[あらすじ] 善魔(1951/日)
善が悪に勝つには、善にも魔性のようなものがなくてはならない。
いわく“善魔”。〜〜〜新聞社の部長:中沼義生(森雅之)は、
政治家:北浦剛(千田是也)の妻:北浦伊都子(淡島千景)が失踪した、
とのスキャンダル情報を受け、ある胸騒ぎを感じつつ、
部下の記者:三国連太郎(三國連太郎)に取材に行かせる。三国は、
伊都子の実家のある軽井沢を訪ねるが、そこには伊都子の父:鳥羽
了遠(笠智衆)と療養中の妹:鳥羽三香子
(桂木洋子)が
いた。話を聞くとどうも伊都子は静岡の友人
小藤鈴江(小林トシ子)の元にいるらしい・・・。[松竹大船]。俳優:三國連太郎デビューのいきさつと芸名→
「風狂に生きる」(三國連太郎・梁石日/岩波書店)より〜
三国 「・・・昭和26年の12月の半ば頃だったと思います。いまは高速道路になっています が、昔は三十軒堀とか呼ばれる運河でして、その堀に沿って築地警察のほうへあても なく歩いて行きましたらいきなり声をかけられた。それが小出という松竹のプロ デューサーで、木下恵介さんが映画を撮るんだが、主役の岡田英次さんとい う俳優さんがレッドパージで出られなくなっちゃって、ボツにしようという会議がい ままさに終わったあとだったらしいんです。そこでぼくに、テストを受ける気はない か、と誘われたのが 始まりなんです」
芸名について、
「ぼくは本名が佐藤正雄というんですけれど、本名のままでは売りにくいという宣伝 部の意見がありまして、・・・・・岸田先生が 役名でやったらいいんじゃないかとおっしゃってくれたんです。」
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