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[あらすじ] グレート・ワルツ(1938/米)

オーストリア。1845年。のちにワルツ王と呼ばれるヨハン・シュトラウス二世(フェルナン・グラヴェイ)は銀行に勤めていた。が、業務なんてやる気は無く、とうとうクビに。彼は、一途に愛してくれるパン屋の娘ポルディ(ルイーズ・ライナー)の所へ行く。彼女に「曲をもっと作って、友だちを集めて弦楽団を作るんだ」。そして、レストランホールの主人に頼み込み、楽団演奏をする事が出来るようになる。発表の場を持ったのだ。そのレストランに帝国オペラ劇場の歌姫カーラ(ミリザ・コージャス)がたまたま立ち寄る。彼の才能を認めた彼女はホーヘンフリード伯の夜会へ来るようにと言って、立ち去る。(まだ続きます)
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あっさりと去ったので、演奏は続いており、亭主は町の皆にも聞かせてやるよと、窓をすべて大きく開け放つ。町中に曲が流れ、人々は聞き入り、レストランも満員であふれかえる。彼の曲は、人々に愛されたのだ。

そして夜会。彼はワルツを弾き、カーラが歌った。その素晴しさ。クラシックより一段下に見られていたワルツだったが、貴族たちは絶賛する。華々しいデビューだった。彼も彼女も心が一つになった。

が、その後ホーヘンフリード伯がカーラのパトロンであることが発覚。シュトラウスはポルディと結婚する。しかし二人の心は互いを求めていた・・・。

民主化運動が勃興してきたウィーンを舞台に、シュトラウスとカーラとポルディとホーヘンフリード伯の4角関係を軸に、名曲‘ウィーンの森の物語’‘美しき青きドナウ’誕生秘話も絡ませる、105分。

ジュリアン・デュヴィヴィエがハリウッドで撮った初作品。アカデミー撮影賞受賞、助演女優(ミリザ・コージャス:本作の為にウィーンより呼ばれた)、編集賞ノミネート。

(評価:★5)

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