コメンテータ
ランキング
HELP

[あらすじ] ひばり捕物帖 自雷也小判(1958/日)

江戸。夜半。南町番所与力の渡辺宅を御高祖頭巾<おこそずきん>、振り袖姿の岡っ引き阿部川町のお七が訪ねる。大塩(平八郎)騒動の残党を取り調べたい、と云う。この夜更けに、と思ったが、お七が実は老中 阿部伊予守(尾上)の実妹妙姫であることを知っていた渡辺は、伝馬町の牢に案内する。二人を見送った奥方は、路上に懐紙に包まれた、立派な散らし小判の彫り物がある小柄<=小刀>を見つける。(まだ続きます)
KEI

小伝馬町の牢。残党の1人清之助(里見)は、お七と名乗ったその顔を見て驚く。恋人の浪路(花園)だったからだ。当のお七(ひばり)は、小唄の師匠喜代文(喜多川)宅で、家に帰って下さい、いや帰らぬと、阿部家の家来佐々木兵馬(東)と押し問答をしていた。とその時、伝馬町が火事だとの声。その牢。右往左往する喧噪の中で、残党一味が逃げ出し、堀川の舟へと。

翌日、焼け跡を検分する南町奉行 鳥居甲斐守(進藤)。役人たちに、何たる失態!と怒鳴りながら―いや、これは使えるな―とほくそ笑む。早速彼は老中跡部山城守(加賀)と協議する。―お七という名が出ている以上、偽物か本物かは問題ではない。これを使って、伊予守を失墜させるのだ!

一方、本物のお七は女歌舞伎の児雷也役で大当たりを取っていたが、当然ながら役所の追手が掛かる。さて、お七はどうするか?87分。

(評価:★3)

投票

このあらすじを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。