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水那岐さんのお気に入りあらすじ(2/3)

雪の断章 情熱(1985/日)★3 雪の中を彷徨う少女に帰る家はなかった。力尽き倒れた少女を広瀬雄一(榎本孝明)が救う。そして、7歳のみなし児・伊織(中里真美)は伊那家に引取られた。しかし、その家の住人たちの伊織に対する扱いは酷なものであった。見かねた広瀬は伊織を引取り自分で育てる決心をする。厳しくも暖かく接する家政婦のカネ(河内桃子)が母親代わり。そして親友の津島大介(世良公則)も伊織のよき相談相手である。時は流れ伊織(斉藤由貴)は、北大を目指す17歳になっていた。そして伊那家の次女・佐智子(藤本恭子)も同じ高校で北大を目指していた。原作は佐々木丸美の「雪の断章」(100分/カラー/ビスタサイズ) (ぽんしゅう)[投票(1)]
ビートルジュース(1988/米)★3 二人のスウィート・ホームで幸せに暮らすアダム(アレック・ボールドウィン)とバーバラ(ジーナ・デイビス)。アダムは屋根裏部屋に町の模型を作ることを趣味としていた。そんな二人が不慮の事故に。ずぶ濡れになって帰ってきた家だが、どうも様子がおかしい。なんと、彼らはこの世の人ではなくなっていたのだ。しかもその家からは一歩も出られない。どうすることもできない二人の家に新しい家主が越してくることに。理解できない悪い趣味を持つ家主に呆れるが脅かしても何の効果もなかった。しかも屋根裏部屋からあの世に続く扉が現れる。そこで出会った老婆から「ビートル・ジュース」を呼び出してはいけない」と忠告を受けるが・・・。『バットマン』の名コンビ、ティム・バートンマイケル・キートンが監督と主演。 (ゆう)[投票(2)]
カミーユ・クローデル(1988/仏)★4 「考える人」「地獄の門」で有名な近代彫刻の巨匠ロダン(ジェラール・ドパルデユー)。そのロダンの弟子であり、愛人であった若き美貌のカミ−ユ・クローデル(イザベル・アジャーニ)の生涯を描いた大作。彼女はロダンと共に数々の優れた作品を生み出すが、自分自身の作品がロダンの模倣にしか評価されないことに苛立ちをつのらせる。またロダンは別に女性と同棲しており、別れようともしない。ロダンを愛するがゆえに深まる苦悩は彼女の精神バランスをだんだんと崩していくことに…。 (ことは)[投票(1)]
ラ・ブーム(1980/仏)★3 少女ヴィック(ソフィー・マルソー)は新学期になり、初めてのブームパーティーに参加する。そこでマチュ−と出会い恋に落ちる。両親は共に忙しいかわりに、ひいおばあちゃんのプベットが常にそばにいてくれるので、ヴィックは彼女にいろいろと相談する。そんななか両親はやがて別居してしまう。13歳という多感な少女の心情を等身大に描き、親子の絆、夫婦の絆も細やかに描かれる。主題歌の「愛のファンタジー」が甘く響き渡る、良質のラブロマンス。フランスや日本でも大ヒット。当時15歳のソフィー・マルソーを一躍有名にした記念すべき彼女のデビュー作品。 (ことは)[投票(1)]
陸軍中野学校(1966/日)★3 少尉に任命されたばかりの二郎(雷蔵)は、ある日突然、不思議な口頭試験を受ける。ソレは陸軍内部で秘密裏のウチに作られた、スパイ養成学校「陸軍中野学校」の入学試験であったのだった!そうとは知らぬママ、入学を強制され、その日以来、家に帰ることも許されず、軍事、政治経済、社交術から女体の喜こばせ方に至るまでの厳しい訓練が課せられた。納得できないのは二郎の婚約者(小川真由美)。二郎の行方を探るため、陸軍参謀省にタイピストとして就職する。その事が二人にとって過酷な運命となることも知らずに・・・・ [more] (ボイス母)[投票(2)]
近頃なぜかチャールストン(1981/日)★3 次郎(利重剛)、18歳。お坊ちゃまのプチ不良である。その夜も、暇を持て余し公園をぶらついていた。あっちこっちで、いちゃつくカップル達。次郎も悶々・・・思わず通りがかりの少女を押し倒してしまうが・・・あっけなく御用、強姦未遂で留置所へ。そこには先客がいた。集団無銭飲食で捕まったとういうジイサン、バアサン、オッサン達だ。彼らは自分達を独立国ヤマタイの国民と称し、お互いを総理大臣(小沢栄太郎)、大蔵大臣(千石規子)、文部大臣(殿山泰司)と呼び合っている・・・何と陸軍大臣(田中邦衛)までいる!・・・・8月5日に始まり8月15日に終わる、夏の日の奇想天外爆弾コメディ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
スクリーマーズ(1996/日=カナダ=米)★3 西暦2078年。惑星シリウス6Bでは、新鉱石ベリニウム(エネルギー効率が高いが、致死量の放射線を放つ)を巡り、採掘を強要する巨大企業「NEB」とそれに反発する労働者と科学者の「連合」による戦争が10年も続いていた。…対人用の小型自動殺戮兵器「スクリーマー」を切り札に戦線を維持してきた連合側に、ある日NEBから和平交渉の申し出があり、連合の司令官ヘンドリクスン(ピーター・ウェラー)はNEBの基地へ向かう。だが道中、自軍兵器のはずのスクリーマーから襲撃を受けてしまう。それは独自に進化していた…。『ブレードランナー』のフィリップ・K・ディックの短篇小説「変種第二号」を映画化したSFホラー。(本篇108分) (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(2)]
ラストタンゴ・イン・パリ(1972/伊=仏)★5 晩秋のパリ。人生の絶望観に苛まれた男がいた。自由奔放で虚心のない純粋な女がいた。薄明るいアパルトマンの一室で、二人は出逢う。(ベルトルッチの芸術実験室!)ふとした、いたずら電話をきっかけに、男は若い女を犯してしまう。事後、孤独の海に沈んだかのように、動かぬ二人。お互いの名前も知らせずに、別れる二人。ここから愛の迷宮のドラマが始まる。アパルトマンを出る男。空を見上げる男。枯葉が降る。エッフェル塔がそこには無いパリ。『暗殺の森』に続き、監督ベルトルッチ+撮影ストラーロの名を世界に轟かせた衝撃の性の問題作。怪物的傑作。ベルトルッチの即興演出が楽しめ、暗い内容なので映像苦行のような様相も呈するが、『ラストタンゴ』の悦楽を待て。これを観ずして映画史は語れぬ。だからの206分版がおすすめ! (いくけん)[投票(6)]
シェルタリング・スカイ(1990/英)★5 伝説の作家ポール・ボウルズの小説を、巨匠ベルナルド・ベルトルッチが見事に映像化。ヴィットリオ・ストラーロの撮影も忘れ難い。第二次大戦後、ニューヨークからサハラ砂漠に、3人の旅行者が 訪れた。ポート(ジョン・マルコヴィッチ)とキット(デブラ・ウインガー)の倦怠期を迎えた夫婦と、タナー(キャンベル・スコット)という魅力的な青年だ。ポートとキットは、異国の地で何か新しい感情を発見できるかと彷徨うが、気持ちはすれ違うばかりだった。更に、愛を求めて、ふたりは赤い大地に入り込んで行くが、その代償として、ポートは熱病に倒れてしまう。 (いくけん)[投票(6)]
時計じかけのオレンジ(1971/英)★5 全体主義が支配する近未来のロンドン。暴力、殺人、強盗、レイプ、ドラッグ、あらゆる悪事を心から楽しみ、ベートーヴェンに陶酔する毎日のアレックス(マルコム・マクダウェル)は仲間の裏切りから刑務所へ。真っ当に刑期を終える気などない彼は、政府が考案した新治療法実験に自ら参加してスピード出所、もとの快楽生活に戻ろうとしたのだが・・・人格尊重あるいは暴力礼賛など賛否両論の意見が今も飛び交う異色SF問題作。 (KADAGIO)[投票(5)]
最後の晩餐(1973/仏)★3 シェフのウーゴ、裁判官のフィリップ、パイロットのマルチェロ、実業家のミッシェル。各界のトップに立った4人の友達は週末の休暇を「食の追求」の為に集まった。場所はフィリップの世俗から隔離された別荘。ぞくぞくと搬入される大量の高級食材。毎食ウーゴの作るごちそうに舌鼓をうつ4人であったが、しだいに退屈を覚えてくる。マルチェロの提案で3人の娼婦が集められ、また偶然に1人の女教師が参加する事になる。 8人による、食欲、性欲に満ちた饗宴がはじまった… 実名が役名という変わった設定です。 (トシ)[投票(3)]
稲村ジェーン(1990/日)★1 昭和40年、伝説の大波「稲村ジェーン」を待つ若者たちを描いた、サザンオールスターズの桑田佳祐初監督作品。全編にわたりこれでもかという具合にサザンの音楽で埋め尽されている。同名のサントラ「稲村ジェーン」は、収録曲「真夏の果実」とともに大ヒットしたのだが、ファンの間でも「映画なんて作らずにサントラのみの幻の映画にしておいて欲しかった」と嘆く人もいたと言う、問題作(?) (peacefullife)[投票(5)]
ひかりごけ(1992/日)★3 「一番先に死にたくない。おめえたちに喰われたくないから・・」昭和19年、軍の徴用船「第五清神丸」が極寒の知床で遭難し、4人の男が命からがら近くの洞窟に避難してきた。だが、救助の見込みはなく、食糧がない状況では餓死するのを待つだけだった。やがて男たちは衰弱していき・・・そして遭難から2ヶ月も経ったある日、ひとりの男が奇跡的な生還を果たし、「奇跡の神兵」と称えられた。だが、彼はいったい何を食べて生き延びてきたのか?★実際に起こった事件を元に武田泰淳が発表した『ひかりごけ』を映画化している。moreは実際の事件概要。 [more] (sawa:38)[投票(10)]
Mr.レディ Mr.マダム(1978/仏=伊)★5 ゲイクラブを経営するレナト(ウーゴ・トニャッツイ)は、ゲイでクラブのスターであるアルバン(ミシェル・セロー)と、喧嘩をしながらも平和に暮らしていた。ある日、パリに住んでいるレナトの息子がやって来て、恋人の両親がレナトに会いに来るので、少しの間アルバンに姿を隠してくれという。一時は「ここから出ていくわ!」と怒り心頭のアルバンだったが、落ち着きを取り戻し、おとなしく息子の提案に従う。しかし、彼女には、ある計画があったのだ。パリで大ロングランを記録したジャン・ポワレ作の舞台喜劇の映画化。米国でもリメイク版『バードケージ』が作られた。 (KADAGIO)[投票(2)]
トカレフ(1994/日)★5 主人公は幼稚園バスの運転手。ある日自分が運転するバスで誘拐犯人たちにわが子を奪われる。犯人たちは身代金を奪ったあげく子供まで殺して捨てる。主人公はやり場のない怒りに駆られるがなすすべもなく妻との生活も子供を失った事でおかしくなる。ある日放心状態でわが子の運動会のビデオを観ていたら同じマンションに住む男の姿を見つける。その男が犯人と確信した主人公は彼を追う。 この映画の題材は「復讐」だが本当の映画のテーマは「新しい映画的手法の発見」だろう。極端なまでの「省略」「説明的なものの排除」。この作品から新しい日本映画が始まったまさに革命的な記念作品。以降の監督たちへの影響、映画評論家たちの大絶賛は受けたが「どついたるねん」のようにはヒットしなかった幻の名作。 (ina)[投票(4)]
ウェインズ・ワールド(1992/米)★4 ハロー、ウェイン。ハロー、ガース。♪ウェインズワールド、ウェインズワールド、ソー・エックセレーンット♪今日も親と同居、全然自活できないダメ男二人組が、自宅地下室から自主制作のケーブルテレビでお送りするロック好きのためのスペッシャル・プログラム!番組スタッフもナイスな奴らバッカだし。放送終了後は今夜もクィーンの『ボヘミアン・ラプソディ』に合わせてヘッドバンキングで町に繰り出すぞ!!おぉ、スーパーベイブ(シュィイ〜〜ン)がいるじゃんか。広東語で話しかけてみっか、おぉ、振り向いてくれた!?え?俺達の番組をメジャーで放映したいってオファーが来たぜ。こりゃあ俺達、ついに運が向いてきたかー!? [more] (ボイス母)[投票(8)]
恋は負けない(2000/米)★4 田舎町からNYの大学に来たポール(ジェイソン・ビッグス)は、田舎では人気者だったのに、都会の生活になじめず、友人もいない。寮のルームメイトたちに追い出され、動物病院で動物たちの世話をしながら住み込みで働き始めた。一方、ドーラ(ミーナ・スバーリ)は大学教授(グレッグ・ギニア)と内緒で交際中だが、いつも彼に振り回されている。学費に困りバイトをするがクビになり、途方にくれる。講義でポールと知り合う。最初は変な田舎者と思っていたが、彼の親切にいつしかお互いにほのかな愛情が芽生える。しかしポールに誘われたコンサートに行く途中、彼の元ルームメイトのパーティーに誘われ、睡眠薬を飲まされ、熟睡し、すっぽかしてしまう。 (プロキオン14)[投票(1)]
欲望のあいまいな対象(1977/仏=スペイン)★4 「コンチータという名の女」に夢中になり、さんざんふりまわされる老紳士、ワチウ。金品をプレゼントしたり家族に援助したり家を買い与えたりととにかく尽くし、国境をも越えて彼女を追いかける。けれども、マチウの懸命の努力にも関わらず、「コンチータという名の女」は彼をさんざん挑発しつつも最終的には彼を徹底的に拒絶し続ける…。ブニュエル曰わく「欲望のあいまいな対象とは女性でも性でも精神でもなく、彼の欲求不満である。それが彼の欲望をより刺激するのだ。」この映画は(ブニュエルによると徹底的に計算しつくしたらしい)配役の妙味に最大のおもしろさがあるので、よーく注意して見てください。104分。 (tredair)[投票(6)]
キッズ・リターン Kids Return(1996/日)★4 いつの時代かと言われるとちょっと困るような設定の、どうやら下町。高校生のマサルとシンジは今日も仲良くバカばっか。どっちかと言うと兄貴分のマサル、一見おとなしそうなシンジ。周りには漫才師を目指すコンビや喫茶店の女にいれあげてる奴、どうしようもないダメダメ不良グループなんかもいて、みんなそれなりに青春している。でも、本当にやりたいことはみつからないマサルとシンジ。なんだかプスプスくすぶりっぱなしの日々。そんなある日、ひょんなことをきっかけにふたりはボクシングと出会い、ジムに通いはじめるが…。北野武の映画らしく、ちゃんといつもの「スネに傷を持つ人々」も登場する108分。 (tredair)[投票(5)]
アイコ十六歳(1983/日)★5 自主映画監督の今関あきよしの35ミリ映画デビュウー作。また主演の富田靖子のデビュウー作でもある。名古屋の女子高生のみずみずしい学校生活を微妙な女の子の心理を表現しながら描いている。「リアル」さと「エンターテイメント」と「明るい時代」がいかにも80年代の青春映画だ。 (ina)[投票(1)]