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濡れ鼠さんのあらすじ: 更新順

★4赤の女王は七回殺す(1972/伊)モード写真家として活躍するキティの周囲で、次々と近親者が殺害される事件が起きる。目撃者によれば、犯人は赤いマントを纏った女性で、面影がキティの妹のエヴリンにそっくりなことが判明する。キティは妹が北米に渡航中なので別人に違いないと一蹴するが、妹の身に何が起きたのか口外できない事情があった。事件の概要は不思議にもキティの家系に古くから伝わる伝説に符合しており、彼女は動揺を隠すのに苦労する。家伝によれば、100年おきに<赤の女王>が現れて七人を血祭りにあげる。最後の犠牲者は必ず<黒の女王>になるべきで、それは即ち殺人者の姉妹に他ならない。奇遇にも、幼い頃から仲が険悪だった同家の姉妹の間で、エヴリンは自分を赤の女王に見立てるのを好んでいた[投票]
★4アモク(1972/伊)ヴェニス近郊の私用の島に住む著名な作家のもとに米国人の娘グレタが秘書として雇われる。新しい主人は美しいバイセクシュアルの妻と共に麻薬とセックスに溺れて暮らしていたが、前任の秘書のサリーが跡形もなく姿を消してしまったのだ。人里離れた島の居館には、週ごとの乱痴気騒ぎの客のほかは、主人の目となり耳となる無口のバトラーと、知能が小学生並みの巨躯の漁師ぐらいしか出入りしない。そんな禁断の園に単身乗り込んできたグレタには、新しい雇用主に伏せている秘密があった。同じNYの出版会社に勤めていたサリーと同性愛の関係にあったのだ。行方不明者に関して型通りの聴収しか行わない地元の刑事の忠告に反して、グレタは独力で恋人の身に何が起こったのか探ろうとする [more][投票]
★4映画館の恋(2005/韓国)映画学校で学ぶサンウォンは将来に希望が持てずに塞ぎの虫にとりつかれている。兄の買い物に付き合った帰りに高校時代の仲間の恋人のヨンシルと再会を果たして抃舞するものの、二人の関係の先行きに自信が持てない。映画監督のトンスは、旧友の短編の上映会の帰りに同じ映画館から出てきた主演女優を目にしてたちまち恋に落ちる。実はその友人は、映画学校時代から傑出した才能でトンスの憧憬の的だったのだが、彼女が演じる役柄に自分が思い描く理想の女性像が余すところなく表わされているような気がしたのだった。トンスは、相手の気を引きたいばかりに、友人の作品が自分の実体験に基づいているとうそぶいて見せる。それは、すなはち、サンウォンとヨンシルの心中話に他ならない[投票]
★4あなた自身とあなたのこと(2016/韓国)アラフォーのカップルのヨンスとミンジョンは、飲酒を断ってから互いの間に溝ができてしまったことを痛感している。というのも、禁酒の誓約にもかかわらず、ミンジョンが別の男と飲み歩いている事実が発覚したからだ。自分の非を問い詰められるのに辟易したミンジョンは、当分の間顔を合わせないように強弁を張る。一人残されたヨンスは孤独に耐えきれずに、恋人の面影を追って町を彷徨い歩く。自宅の門前へ押しかければ居留守を使われ、勤務先では取次を拒否されるのだった。その間、ミンジョンは、バーで面識があると言って近づいてくる男たちをとっかえひっかえ試していた。ある者には、実在しない双子の姉妹を名乗り、別の者の前では他人の空似を貫こうとする[投票]
★4夜の海辺でひとり(2017/韓国)落ち目の女優のヨンヒは、妻子のある映画監督との関係のこじれから、息抜きにハンブルグの旧友のもとを訪れる。市内の美しい公園から茫洋とした浜辺まで、あてどない散策を繰り返すうちに、ふと浮かんだのは海外移住の考え。しかし欧州暮らしの長い友人から言下に一笑に付されて、その場にいるはずもない男を心待ちにしている自分を再認するのだった。韓国へ戻ったヨンヒは、季節外れの海辺の保養地で、顔馴染みであると言って近づいてきた映画館の主人の誘いを受ける。彼の伴侶からも暖かい歓待を受けて、ソウル脱出を真剣に考え始めるものの、思い出すのはあの人のことばかり。尻切れトンボになった自分のキャリアのことが頭を離れないのだった。[投票]
★1ゆれる人魚(2015/ポーランド)陸に上がってストリップ・キャバレーに雇われた人食い人魚の姉妹を巡る珍騒動。ポリッシュロック・ミュージカル仕立て。[投票]
★3ロスト・シティZ 失われた黄金都市(2016/米)チャレンジャー教授のモデルの一人であり、インディアナ・ジョーンズの原型とも言われている英国人探検家パーシー・フォーセットの生涯の軌跡を辿る。20世紀初頭に王立地理学会によってアマゾンに派遣されて以来、黄金郷と同一視された古代都市の伝説に取り憑かれて、奥地での危険な探索を幾度となく試みた。愛妻によって不死身だと讃えられた男も、1925年の長男を伴った遠征を最後に消息が途絶える。第一次世界大戦を挟んで、<エル・ドラード>を大航海時代の根も葉もない妄言として退ける当時の通説に真っ向から逆らいながら、いつしか戦乱に荒廃させられた現世からの抜け口を<失われた都市Z>の蜃気楼のうちに求めるようになる[投票]
★4ストレイドッグス 家なき子供たち(2004/アフガニスタン=イラン=仏)タリバン政権崩壊後の首都で路上暮らしを強いられる幼い兄妹の物語。二人の両親は健在だが、父はタリバン側について戦ったために米軍の刑務所に閉じ込められている。母は、父の不在中に再婚したことから不貞の罪を着せられ、獄中で宗教裁判の裁きを待つ身の上だ。毎晩、二人の子供は、戸外の寒さを凌ぐために母のいる牢屋を訪れて、中で一緒に眠らせてくれるように懇願する。しかし、門番のほうも、立場上、そう何度も例外を認めるわけにいかない。兄妹は、母と同様に壁のなかで眠りたいのなら、盗みを働いて自分が囚人になるほかないと助言を受ける。冗談とも本気ともつかない言葉を真に受けた二人は、町へ繰り出し、一体何を盗めば手際よくしょっ引かれるかと、目ぼしい標的を探し始める[投票]
★4灰と土(2004/アフガニスタン=仏)共産党によるクーデターが引き金になって国中を戦火で包み込む内戦が勃発してからどれくらい経ったかわからない頃。人里離れた涸れ谷をトラックの荷台に揺られて運ばれてきた老人と孫が対岸へ向かう分岐点で降りる。二人は国有鉱山への乗り継ぎを求めて橋の袂の検問所を尋ねるが、次の乗合車がいつ通るかわからないとつれない応対を受ける。老人は一度は自力で山を越えようとするものの、すぐに幼い同伴者の足では無理なことを悟る。おまけに、その子は、故郷の村が爆撃を受けたときに聴覚を失い、少し頭がおかしくなっていた。そうでなくても、老人には火急の要件があった。二人は、子供の父親に悪い知らせを伝えにきたのだが、血の気の多い男の反応について最悪の事態を恐れていたのだ[投票]
★3囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件(2012/フィリピン=仏=独=英)Dos Palmas kidnappings(2001.5〜2002.7)の映画化。パラワン島沖のリゾート施設から、イスラム過激派組織アブ・サヤフの一味によって観光客20名が拉致される。この組織はイスラム勢力によるミンダナオ島の奪回を大義に掲げて90年代よりテロ行為を重ねていたが、富裕な観光客の身代金も重要な財源の一部としていた。今回も3名の米国人(映画では仏人1名を加筆)が華僑や現地人と一緒に逗留中のホテルからモーターボートで連れ去られ、500キロ南東のバシラシ島の密林へ強制連行される。ところが軍とテロ団体の間にある根深い不信により、人質解放の交渉は当初から膠着。最終的に最後の一人が救出されるまで一年余りの歳月が流れることになる[投票]
★4グッド・タイム(2017/米)尾羽打ち枯らしたチンピラのコニー(ロバート・パティンソン)は、不首尾に終わった銀行強盗の末に何とか追手を巻くことに成功するが、逃げ遅れた弟のニック (ベニー・サフディ)を警察の手に引き渡してしまう。コニーは知恵遅れの弟の身に何かがあることを恐れて、保釈金を支払うのに年増の愛人(ジェニファー・ジェイソン・リー)に頼る。ところが、頭の弱い娘の判断力を信用しない母親にクレジットカードを停止させられてしまい、必要な金額が集まらず、箸にも棒にも掛からなくなる。そんなとき、ニックが収監先で乱闘に巻き込まれて重症を負ったことを知る。弟が入院中だという病室へ向かう途中で、ベッドで寝たきりの弟を病院から車椅子で運び出すことを思いつく [more][投票]
★5コロンバス(2017/米)韓国系アメリカ人のジンは、著名な建築家の父が発作を起こして昏睡状態になったことで、父が入院中の中西部の町から身動きが取れなくなってしまう。図書館員のケーシーは、モダニズム建築の淵叢として知られるコロンバスの名所を残らず諳んじられるほどの<建築おたく>だったが、薬物中毒から更生中の母の面倒を見るために地元に留まるような親思いの娘だった。母の仕事の送迎の際にジンの姿を見掛けた彼女は、敬愛する建築家の肉親に違いないと直感し、声をかける。長年に渡って父と疎遠だったジンは建築の世界にも冷嘲的だったが、そんなジンに向かって市内の名所を案内することを申し出る。それは土地の記憶を留める建築群の遍歴であると同時に、二人の過去の再訪の旅に他ならない[投票]
★4彷徨える河(2015/コロンビア=ベネズエラ=アルゼンチン)一族をコンロビア軍に皆殺しにされた祈祷師カラマカテは、1909年にT・K・グリューンベルク、1940年にR・E・シュルテスと、ゴムの木に寄生する伝説の薬草ヤクルナ求めてアマゾンの奥地に分け入った欧米人学者の案内を引き受けることを承諾する。前者は重度のマラリアに罹って喫緊の治療薬を必要としており、後者は植民地の主要財源であるゴムの木を襲った風土病に対して効果のある成分をT・K・Gの残した記録からヤクルナに期待していた。天涯孤独の身となってどこの居住地にも属さずにさすらいの人生を余儀なくされていたカラマカテは、客人の手助けをすることにより、密林の亡霊<シュラシャキ>となった自分の運命を逆転できるのではないかと閃きを受ける[投票]
★3シティ・オブ・ゴースト(2017/米)カルテル・ランド』でアカデミー賞にノミネートされた新進気鋭のドキュメンタリー作家の製作・撮影・構成によるラッカの反IS組織「ラッカは静かに虐殺されている」(Raqqa Is Being Slaughtered Silently aka RBSS)の活動の記録。2014年8月に故郷の町を占拠されて以来、命の危険を冒しながらも、有志を募って、シリアの内外から全世界へイスラム国支配の実態を発信しようとする。 [more][投票]
★3蠍の尻尾に関する殺人(1971/伊=スペイン)ギリシア在住の夫が航空機事故で亡くなったとき、英国で別居中のリザは恋人と情事に耽っている最中だった。後日、保険会社から連絡を受けて夫の身に100万ドルの生命保険がかかっており自分が受け取り人に指定されていたことを知らされる。保険金詐欺の疑いで送り込まれた調査員の尾行をかわし、リザは現地の銀行で全額を引き出そうとする。ところが、異国を来訪中の未亡人の動向をこっそり見張っているのは一人だけでなかった。以来、亡夫の元愛人と屈強の用心棒、麻薬中毒の男とスチュワーデスの恋人、仏人美貌リポ−タ−、インターポールの覆面捜査官など一癖も二癖もある面々が入り乱れて、風光明媚な南国の町を舞台に、恐喝、裏切り、連続殺人の幕が切って落とされる[投票]
★5ミークス・カットオフ(2010/米)米墨の開戦前夜に続々とウィラメットバレーへ押し寄せる入植者の道案内を務めた実在の罠猟師ステファン・ミークと、彼にちなんで名づけられたオレゴン・トレイルの枝道<ミークス・カットオフ>("ミークの近道"の意)にまつわる実際の遭難の記録を自由に脚色して映画化。三組の家族が、ベテランのガイドを雇って2週間の予定でオレゴンの高地砂漠を幌馬車で横断しようとする。 [more][投票]
★5ウェンディ&ルーシー(2008/米)愛犬と一緒にぽんこつのアコードで旅する住所不定の女性の身に降りかかった災難の数日間。割のいい缶詰工場の仕事の話を耳に挟んで、女身ひとつでアラスカへ旅立ったウェンディは、オレゴンの小さな町で車が動かなくなって足止めをくらう。ところが、修理工場に車を預けている間に、通りがかりのスーパーで犬の餌を万引きしようとしているところを見つかって小癪な男性店員の手で警察に引き渡される。保釈金を払って、店の前へ引き返す頃には、表につないでいたルーシーの姿が消えてしまっていた。レジ係の娘は、白い車の主によって連れ去られたと言い張るが、同僚によって言下に否定される。ウェンディは手書きのビラを配って必死の捜索を始めるのだが・・・[投票]
★5ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016/米)地平線まで目路遥かに続く鉄道の線路の沿線にあるモンタナの小都市。おちこちに青い山脈が望まれる牧草地、開拓者の夢の跡。女性が新たな役割を求められる時代の四者四様の<独立不羈>の姿。ベテランの弁護士ローラ(ローラ・ダーン)は、労災を理由に元雇用主を訴えようとする男の法律相談だけでなく、傷つけられたエゴの介添え役まで担わされる羽目になる。浮気性の夫と反抗期の娘を持て余しながら、土地の建材で環境に優しい家を建てようとするジーナ(ミシェル・ウィリアムズ)は、開拓時代の学校に使われたという砂岩を譲り受ける過程で持ち主の老人の思い出を踏みにじっている事実に気づかない。 [more][投票]
★4不審者(1951/米)ある晩、二人の警官が不審者の通報を受けてLA郊外の豪邸に呼び出される。家の主は著名なラジオの放送作家。その時間は番組の最中で、若い細君を一人で留守番させていた。闖入者の形跡はなく、その晩は報告書を書いて終わりにする。翌晩、ウェブは、ルーチンを装って一人でスーザンを訪ねる。世間話に花を咲かせるうちに双方とも同郷の出身であることがわかり、二人の間の距離は一気に縮まる様子を見せる。男は地元ではアメフトのスター選手として期待されたものの、今ではしがない巡回警官だ。女は一時ダンサーになることを夢見たが、才能不足を思い知らされ、年の離れた男の求婚を承諾した。スーザンは当初はウェブの誘惑に抵抗を示すものの、じきに彼なしでは生きられなくなる[投票]
★4オクジャ okja(2017/米=韓国)多国籍企業のCEOを務めるルーシー・ミランドは、人権団体の間で評判が悪い先行者が残したイメージを払拭するため、巨大豚の開発を大々的に宣伝して、最も見栄えのよい26匹を世界各地の養育者に預けて品質を競い合わせるように取り計らう。10年後、韓国の山深い里で飼育を任された少女ミジャは<オクジャ>との間に特別な関係を築いていた。ところが委託の期限が過ぎて、各地の巨大豚の回収に現れたミランドの配下から、自分が企業のイメージ戦略に利用されたに過ぎないことを気づかされる。オクジャの奪回のために単身ソウルへ向かったミジャは、道中でミランド企業の悪行を暴こうと企む国際的な動物愛護団体の一味と一緒になり、不本意ながらも彼らの計画に加担してしまう。[投票]