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Amandla!さんのお気に入りあらすじ

十二人の怒れる男(1957/米)★4 以下の解説に挙げるものは、あらすじではありません。(TMさんの簡潔かつ印象的なあらすじで「十二分に」尽きているかと思います。)以下は十二人の「怒れる男」の簡潔な人物紹介で、一度本作をご覧になった方を想定して書いています。未見の方は、十二人の個性を発見しながら観ていくのも楽しみの一つだと思いますのでご覧にならないほうがよいかと思います。必要最小限の情報を除いて、なるべく主観的な判断を挟まないように書いています。(とはいえ、決めつけと偏見が介在してしまうのは避けられませんが…)事実関係の誤認がありましたら、お知らせいただけると幸いです。 [more] (グラント・リー・バッファロー)[投票(18)]
ビリケン(1996/日)★3 ベベン!大阪は新世界にそびえたちまするわ通天閣!!オリンピック誘致に必死な大阪人達は新世界を再開発、通天閣をブチ壊そうやないか何て話してましたんや。でも、そんなん困る!困るでぇ!!と通天閣の社員達はあの手この手で開発阻止をする為、人気を復活させる企画を考えるがどれもこれも冴えないんや、これがまた。んなある日、ひょんなことから物置に置かれてたビリケンさん(杉本哲太)という幸運の神様の像を見つけ、塔のPRに使いはじめると、願い事が叶う!!と大好評。しかし実の所、願い事は、久々の出番に大はりきり!なビリケンさんの影ながらの努力によるものやったんや・・・なのに!なのに、だんだんと無理がでてきて願いを叶えられなくなったビリケンさんは次第に人気を失い、ついに像は捨てられてしまう事に・・・ [more] (奈美)[投票(5)]
ロッタちゃん・はじめてのおつかい(1993/スウェーデン)★4 セーターがちくちくしてやだっていってるのに、ママったらちっともわかってくれない。だからおうちをでるの。ひとりのせいかつってすばらしい。よるになってくらくなってもちっともさびしくなんかないんだから…ロッタちゃんのお引っ越し、などロッタちゃんとまわりの人たちの小さな愛おしいお話を集めて…。 (TM)[投票(8)]
クリスチーネ・F(1981/独)★4  クリスチーネ・ヴェラ・Fの手記「私たち、動物園駅の子供たち」の映画化。ベルリンに住むクリスチーナの母は愛人に夢中。妹は離婚した父親のところへ。そしてクリスチーネは、ボウイと、クラブ「サウンド」に入りびたる女の子。そう。彼女は13歳にして、売春婦で、麻薬中毒者だった。映画は物語的な手記よりも、意図的にドキュメント風として撮られ、ドラマを排したベルリンの子供たちを映しつづける。ボウィーの「ヒーローズ」が流れるところで、深夜の街を走り抜ける彼女達。そしてエンド・タイトルという流れは、この音楽がまさしくこの映画のためにあるようにはまる。この映画は、死んでしまった動物園駅の子供たちに捧げられている。 (ALPACA)[投票(2)]
テラコッタ・ウォリア/秦俑(1989/香港)★5 秦の皇帝に仕えた将軍チャン・イーモウが、不老長寿の薬を探しに行くために船に乗せられる乙女コン・リーと恋に落ちる。しかし、この恋は皇帝の怒りに触れ、将軍は生きながら、粘土に塗り込められて兵馬俑として王墓に葬られる。引き裂かれる二人。しかし、二人は再び生まれ変わり、いつの日にか結ばれる事を願う。 そして、数千年。乙女は「売れない女優」として生まれ変わり、映画ロケで運命の街「西安」へ。彼女の来訪を察知し、王墓から甦る将軍。しかし、乙女は生まれ変わったモノの、前世の記憶もヘッタクレも残って無くて、ただの「ビッチ」!再会したモノの二人の恋は無茶苦茶前途多難。そもそもこの恋は成り立つのか?彼女は逃げ回っているぞ!嫌がってるんじゃないか!?ソレってセクハラ?チャン・イーモウが体を張ってカンフーやって笑いを取ります。骨折&大やけどのオマケも付いた、「隠れたチャン・イーモウの代表作」 (ボイス母)[投票(4)]
しとやかな獣(1962/日)★4 ある、アパートの一室。そこに暮らす元・軍人(雄之助)一家。コソコソと部屋を模様替えチュウ。だって、息子が会社の金を横領したからって、社長がもうすぐ怒鳴り込みに来るんだもの。横領した金で買った家具調度類家電製品は隠さなくっちゃね♪社長は自分の事務所のタレントと経理担当女子社員(若尾)を伴って、アパートに乗り込んで来た。元・軍人の父は「息子に限ってそんな事をするはずがゴザイマセン!見ての通り、我が家は私の事業の失敗で困窮しておりますです」と弁舌も爽やかに言い訳する。ところが、この横領事件の真の黒幕は、この怒鳴り込んできた社長の背後に控える「一見大人しく人に好印象を与える楚々とした美人」!彼女こそが奸計をめぐらし、男達を破滅に導く「悪の親玉」であったのだった!!彼女の野望と彼女を巡る男達の肉欲が団地の窓を背景にスパークする、日本高度成長期を代表する作品。 [more] (ボイス母)[投票(4)]
カルメン故郷に帰る(1951/日)★4 「聞いたか、東京へ家出して“リリー・カルメン”とか言う名でダンサーになった、きん(高峰秀子)がここ信州に帰ってきたとよ」「おまけに仲間のダンサー(小林トシ子)まで連れて」「故郷に錦を飾ったてなわけかい」「しかし出迎えた校長先生(笠智衆)はド派手な格好の二人に腰を抜かしたらしいぞ」「しかも、ダンサーはダンサーでも、実は裸踊りだと言うでねえか」「東京では裸踊りでなくストリップと言うんじゃ」「村の若いもんが変に影響されんか心配じゃのう」「しかし裸踊りも面白そうじゃ」「ひとつ見にいってみるべえか」「おお、そうするだ」。[86分/カラー/スタンダード] [more] (Yasu)[投票(11)]
ジーザス・クライスト・スーパースター(1973/米)★5 灼熱のケナブ砂漠の足場の築かれた廃墟に1台のおんぼろバスがやって来た。停まったバスから降りて来た50人の若者達は衣装を着け始める。バスの屋根にくくりつけられた小道具の十字架が降ろされる。沈鬱な表情の長髪のテキサス人(テッド・ニーリー)が主役のイエス・キリストを演じるらしい。そして岩山の頂上で苦悩するユダ(カール・アンダーソン)の絶叫調のシャウトでイエスの最後の7日間の物語が幕を切って落とされた…。アンドリュー・ロイド・ウェーバーが地方公演でムーヴを起こし遂にはブロードウェイで公演されたロック・ミュージカル。ノーマン・ジュイソンは『屋根の上のバイオリン弾き』撮影中のユーゴでレコードを聞いて映画化権をとりつけた。 (けにろん)[投票(2)]
ヒア・マイ・ソング(1991/英=アイルランド)★4 イギリス・リバプールの小さなミュージックホール。若きコンサートプロモーターのミッキーは、脱税で現在はお尋ね者の幻のオペラ歌手、ジョゼフ・ロックの復活コンサートを企画する。けれども当日やって来たロックはニセモノで、そのために、彼は仕事もプライドも恋人も失ってしまう。本物のロックを探すため、そして失った全てを取り戻すため、ミッキーは故郷のアイルランドへあてどない旅に出る…。 [more] (tredair)[投票(3)]
野ばら(1957/オーストリア)★3 東側から、ドナウ川伝いにたったひとりで亡命してきた少年。ひとりぼっちの彼を元・船長のおじいさんが引き取り、育ててくれる。 ところがこの亡命少年、天使の歌声の持ち主。ソレに気づいた元・船長、彼を歴史ある名門のウィーン少年合唱団に入団させるために大ハッスル。自転車2ケツでウィーンに乗り込み、合唱団本部に直談判!いくら才能があっても試験も受けずに「入れてくれ!」は無いだろう?そんな強行突破は許されるのか? アルプスの美しい雄大な自然をバックに、半ズボンの天使の声を持つ少年達が楽しそうに群れ遊び、愛と友情を歌い上げる。邪悪なモノのカケラもない。健康的で優良な音楽劇。当時のリアルの合唱団員が登場しているのが、見所。 (ボイス母)[投票(3)]