[あらすじ] 無防備都市(1945/伊)
第2次世界大戦末期、イタリアは連合軍に降服し、今まで同盟国であったドイツに占領された。反ナチ解放戦線の幹部マンフレディ技師をはじめ、沢山の脱走者が潜伏する街にドイツ兵達は追跡の手を緩めません。ある下宿先の未亡人ピナの前にルイジと名乗る男がフランチェスコに会いたいと言って現れました。しかし、皆同じ逃亡中の身で会う事もままなりません。そこで彼は「ピエトロ神父を呼んでもらえないか?」とピナに頼みます。夕方5時以降、一般人は外出禁止。でも、身分のハッキリしている神父様なら・・・。夕方6時、補給を待つ500人以上いる同士の為に軍資金運搬を快く引き受ける神父様は橋の上で合言葉‘花の朝’を口笛で吹き始める。
「無防備都市」は地下抵抗運動とそれに関わる市民を撒き込んだ実話をモチーフにした作品です。
少年は言いました。「祈りは時間の無駄、戦う方が男らしい・・・。」この、男らしいという男像は、映画を見終わっても曇の無い眼で答えられるのでしょうか?
逃亡者と、それを匿う人々。そして、神父の使命感に燃える生き様。更に残酷なナチの拷問。極限に死に近い者たちの叫びが鬩ぎう・・・。
おぉ、神よ、何故です?これも我らに与えられた使命と言うならば、私は貴方様のご指示に従います。銃口先の神に向けて、貴方は心の引鉄を引けますか?
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