直木賞作家佐藤正午の同名小説を映画化。かつては直木賞を獲り天才作家といわれたが、トラブルを起こしてすっかり落ちぶれた津田藤原竜也が再び原稿を書き始め、元担当編集の鳥飼土屋太鳳に見せる。それは彼が富山でしがないドライバーをしている時にたまたま見聞きした謎の一家失踪事件、そして偽札事件、富山で起きたやばい事件のほとんどに関わっていると言われる都市伝説のような裏社会の男、を題材にしたものだ。彼は小説は現実の事実の一つの解釈だと述べるのだが、鳥飼は津田が書いているのはすべて本当のことではないかと思えて仕方がないのだ…(119分)