1998年、マグワイヤ選手のシーズン70号本塁打の記念ボールは「史上最も価値のあるボール」となり約３億円の値がついて落札。2001年10月、ボンズ選手が大リーグ年間最多本塁打記録を更新する73号本塁打を放つ。その記念すべきホームランボールは「空から降ってくる宝くじ」を求める満員のスタンドの混乱の中、一人の男が「捕った！」と近くに居合わせたテレビカメラに掲げた。ところがその直後に別の男が「ボールを最初にキャッチしたのは俺。ボールを盗られた！」と、ボールの所有権を求め「訴えた！」。解決までに要した６００日以上の、裁判をはじめとした一連の狂乱をユーモラスに描いたドキュメンタリー。