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[あらすじ] 十月(1928/露)

ロシア、1917年2月。(ロシア暦。太陽暦では3月。13日のズレがある。以下表示はロシア暦)。アレクサンドル皇帝の巨大な像が倒されようとしている。ロープを引っ張っているのは、一般大衆、人民だ。2月革命、それはプロレタリアートの最初の勝利だった[帝政の廃止]。臨時政府[ソヴィエト政府]が出来た。が、政府は戦争[第1次大戦]続行を決定。結局、人民の生活は何も変わらなかった。つまり、戦争と飢えだ。だが、皆が待っていた人物が帰国する。4月、フィンランド駅[当時フィンランドはロシア領]に降り立ったのは、レーニンだった。(もう少し有ります)
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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彼は演説する「帝政を倒したのは、労働者と農民だった。その者たちの生活が、何故変わっていないのだ。臨時政府を、私は支持しない。ブルジョアに政権を渡すな。真の社会主義革命を目指そう。」四月テーゼだ。その後、ロシア内政は混乱を極める。7月事変、ケレンスキーの独裁、コルニロフ事件、トロッキーとレーニンの論争。そして、10月25日十月革命[レーニン・ソヴィエト政府]と続いていく。(101分)

原作はアメリカ人記者ジョン・リードの「世界を揺るがした10日間」(1919年発刊。著者は革命を目の前で経験し、後に本書を書くため、当時の広報、新聞、ビラ等の殆んどすべてを蒐集したー本書より。ルポルタージュの古典と言われる)

尚本作品は、米ナショナルボード・オブ・レビューの最優秀外国映画賞を受賞している。

(評価:★4)

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