コメンテータ
ランキング
HELP

[あらすじ] 霧の中の風景(1988/仏=ギリシャ=伊)

21時発ドイツ行きの列車を見つめる少女と弟。彼らはここ数日この時間になると駅に現れる。どうやら列車に乗りたいのだが扉を開ける勇気が持てないようだ。両親が離婚をし母親と暮す二人。母は好きだけど打ち解けない理由があった。それで二人は父に会う為に父が住むドイツ行きを試みていた。そして遂に二人は列車に乗り込んでしまった。だが無賃の二人は当然次の駅で降ろされる。母の元へは戻りたくない二人は警察に伯父の住所を教える。しかし、伯父には二人を受け入れる事が出来なかった。とりあえず署に戻り二人は身柄を拘束される。その時、雪が降り出し大人達の動きを止める奇跡が起こった。逃げ出す二人・・・お〜い、何処へ行く〜?
かっきー

二人は歩いて歩いて歩いて・・・。静まり返る夜の町で、二人は遠目に結婚を祝う一行の姿を見る。その直後、目の前で瀕死の馬と遭遇する。冷静に馬を見つめる少女は「死んだ」。弟は泣き始める。遠くの幸せと近くの悲しみ・・・子供達の瞳は目の前の死んだ馬を見つめている。

また、歩いて歩いて歩いて・・・。バスで移動する旅芸人の青年と出会う二人。「町まで送ってあげるよ。」少年は青年に色々訪ねる。「どんな仕事してるの?」少女は疲れた体を横にした。青年は不思議な二人と思うだけで多くは聞かなかった。

また、歩いて歩いて歩いて・・・。ヒッチハイクを覚えた少女がチャレンジする。次はトラックの運転手が二人を運んでくれる。だがこの運転手、勤務中なのにアルコールなんぞ飲みやがって!その後、無知な少女には過酷な運命が待っていた。

また、歩いて歩いて歩いて・・・。二人が目指す先は一体何処なのか?ドイツを目指すはずの二人だったが、伯父の衝撃的な告白により、夢では近くて現実では遠い場所・・・そう、二人は「遠く」を目指すのだった。・・・再会、そしてまた遠くへ・・・。

(評価:★5)

投票

このあらすじを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。