[あらすじ] 忘れられた皇軍(1963/日)
傷痍軍人 徐洛源さんの一日を、元日本軍在日韓国人傷痍軍人会の補償要望活動とともに追う。小松方正はナレーター。日本テレビ製作「ノンフィクション劇場」の一篇(1963年8月16日放送)。第1回ギャラクシー賞(テレビ 教育教養部門)受賞作。28分。Dailymotionで視聴可(2017年現在)。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。
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宴席での喧嘩のシーン、言葉が聞き取れずナレーションも議論の内容をフォローしないのが瑕疵と見えますが、これは技術的なミスや見落としではなく、製作者が(配慮により)意図的に内容までは判らないようにしたものです。
「撮影の間に見聞きした事実の中には、もっとどす黒いものがあった。ここではそれをいうことはできない。しかしただ一つ、この人たちの口からこういう言葉さえしばしば聞かれたのである。「補償がもらえたら、こんな仲間と二度と会うもんか!」ああ! 私にテレビのナレーションをくり返すことを許してほしい。日本人よ、私たちよ、これでいいのだろうか?」(大島渚著「魔と残酷の発想」所収「「忘れられた皇軍」の人たち」より抜粋)
小山明子夫人の美しい感想も書き添えます。「大島はあのとき、一緒に泣いていたと思います」
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