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よだかさんのお気に入りあらすじ

サイコ(1960/米)★5 アリゾナ州フェニックス。不動産屋に勤めるOLマリオン(ジャネット・リー)は恋人のサム(ジョン・ギャビン)と昼休みを利用した情事の余韻に浸っていた。二人は結婚を誓い合ってはいたが、金銭的な問題があって実現出来ないでいる。彼女が事務所に戻ると、そこに社長が取引相手を連れて帰ってくる。4万ドルの取引が成立したのだ。社長にその現金を銀行に預けるように言われたマリオンはしかし、恋人と一緒になるためにそのお金を横領してしまう。そして彼の住むカルフォルニアへと車を走らせる。その途中疲労から車内で仮眠をしたために警官に尋問を受け慌てながらも何とかその場を濁したマリオンはやがて社会と隔絶したかのごとくポツンと聳え立つベイツ・モーテルを見つけ、そこに一泊することにする。そこには年老いた母親と二人暮しの若い管理人ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)がいた… [more] (モモ★ラッチ)[投票(5)]
變臉〈へんめん〉 この櫂に手をそえて(1996/中国)★5 四川地方に伝わる、かぶっている面を瞬時に取り換えながら劇を演じる芸「變臉」。小舟で猿と暮らす老大道芸人(チュウ・シュイ)は「變臉王」と呼ばれるこの芸の第一人者。四川劇の花形役者(チャオ・チーカン)ですら彼の技には敬服するほどである。代々男子だけに受け継がれてきたこの芸の後継者にするため、跡継ぎに恵まれない彼はグーワー(狗娃、チョウ・レンイン)という子を引き取るが、やがてこの子が実は女の子だということが分かり…。[91分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] (Yasu)[投票(2)]
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)★5 2029年、高度なネットワーク化、電脳化、義体化が進む未来社会で犯罪を取り締まる「公安9課」の草薙素子少佐は脳を除く全身のほとんどを機械部品に置き換えたサイボーグ。人間としての自己の確証を得られぬ苦悩を抱きつつも活躍する彼女の前に「人形使い」と呼ばれる正体不明のハッカーが現れる・・・。制作費の3分の1が海外出資によるもので、日本国内以上に海外でのヒットを呼び、全米セルビデオチャート1位を獲得。『AKIRA』と共にジャパニメーションの代表格として知られ、後の『マトリックス』製作の最大のきっかけとなったサイバーパンクSFアニメ。 (HW)[投票(4)]
ブレードランナー(1982/米)★5 環境汚染により酸性雨が絶えず降り続ける近未来の地球、ロサンゼルス。植民惑星で反乱を起こし地球に潜入した4体の惑星開発用のネクサス6型レプリカント(人造人間)と、それを追う「ブレードランナー」デッカード(ハリソン・フォード)との死闘。この映画の完成を待たずして亡くなったSF作家フィリップ・K・ディックの長編小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の映画化。通常の劇場公開版以外に、ビデオ用に一部わずかな修正を加えた完全版、1992年に監督リドリー・スコット自ら不本意であった箇所に修正を加えて再編集し公開された最終版なども存在する。その世界観、映像美が話題を呼び、未だにカルト的な人気を持つSF超大作。 (HW)[投票(6)]
秋菊の物語(1992/中国=香港)★5 あたし秋菊(鞏俐)、赤唐辛子作りの農家の嫁で妊婦です。夫が男の大事な所を村長に蹴られて怪我したので文句言いに行ったら、村長のヤツ相手にしないしぃ。郡のお巡りさんの仲裁にも、村長は謝る代わりにお金バラ撒いて受け取れって言うの。受け取れませんよねそんなお金。県の公安に訴えても結果は同じ「金は払うけど謝んねぇ」一点張りの村長。生まれて初めて泊りがけの旅行して都市にも訴えた(お土産買っちゃった♪)けど、金額が増えただけ。納得できないわ。夫はもうやめろと止めたけど裁判しても負け。上訴しました。村長が嫌いなんじゃなくって、お金はいいからとにかく反省して謝ってほしいんです。そしたらあたし、大晦日に…あたし… [more] (Amandla!)[投票(8)]
活きる(1994/香港=中国)★3 物語は1940年代の中国から始まる。フークイ(福貴、クー・ヨウ)は町でも有数の資産家の若旦那だったが、バクチにのめり込むあまり、ついに家屋敷が人手に渡ってしまった。妻のチアチェン(家珍、コン・リー)は子どもたちを連れて家を出て行ってしまい、フークイは得意の影絵芝居で生活していくようになる。やがて国民党軍の一員として内戦に駆り出され、共産党軍の捕虜になった時も、彼を救ったのは影絵芝居だった。ようやく故郷の町に戻ったフークイは、チアチェンと2人の子ども、娘のフォンシア(鳳霞)・息子のヨウチン(有慶)と再会するが、彼ら家族はそれからさらに困難な時代に立ち向かうことになる…。[141分/カラー/ヴィスタ] [more] (Yasu)[投票(7)]
紅夢(1991/中国=香港)★5 20世紀初頭の中国のある地方の話。頌蓮=スンリェン(鞏俐=コン・リー)は19歳の夏、大学を中退し素封家の第四夫人(四太太=スータイタイ)として嫁ぐ。婚家の屋敷の諸処には巨大な赤い提灯が飾られている。提灯が点された部屋の夫人は、召使いに足裏を小さなバチで叩かれ、その夜大旦那と共に過ごすのがしきたりだった。バチによる心地よい甘美感が足から全身に広がる。だがやがて召使女や夫人たちとの陰湿な欲望・嫉妬・憎悪の渦中にいる自分を見出して憔悴し……。赤い提灯と鈴の音のようなバチの音が支配と確執の象徴的な役割を果たすスタイリッシュな愛憎劇。台湾の出資、香港の製作、東京での現像など諸外国が製作に協力した。ヴェネチア映画祭銀獅子賞を受賞するが『秋菊の物語』(92)の公開まで中国では上映禁止となっていた。原題は『大紅燈籠高高掛』。 (Amandla!)[投票(2)]
鬼が来た!(2000/中国)★5 1945年の冬、日本軍の支配下にある中国・華北地方のとある村。村人のマー・ターサン(馬大三、チアン・ウェン)の家に、突然見知らぬ男が押しかけてきた。“私”としか名乗らないその男は、「しばらく預かれ」と言って2つの麻袋を置いていく。中に入っていたのは、花屋小三郎(香川照之)という日本軍の軍曹と、通訳・トン(ユエン・ティン)だった。「殺せ!」と叫ぶ花屋、「殺さないでくれ!」と哀願するトン、そしてこの二人をどう扱ったものか図りかねる村人たち。しかし、またやって来るはずの“私”が現れないまま時が過ぎるうち、花屋と村人たちの関係は次第に変化を見せていく…。[140分/パートカラー/アメリカンヴィスタ] [more] (Yasu)[投票(21)]
WASABI(2001/仏=日)★2 [ネタバレ?(Y2:N3)] NYの殺し屋じゃないかと思えるほど、危険で凄腕の刑事ユベールは、20年前姿を消した恋人の死を聞いて再びニホンへ。ニホン…そこはショウジとチョウチン、オジキとキモノの古風な国だが、爪の隙間のわずかな土をキョートの土だと分析できる優れたカガクの国。そこには、二百数十億円を三日で使い切る少女がいて、そこの軍隊・防衛庁の情報部は、なぜか犯罪組織「ヤクザ」に潜入捜査をしている。そして役人天国ニホンでは、国庫に入ってもおかしくない「ヤクザ」から没収した二百数十億円のブラックマネーが、潜入捜査官の個人口座に渡り、その娘へと受け継がれていく。この不思議の国ニホンでのユベールの活躍や如何に。 (シーチキン)[投票(7)]
害虫(2002/日)★0 北サチ子(宮崎あおい)は中学一年生。エキセントリックな雰囲気の彼女は、小学校時代の担任、緒方(田辺誠一)と恋愛関係にある。学校になじめず、同級生の様々な噂で気づまりになった彼女は、いつしか不登校に。しかし、自殺未遂の経験を持つサチ子の若い母親(りょう)は、実母なのにその自覚も乏しく、家庭にも居場所は無い。やがて彼女は、町で万引きをして生活する少年(沢木哲)や、中年の路上生活者(石川浩司)と知り合う。彼等と子供じみた悪戯を繰り返すうちに、逆説的に少女らしさをとりもどしていくサチ子。その後、クラスメイトの夏子(蒼井優)の努力もあり、サチ子は学校に戻っていくのだが、しかし……。 [more] (かける)[投票(4)]
COWBOY BEBOP 天国の扉(2001/日)★5 2071年、ハロウィンを目前に控えた火星のハイウェイでタンクローリーが爆発、炎上。多数の死傷者を出すという事件が起きた。この事件をバイオテロによる犯行と断定した火星警察は、事件の首謀者に3億ウーロンという前代未聞の賞金を懸ける。これを聞きつけた賞金稼ぎのビバップ号の面々、スパイク、ジェット、フェイ、エド、アインの4人と1匹は、バラバラに犯人の追跡を開始する。そして、各々の調査を元に、チェリオス・メディカルという製薬会社、さらにヴィンセントという謎の男の存在が明らかになってくる・・・・。 [more] (FreeSize)[投票(4)]
黒猫・白猫(1998/独=仏=ユーゴスラビア)★5 ドナウ川のほとりに暮らす自称天才ギャンブラーのオヤジと純真でじいちゃん孝行なムスコを中心に、ギャング・マフィア・テキヤ・死人・アヒル・ブタ・ヤギ・切り株・ボットン式トイレたちが織りなす、愛とお金と犯罪と音楽と歌と踊り、そして笑いと勇気のぐるぐる絵巻。黒猫が画面を横切れば不吉のしるし、白猫が画面を横切れば幸せがやってくる。2匹揃えばナニが起こる!?・・・エミール・クストリッツァの引退宣言後第1作。主演数人を除き、出演者はほとんどが素人のロマ人(ジプシー)で、彼らは台詞を覚えられず、台本はあってないようなものだったという。とくに主役級のじじい二人は「台詞を覚えて、それを喋る」ことを理解しているかどうかも怪しく、絶対台詞を覚えない。キレた監督が「次に違うこと言ったら殺す!」と叫んだところ、じいさんたちは「わしも1カ月ぐらい前からそうして欲しいと思ってた」と返したとか。 (はしぼそがらす)[投票(28)]
カリガリ博士(1919/独)★5 ふたりの男が並んで腰をかけている。そこに一人の女がフラフラ歩いてくる。美しいがかなり病んでる。視線も定まっていないし動きも異様。どう見てもアヤシイ。そんな彼女を指し示し、男の一人が話しだす。「実はオレ、彼女の婚約者なんだけどね…。」そして、彼らが体験したオソロシイ話が、何もかもが奇妙に歪む不思議な町の映像とともに再現されていく…。サイレントの古典にしてホラーの原型でもあるという狂気の殺人鬼モノ。夜祭り、見せ物小屋、香具師、眠り男、予言、連続殺人、影、おびえる女、拘束衣、精神病院、心の闇、催眠術、古い文献…。本来はもっと短い作品だったが、検閲を恐れた制作者が上記のシーンとエピローグを付け加えさせたとのこと。ドイツ表現主義について→ [more] (tredair)[投票(16)]