コメンテータ
ランキング
HELP

ルッコラさんの人気あらすじ: 更新順(1/1)

人気あらすじ投票者
★5山猫(1963/伊)ジュゼッペ・トマージ・デ・ランペドゥーサの原作を映画化。19世紀後半のイタリア統一戦争時代(『夏の嵐』と同時代)。シチリアのサリーナ公爵ドン・ファブリツィオ(バート・ランカスター)を中心に貴族社会の栄華と没落を描く歴史絵巻。後半、公爵と甥であるタンクレディ(アラン・ドロン)の婚約者アンジェリカ(クラウディア・カルディナーレ)が踊る名高い舞踏会シーンは豪華絢爛。 1963年カンヌ映画祭グラン・プリ。 3時間25分(1964年公開時は2時間41分) [more]週一本, ジェリー, りかちゅ[投票(3)]
★5ベニスに死す(1971/伊)1911年の夏。ドイツの高名な作曲家アッシェンバッハ(ダーク・ボガード)は静養のためベニスを訪れる。滞在先のホテルにはポーランドの貴婦人(シルバーナ・マンガーノ)の一行が宿泊していた。アッシェンバッハは、貴婦人の子息タジオ(ビョルン・アンドレセン)のこの世のものとは思えない美しさに心を奪われる。苦悩しながらも、タジオ少年の美に魅せられてその姿を追い求めるアッシェンバッハ。だがベニスの街には疫病が忍び寄ってきていた。グスタフ・マーラーをモデルにしたとされるトーマス・マンの中編小説を映画化 2時間11分 1971年カンヌ映画祭25周年記念特別賞 [more]マカロン, tip60, moot, Ribotほか7 名[投票(7)]
★3フェリーニのアマルコルド(1974/仏=伊)タイトルの「アマルコルド」とはフェリーニの故郷イタリア・リミニ地方の、既に死語になっている方語で“エム・エルコルド(私は覚えている)”が訛ったもの。文字どおりフェリーニの少年時代の「特別な一年」をユーモラスかつノスタルジックに描く。フェリーニが1920年生まれなので第二次世界大戦直前の1935年。北イタリアの港町に暮らす15歳の少年チッタの春夏秋冬をニーノ・ロータのメロディにのせ温かくスケッチした作品。子守歌に聞こえてくるけど眠ってしまうと素晴らしいシーンを見逃してしまいます。その美術は『フェリーニのローマ』に続いてダニーロ・ドナーティが担当。 2時間4分 1974年アカデミー外国語映画賞受賞 [more]週一本, モノリス砥石, トシ, uyo[投票(4)]
★4アデルの恋の物語(1975/仏)19世紀フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの次女アデル(イザベル・アジャーニ)は、一家で亡命中のガーンジー島で恋仲になったピンソン中尉(ブルース・ロビンソン)を追って、彼の赴任先であるカナダのハリファクスまで単身やってくる。しかし彼の心は既にアデルから離れていた。それでも初恋の相手を諦めきれないアデルの想いは・・・ ひたむきなアデルを熱演した当時20歳のアジャーニはこの作品で一躍国際的女優になった。 1時間37分 [more]ことは, じぇる[投票(2)]
★4地獄に堕ちた勇者ども(1969/伊=独=スイス)第二次世界大戦直前のドイツ。ルール地方に君臨する鉄鋼財閥一族で繰り広げられる陰謀を描く。『ベニスに死す』、『ルードウィヒ』と続く「ドイツ三部作」の第一作で、後期ビスコンティの幕開けとなった記念すべき作品。「恐ろしい時代のことを知らない若い人のために、この映画はもっと早く作られるべきだった。」との監督自身の言葉とは裏腹に、三島由紀夫、澁澤龍彦も絶賛の悪魔的魅力を放つ傑作となった。 2時間34分ルクレ, KADAGIO, モモ★ラッチ[投票(3)]
★3王女メディア(1970/伊)半人半馬の賢者ケンタウロスに育てられたイアソンは、叔父ぺリアスから “金の巻き毛の牡羊の皮”を奪ってくれば王位を返すと持ち掛けられる。イアソンはギリシャ中から英雄たちを集め、アルゴー船に乗り冒険の旅に出る。目的地コルキス国では悪名高い王アイエテスと、その王女で魔術を操るメディアによって金毛羊皮が守られていた。エウリピデスのギリシャ悲劇「メディア」を題材に世紀のオペラ歌手マリア・カラスを主演に迎えてピエル・パオロ・パゾリーニ監督が映画化。1時間50分 [more]りかちゅ, いくけん[投票(2)]
★5ルードウィヒ 神々の黄昏(1972/独=仏=伊)1864年ルードウィヒ2世(ヘルムート・バーガー)がバイエルン国王に即位した。若く美しい王は政治に関心を示さず、心酔する作曲家リヒァルト・ワーグナー(トレバー・ハワード)を招き援助することに情熱を傾ける。ルードウィヒが唯一心を許す従姉オーストリア皇妃エリザベート(ロミー・シュナイダー)は彼に国王としての責務を果たすよう諭し、妹ソフィ(ソニア・ペトロヴァ)との婚約を薦める。しかしワーグナーがコジマ(シルバーナ・マンガーノ)とのスキャンダルでミュンヘンを追われると、ルードウィヒはリンダーホーフ、ヘレンキムゼー、ノイシュヴァンシュタインの築城に国費をつぎ込んでしまう。3時間4分(完全版4時間)りかちゅ, KADAGIO, uyo[投票(3)]
★5ファニーとアレクサンデル(1982/独=仏=スウェーデン)世界的名匠イングマール・ベルイマン監督の最後の劇場用映画(当時64歳での引退宣言)。集大成にふさわしい大作で、 エピローグ、第一部「エクダール家のクリスマス」、第二部「亡霊」、第三部「崩壊」、第四部「夏の出来事」、第五部「悪魔たち」、プロローグからなる構成。欧米で公開された劇場版は3時間8分だったが、日本では岩波ホールで5時間全編が一挙上映された。(スウェーデン本国ではテレビ放映) 1907年のクリスマスからの2年間。スウェーデンの大学街で暮らし、劇場主も営むある家族の人間模様を、鋭い感受性を持つ少年アレクサンデル(ファニーは妹)の目を通して描く。 5時間11分 1983年アカデミー外国語映画賞 [more]24, もしもし, tredair, いくけん[投票(4)]
★41999年の夏休み(1988/日)1999年の夏休み。森に囲まれた全寮制の学院に和彦(大寶智子)、直人(中野みゆき)、則夫(水原里絵 *現在の深津絵里)の三人だけが残される。そこへ季節はずれの転入生、薫(宮島依里)が現れる。驚く三人。薫は湖に身を投げた悠という少年に生き写しだった。中でも和彦は動揺を隠せなかった。悠からの手紙が彼のもとへ届いていたのだった。萩尾望都の名作漫画「トーマの心臓」をモチーフに独自の世界を映像化。また少年役を少女が演じて話題となった作品。(和彦(佐々木望)、直人(村田博美)、薫(高山みなみ)の声は吹き替え) 1時間30分ことは, セネダ[投票(2)]
★4奇跡(1955/デンマーク)1930年頃のデンマーク。白夜の村で農場を営むボーエン一家 〜信仰心厚い老家長モルテンと三人の息子(無神論者の長男ミケル、自らをキリストと思い込む次男ヨハネス、対立する宗派の仕立屋の娘に恋する三男アーナス)そして、家族の皆に愛を注ぐ長男ミケルの身重の妻インガとその娘達〜 に起こる試練。誰もが信じられなくなった『奇跡』は、果たして訪れるのだろうか? ナチスに命を奪われたカイ・ムンク牧師の戯曲「言葉」をもとに白黒映画を完成させたといわれるカール・テホ・ドライエルが監督。 2時間6分 1955年ベネチア映画祭グランプリ。 モノクロtredair, いくけん, ガブリエルアン・カットグラ[投票(3)]
★4ブラザー・サン シスター・ムーン(1972/伊)13世紀イタリア・アッシジの聖フランチェスコの若き日を描く。十字軍に参加した裕福な商家の息子ジョバンニ(聖フランチェスコ グラハム・フォークナー )は戦争の酷さを目の当たりにする。故郷に帰った彼は、放蕩三昧の生活を捨てて自然の中で万物すべてを兄弟姉妹として生きようとする。クレア(聖キアラ  ジュディ・バウカー )をはじめとする若い友は、次第に彼の生き方に共鳴し信仰の道へと入る。しかし権威を振りかざす教会は清貧な彼らを異端視するのだった。ジョットーの宗教画より瑞々しく美しい映像、「現代の吟遊詩人」ドノバンの印象的な音楽とともに、豪華な脚本家たちにも驚き。2時間1分 [more]tredair, Kavalier[投票(2)]
★3アポロンの地獄(1967/伊)プロローグとエピローグは現代イタリア。〜アポロンの不吉な神託を受けたコリントの王子オイディプス(フランコ・チッティ )は、予言の実現を避けるため、国を捨て放浪の旅に出る。だが旅の途中に出会った横柄な一団に怒ったオイディプスは彼らを殺してしまう。やがて辿り着いた国テーベでは王をなくしたばかりの王妃イオカステ(シルバーナ・マンガーノ )が半身半獣のスフィンクスに悩まされていた。スフィンクス退治に成功したオイディプスは英雄となりテーベ王として迎えられるが・・ 古代ギリシャ演劇の名作であるソフォクレスの古典を、鬼才ピエル・パオロ・パゾリーニ監督が新たな解釈で映画化。1時間44分 [more]いくけん[投票(1)]
★3エコエコアザラク III(1997/日)今やNo.1ホラー女優となった佐伯日菜子が、好評だったTVシリーズに引き続き2代目“黒井ミサ”を演じる。古賀新一原作オカルト・コミックの、(最高の適役を得て決定版となるはずだった)劇場用第三作。 黒魔術を操る少女、黒井ミサはある殺人事件から時の狭間に棲む怪物ラルヴァを見つける。何者かが邪悪な儀式を行っていることを調べるため、ミサは一人、名門女子校である聖セイレム学院の演劇部に潜入するが・・ 佐藤嗣麻子監督のスタイリッシュな前2作とは趣向が変わり、クトゥルー神話を題材に、中世錬金術の人工生命ホムンクルスの採り入れ、三輪ひとみ等のキャストも含めてカルト的な作品となった。GAGA−円谷映像 1時間33分uyo, いくけん[投票(2)]
★4イノセント(1975/伊)19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したデカダン作家ガブリエレ・ダヌンツィオの原作を映画化。ルキノ・ビスコンティ監督の遺作となった(1976年3月17日永眠。享年69歳)。主役のヘルミル伯爵夫妻には当初アラン・ドロンロミー・シュナイダー(あるいはシャーロット・ランプリング)が企画されたが、結局イタリア俳優・女優の配役での実現となった。 2時間9分 [more]tredair[投票(1)]