき事件が起きる。一方、元家庭教師で女盗賊のディアナとその仲間は、ジャクリーヌを誘拐して銀行家から身代金を奪うことを画策する。[投票]
★4ヨーヨー(1965/仏)ヨーヨーは億万長者のただ一人の跡取り息子。壮大なお城で大勢の召使に囲まれ、何不自由ない生活を保証されている。ただし、心の奥底では世間の荒波から守られた毎日に幸せでない。いっそのこと何もか放り出して、サーカスの踊り子と一緒に旅回りの人生を始めることを夢見ている。そんなヨーヨーの宿願を叶えるための絶好の機会が訪れる。1929年の株価の大暴落の煽りを受けて財管人から破産宣告を受けたのだ・・・前半のお城の部がサイレント、後半の旅芸人の部がトーキーと作風が使い分けられています。[投票]
★4壁にぶつかる頭(1959/仏)フランソワは刑務所送りと精神病院監禁の悪循環から逃れようとして、自由への逃走の絶望的な試みを繰り返す。しかし、本当の壁が(自分と周りの)心のなかにあることに気づかない。真実が誰の目にも明らかになる頃にはすでに手遅れなのだった。[投票]
★4カルティキ/悪魔の人喰い生物(1959/伊=米)考古学者の一団が、マヤ文明時代の遺跡の地下にある洞窟の奥で未知の生命体に遭遇する。そこは邪神カルティキに捧げられた祭壇のある場所で湖の深みに通じていた。宝の山に目が眩んで低徊中に不意を衝かれるものの、複数の犠牲者を出しつつ何とか殲滅に成功する。団員の一人の腕に食いついた肉片を、首都の研究所に戻って精密検査した結果、二十億年以上も余喘を保ってきた古代生物の一部であることが判明する。それだけでなく、奇遇にも今年千年ぶりに地球に接近するという彗星の影響を受けて、そのスライム状のものは異常増殖の兆候を示すのだった。一方、腕を溶かされて入院中の男は心身の異変を明らかにする。[投票]
★3パーソナル・ショッパー(2016/仏=独)モウリーンは多忙なセレブのために最先端ファッションの発信地で買い物の代行をする<パーソナル・ショッパー>だ。最近夭折したばかりの双子の兄の死から立ち直れず、彼岸の徴を探し求める。実は兄は霊媒を自称しており、死後は妹のもとを訪れると約束していたのだ。モウリーンは生前の兄が恋人と住んでいた古屋敷で一夜を明かし、死者の霊との交信を試みる。一方、兄の恋人は、家を速やかに売却して人生をやり直すことを願っている。そんなモウリーンのもとにSMSで不審なメッセージが立て続けに送り付けられる。それが現実のものなのか判別つかないまま、応答を続けるうちに、やがて思いもよらない事件に巻き込まれてゆく[投票]
★5スプリット(2016/米)解離性同一性障害のケビンのなかには、すでに23の異なる人格が生きていることが明らかになっている。ただし、24番目の<野獣>の可能性については、長年ケビンを診察してきたフレッチャー女医も確信をもてないでいた。<野獣>に対面したと言い張る別の人格の話によれば、その口にするのも憚られる者は間もなく深い眠りから覚めて、分裂した精神世界の覇者となるのだという。来るべき時に備えて、ケビンは三人の女子高生を誘拐し、地下の密室に監禁する。 [投票]
★4襲い狂う呪い(1965/英)米国人の青年が英国の婚約者のもとを訪ねてくる。片田舎の駅で降り立ったステファンは、早速車を手配するが行先をいうなり断られる。それどころか村人たちはウイットリーの名を口にするだけで話をするのも峻拒する。問題の館は、隕石の落下地点からさほど遠くない村のはずれにあった。何とか自力で辿りつくものの、父親のウイットリー博士から自分が歓迎されていない旨を伝えられる。どうやら外部の目に晒したくない秘密が館の地下にあるらしい。それでも再会を喜ぶスーザンの計らいで母親への面通しを許される。そこで寝たきりの老婦人から娘の身に危険が迫っているので連れ出してくれるように懇願される [more][投票]
★5大恋愛(1969/仏)ピエールは40歳。15年来の結婚生活は平穏無事だがマンネリ気味。しかし、工場主の義父のおかげで主任の役得を享受しているので今更文句はいえない。妻のフローレンスは思慮深く従順で、ブルジョワ家長の思い描く良妻の典型。ある意味出来過ぎで、刺激がないともいえる。ピエールは心の底では、地味なフローレンスでなく幼馴染の奔放なイレーヌやマルティーヌと結ばれていれば自分の人生がどうなったかと悔やまない日はない。そんな時、秘書の見習いに新人の女の子が雇われる。彼女の名前はアニエス。花の盛りの18歳だ。ピエールはたちまち彼女の天衣無縫な可憐さに自分を見失ってしまう。[投票]
★4パリ、恋人たちの影(2015/仏)ピエールとマノンはパリのうらぶれた界隈で暮らすアラフォーのカップルだ。ピエールは長年記録映画の制作にいそしんでいるものの、なかなか芽が出ない。夫の才能を信じて疑わないマノンは、撮影技師として協力しながら、逼迫する家計をやり繰りする。ピエールはそんな妻の貞節を裏切り、編集室の外で知り合った女学生のエリザベスとランデブの約束を取り付ける。やがてピエールはエリザベスのアパルトマンに通いつめるようになるが、そこに肉体関係以上のものを育む余地はなかった。不倫相手の割り切った態度に鬱憤を募らせるエリザベス。ある日、彼女は通りがかりのカフェで、マノンが別の男と逢瀬を重ねている現場を目撃する[投票]
★4デビルズ・キャンディー(2015/米)ヘビメタ野郎で三文絵描きのジェシーは妻子を伴って町はずれの一軒家に移ってくる。妻は職場から遠くなるのが不満だし、年頃の娘も新しい学校への編入に乗り気でない。しかし市中の喧騒から離れた仕事場を探していたジェシーは何とか家族を説得する。割安の物件にはそれなりの理由があった。元の家主が自閉症の息子に殺害されたのだ。ただし、その太り肉の青年が乱心の理由を悪魔の囁きに帰していたのは関係者以外に知られていない。そしてその声は壁の中から聞こえてくる。あの日、青年は夜中にひょっこりと起き出してフライングVギターを大音量で掻き鳴らし始めた。裁判所の調書では、初老の母親に苦情を言われて逆上したことになっていた[投票]
★5山師トマ(1965/仏)第一次大戦末期、独軍の侵攻に備えてパリ市民が避難を始める頃、戦争未亡人のド・ボルム夫人は首都に残留する決意をする。彼女の念頭にあったのは救護部隊を組織することだった。前線から傷痍兵を輸送し、自分の城館を仮設病院として開放するというのだ。しかし軍の上層部は彼女の申し出を丁重に辞退する。折しも少尉の制服を着た謎の青年トマが現れて、夫人の補佐を志願する。彼はまんまと有名な将軍の甥だと身分を偽り、前線の警備を欺くことに成功する。夫人の信頼を勝ち取る一方、娘のアンリエットがトマに人知れず恋をする。ところがトマは戦場で間近な死を体験する誘惑に逆らえず、二人の反対を押し切って敗色濃厚な最前線へ向かう [more][投票]
★5都会の哀愁(1928/米)大都会に出てきたばかりで休日を過ごす相手もいない若い男女が、祭日に訪れた行楽地で邂逅し、互いに惹かれ合い、夏の盛りを共に謳歌する。そんな夢のような一日も終わりに近づき、ついに運命の相手を見つけたと確信を強めていた矢先に、雑踏のなかで離れ離れになり、再会の希望もないまま帰途につく・・・ サイレントからトーキーへの過渡期の作品で、最後のほうだけ吹き込みの対話が交わされます。[投票]
★4恐怖の牝獣(1964/英)富裕層の子息のための全寮制女学校で学ぶジャネットは近頃悪夢に苛まれていた。六年前に発狂して父を惨殺した母の姿が繰り返し夢に現れるのだ。狂気の遺伝を信じる彼女は、母と同様、自分が精神病院に閉じ込められるのではないかと恐れている。生徒の容態を心配するルイザ女史は、ジャネットの財産管理人のヘンリー・バクサーと相談して彼女が自宅療養できるように手配する。ヘンリーに会えると知って欣喜雀躍するが、帰省した彼女を迎えたのはグレイスという名の知らない女だった。ジャネットの面倒を見るために特別にヘンリーに雇われたのだという。その夜からジャネットは館のなかを見知らぬ女性が彷徨う姿を見かけるようになる[投票]
★3ノクトラマ 夜行少年たち(2016/仏)パリの朝。超難関校の優等生から新米の警備員、夢見るような眼差しのカップル、道路清掃の少女、郊外の移民系の少年まで様々な出自の若者たち。地下鉄の乗り換えを繰り返し、高層ビルの谷間を縫うようにして通り抜け、国賓ホテルや内閣の官舎を出入りする。てんでばらばらに行動しているように見えるが、その動作は歯車のように緻密に連動しており、注意深い観察者の警戒心を引き起こさずにはいない。各々の役割を全うした青年たちは擾乱の夜を迎えるために同じ百貨店の建物へ向かう。[投票]
★3未来よ こんにちは(2016/仏=独)60代のナタリはパリの高校で哲学を教えている。子供は二人とも大きくなり、30年来の伴侶のハインツとの仲も良好だ。教職のほかに参考書の執筆に関わり、充実した毎日を送っている。唯一の頭痛の胤といえば、鬱の気があり、度々自殺騒動を起こす頽齢の母ぐらいだった。ある日、夫から若い愛人と一緒に暮らすので離婚したいと告げられる。このまま仕事に家庭にと気兼ねのない余生を過ごすつもりだった彼女にとって、夫の告白は青天の霹靂だった。 折しも、養老院に預けていた母の逝去が相次ぐ。また、長女が初めての出産を迎える。にわかに積年の荷が肩から下されたナタリは、手探りながらも第三の人生を模索し始める[投票]
★5ジェラシー(2013/仏)若い父親のルイはクローディアと恋愛関係になり、自分の子供を儲けたクロティルドを捨てる。ルイとクローディアは共に舞台俳優だが、ルイが順調に役を得ているのに対して、クローディアは舞台に立たなくなって久しい。クローディアはルイを情熱的に愛しているものの、浮気なルイに飽きられるのではないかと恐れている。ある晩、クローディアは親友の紹介でパートの仕事を手配してくれるという魅力的な建築家と知り合い、昵懇の間柄になる。今度はルイがクローディアの移り気に不安を覚える番だった。その間、幼娘のシャルロットは、女誑しの父の左見右見を何の気兼ねもなしに見守っている。[投票]
★4眠りなき街(1953/米)父も同じ所轄に勤めるジョニー・ケリー刑事は自分の職務に意欲を失ってしまっている。妻への愛情は冷え切り、場末の踊り子サリーと二人で西海岸に移住することを夢見るものの、離婚の決断を下せない。一方、ジョニーの煮え切れない態度にしびれを切らしたサリーの心は、いつしか同じキャバレーで働く元恋人のグレッグに傾き始める。ある晩、ジョニーはついに辞職届を提出する。父親は息子の決心を覆すために、最後の夜のパトロールを自分の盟友のジョーと組ませて説得を試みる。しかし汚職検事のビダルに呼びつけられて奇妙な依頼を受けたとき、ジョニーはまだ自分の運命が自らの手中にあるものだとばかり考えていた。[投票]
★4荒野に生きる(1971/米)19世紀初頭、ベテランの罠猟師がハイイログマに襲われて瀕死の重体のまま仲間に置き去りにされる。男は大手の毛皮会社に雇われた一人で、荷を積載した舟を台車に乗せて敵対的な地域を横断する遠征隊の斥候を務めていた。奇跡的な回復を果たす男の念頭にはひとつの考えしかない。自分を見殺しにしただけでなく、使い物にならなくなった馬か何かのように殺害さえ示唆した隊長を見つけ出して思い知らせてやることだった。[投票]