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シーチキンさんのあらすじ: 投票数順

★4鬼手(2019/韓国)囲碁×格闘アクションの異色作で『神の一手』(2014)のスピンオフ作。少年の頃、自らを、そして家族をも踏みにじった最強棋士への復讐を胸に、家を出た彼クォン・サンウは、偶々であったホ・イルドキム・ソンギュンによって厳しく鍛えられ、賭け碁の世界に身を投じる。そして師と別れを経てさらに鍛錬を積んだ彼は、師を不遇に追いやり、さらには自らの人生を踏みにじった最強棋士への復讐を果たすべく、裏世界で闘いを始めるのであった…(106分)[投票]
★4マルモイ ことばあつめ(2019/韓国)1942年、日本支配下の朝鮮・京城(ソウルのこと)で拷問死を出した朝鮮語学会事件に着想を得た物語。京城で名門中学に通う息子の学費を稼ぐためにスリなどケチな犯罪に精を出すキム・パンスユ・ヘジンはリュユン・ゲサンの鞄をひったくったことが縁で、彼が代表を務める朝鮮語学会が進める「朝鮮語大辞典」編纂の仕事を手伝うことに。しかし日本政府は朝鮮に対し創氏改名、そして日本語教育の徹底と朝鮮語の使用禁止を課しつつあった。そのような時節柄、朝鮮語辞典の発行は日本への反逆と見なされ、彼らへの弾圧は日増しに強められるのであった…マルモイとは方言も含めた「言葉集め」のことで転じて辞典を指す。(135分)[投票]
★4ボヤンシー 眼差しの向こうに(2019/豪)東南アジアの漁船ではびこる奴隷労働の実態をベースにしたドラマ。カンボジアの貧しい家庭に育った14歳の少年。家族は長兄に期待をかけ、少年は学校にも通わせてもらえず労働力としてしか見なされなかった。そんな境遇に嫌気がさした彼は黙って家を出て国境を越えて工場で働き金を稼ぐことを夢見た。そしてブローカーを頼って国境を越えたが、ブローカーに払う金を持たない彼は、騙されて工場ではなく漁船に乗せられ地獄の様な日々を過ごすことになる…(93分)[投票]
★3グッド・ワイフ(2018/メキシコ)1982年、メキシコを襲った歴史的な経済危機を背景に描く。超高級住宅地区ラスロマスの豪邸で実業家の夫の間に3人の子をもうけて暮らすソフィアイルセ・サラスは、自身の誕生パーティーに気のおけない友人たちを招き一際、優雅な姿で富裕なセレブ妻のコミュニティに女王のように君臨していた。ニュースではペソが暴落し投資家が国外へむき始めたと伝えるようになった頃、証券会社社長を夫にもつアナパウリーナ・ガイタンが近くへ越してきた。垢抜けないアナをソフィアは気にも留めなかったのだが…(100分)[投票]
★4ブレスレット 鏡の中の私(2019/仏=ベルギー)16才を迎えた夏、リーズメリッサ・ゲルスの幼馴染みで親友のフローラがメッタ刺しで殺害された。そしてリーズがその容疑者として逮捕される。リーズは無実を主張し半年後に保釈。そしてリーズが18歳になってフローラ殺害事件の裁判が始まり彼女は被告席に立たされる。リーズの無実を信じる両親ロシュディ・ゼムキアラ・マストロヤンニだが、裁判では何でも親に話す素直な明るい娘というリーズとは、まるで異なる彼女の姿が明らかになっていく…本作の「ブレスレット」とは保釈中の被疑者の行動監視のために足首につけられるGPS付の足輪を指す俗語。(95分)[投票]
★4ブラック アンド ブルー(2019/米)退役軍人のアリシアナオミ・ハリスは、故郷であるルイジアナ州ニューオーリンズに帰り、新たに警官としての道を選んだ。担当している地区は、ハリケーン等で大きな被害をうけ、復興も進まず、著しく治安が悪化し警察も立ち入らないような地域でもあった。ある時、相棒の代わりに夜勤についた彼女は、麻薬課の刑事たちが売人をいきなり射殺した現場を目撃し、口封じのために撃たれる。何とか逃れたものの彼らの策略で地区を支配するギャングからも命を狙われてしまう…「ブルー」とは警官の制服であるシャツの色であり、転じて警官そのものを指す俗語。(108分)[投票]
★3お名前はアドルフ?(2018/独)2010年パリで初演された人気舞台劇をドイツで映画化。ドイツのある夜、幼馴染み同士のベルガー夫妻クリストフ・マリア・ヘルプストカロリーネ・ピータースの家で、妻の弟夫妻フロリアン・ダーヴィト・フィッツヤニナ・ウーゼ、そして子どもの頃に姉弟の家に引き取られ兄弟同然に育ったレネユストゥス・フォン・ドーナニーを招いた素敵なディナーが開かれた。それは楽しい一時のはずだったが、弟が生まれてくる男の子の名前を「アドルフ」にすると言ったことから、気心の知れたはずの彼らの間に思わぬ事態が…(91分)[投票]
★4バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018/独)1970年代、東西ドイツの国境線を手作りの熱気球によって越え東から西へと脱出した家族の実話を映画化。1979年東ドイツ、シュトレルツィク夫妻フリードリヒ・ミュッケカロリーヌ・シュッヘは、絶好の北風が吹く夜に用意した手製の熱気球で西ドイツを目指した。しかしながら国境線を目前にして降下し失敗。悲嘆にくれるが、親友のヴェッツェル夫妻デヴィッド・クロスアリツィア・フォン・リットベルクの協力を得て、再び、そして慎重に気球製作に取りかかる。一方、熱気球の残骸を発見したシュタージのサイデル中佐トーマス・クレッチマンはわずかな遺留品を手がかりに「犯人」の捜査網を絞っていく…(125分) [投票]
★4パブリック 図書館の奇跡(2018/米)記録的な寒波に見舞われたオハイオ州シンシナティでは夜毎、緊急シェルターに入りきれなかった路上生活者の凍死が相次いだ。そんなある日、昼間は公共図書館にずーっと居続けていた路上生活者たちおよそ70人が、閉館時間が過ぎても出て行かず「緊急シェルターが用意されない限り今日は出て行かない。ここにいる。」と言い出した。彼らと顔見知りで真面目な図書館員のグッドソンエミリオ・エステベスは困り果てるが、やがて警察からベテラン交渉人アレック・ボールドウィン、市長選に打って出る気の郡検事クリスチャン・スレーターが駆けつけ、さらには「すわっ、人質篭城事件か」とTV局まで駆けつける騒ぎになってしまい…(119分)[投票]
★4リトル・ジョー(2019/オーストリア=英=独)バイオ企業に引き抜かれたアリスエミリー・ビーチャムは、遺伝子操作によって新種の花をつくり出した。その花の香りは人を幸せな気持ちにさせ、うつ病を防ぐ効果がある。ただその植物を育てるには毎日、話しかけながら水をやらなければならない。企業の命運をかけたその花を発表する博覧会が迫る中、アリスはリトル・ジョーと命名した花を密かに自宅に持ち帰り息子ジョーキット・コナーに育てさせる。やがてアリスとともに開発に携わった助手のクリスベン・ウィショウをはじめ周囲の人々に異変がみられるようになってきて…(105分) [more][投票]
★4グレタ GRETA(2018/アイルランド=米)NYのレストランで働くフランシスクロエ・グレース・モレッツはある日、地下鉄で忘れ物と思しき鞄を見つけ、その持ち主であるグレタイザベル・ユペールの家に届ける。グレタはたいそう、喜んで彼女を歓待し、すっかり仲良くなる二人だが、フランシスはある時、グレタの家で彼女が地下鉄に忘れたはずの鞄とそっくりな鞄が幾つも並んでいるのを見つけてしまい…(98分)[投票]
★5盲目のメロディ〜インド式殺人狂騒曲〜(2018/インド)盲目のピアニスト・アーカーシュアーユシュマーン・クラーナーはロンドンのコンテストを目指し日々、研鑽を積んでいた。ある日、裕福な男から「妻の記念日のサプライズに家でピアノを弾いてくれ」と多額の謝礼をもらい、家を訪れる。妻のシミータブーは驚くがやむなく自宅へあげる。なんとそこには依頼主の死体が転がり、犯人までいるではないか!殺人事件を「目撃」したアーカーシュは家を出ると真っ直ぐ警察へ駆け込むがなんとそこで犯人を目にしてしまう。そう、実は彼は目が…(138分)[投票]
★4一度も撃ってません(2019/日)その男石橋蓮司はかつて純文学の小説を出版した編集者佐藤浩市に今も時おり、作品を渡していた。古臭くてとても出版に値しない小説だが、その内容は「伝説の殺し屋」の仕事と言われる未解決の事件を、実にリアルに事細かく綴ったものだった。そして今日もその男はなじみのバーに顔を出す。そこは裏社会と深くつながった元検事岸部一徳、かつてのミュージカルスター桃井かおりがつどう、如何にもワケありのバーだ。一方、その男の妻大楠道代は、何も話さない夫の行動に「浮気?」を疑ったりするのだった…阪本順治監督が石橋蓮司主演で贈るハードボイルド・コメディだったりする。(100分)[投票]
★2悪の偶像(2019/韓国)知事選出馬を控えた最有力議員ミョンフェハン・ソッキュの息子が飲酒運転で死亡事故を引き起こす。ダメージを最小限に抑えたい彼は息子を自首させる。ひき殺された男の父ジュンシクソル・ギョングは、息子の新妻リョナチョン・ウヒが一緒にいたはずだと、詰め寄る。かくて事故の真相を隠蔽したい加害者の父親と、身重な新妻を気遣う被害者の父親は、事故の唯一の目撃者でもある女性を、それぞれ独自に探し始めるが、彼らの前には不気味な闇が広がっていくのであった…(144分) [投票]
★3CURED キュアード(2017/アイルランド=仏)近未来、感染すると凶暴化し人を襲い、さらに感染を広げるウイルスがパンデミックとなり社会は壊滅的な打撃を受けたものの数年後、治療法が発見され、感染者の75%は回復者<キュアード>となり、収容所から社会へと復帰していった。しかし回復者は感染中の自らの行いについての記憶を保持し、悪夢に苦しむ。また社会は回復者に冷たく、彼らは憎悪と差別にも苦しんだ。そして未回復の感染者の扱いをめぐって、社会と回復者の軋轢は激化していく…(95分) [more][投票]
★4その手に触れるまで(2019/ベルギー=仏)ダルデンヌ兄弟が2019年カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。ベルギーのアラブ系コミュニティで暮らす13歳の少年アメッドイディル・ベン・アディは礼拝へ通ううちに導師の説く過激なイスラム原理主義に感化され厳格な戒律に従い始める。周囲は心配するが、アメッドはかつて彼に丁寧に教えてくれた女性教師を導師が「背教者だ」と呼んだことから、その襲撃まで企てる。そして少年院に送致されたアメッドは農場での研修を受けるのだが…(84分)[投票]
★4コリーニ事件(2019/独)ドイツの現役弁護士でもあるフェルディナント・フォン・シーラッハの同名原作小説を映画化。原作出版後、ドイツはその小説で指摘された法的問題を検討する調査委員会を設置したとも言われる。2001年ベルリン、イタリア人のファブリツィオ・コリーニフランコ・ネロが、ドイツ大手企業経営者のマイヤーを射殺した。新米弁護士のライネンエリアス・ムバレクはコリーニの国選弁護人を引き受けたが、被害者がかつて父と慕い家族同然の間柄であったことを知る。それでも弁護士としての本分を果たそうと、コリーニに向き合うが、彼は殺害事実は認めても動機や被害者との関係も含めて何も語ろうとはしなかった…(123分)[投票]
★4恐竜が教えてくれたこと(2019/オランダ)アンナ・ウォルツのオランダ児童文学の名作「ぼくとテスの秘密の七日間」を映画化。11歳のサムソニー・コープス・ファン・ウッテレンは夏休み、家族と一緒にオランダ北に浮かぶテルスヘリング島を訪れる。近頃サムは、どんな人も動物もいずれは死ぬ!ということに気づいてしまい、家族では父も母も兄もみな先に死ぬだろうから、最後に残る僕は一人でいることに慣れなければ、そのためにこの夏休み、密かに一人で過ごす訓練をするつもりだった。ところが島で母と二人暮らしのちょっと大人びた少女テスヨゼフィン・アーレントセンと出会ったことから彼女のとんでもない計画に巻き込まれてしまい…(84分)[投票]
★3ANNA/アナ(2019/仏=米)リュック・ベッソンがロシア出身のスーパーモデルサッシャ・ルスを主演に抜擢して撮ったアクション。KGBの凄腕暗殺者として養成されたアナサッシャ・ルスは指令に従って次々と任務をこなすが、CIAに目をつけられてしまう…(119分)[投票]
★4ルース・エドガー(2019/米)内戦の絶えないアフリカの小国に生まれ幼い頃から戦場で育ち、アメリカでエイミーナオミ・ワッツピーターティム・ロス夫妻の養子に迎えられ、彼らの献身的な愛情を受けて育ったルースケルヴィン・ハリソンJr.は校長からも期待が寄せられる高校きっての優等生だ。しかしある日、教師であるアフリカ系のウィルソンオクタヴィア・スペンサーはエイミーを呼び出し、ルースのレポートには「意見の対立は銃で解決する」という暴力的な思想が見られ、しかも学校のロッカーに過度の爆発力を持つ違法な花火を持ち込んでいたと告げる…(109分)[投票]