「タイガー・ランド」、そこはアメリカの中のベトナムといわれているところ。日に日に戦況が悪化してゆく中、ベトナムに送られる若い兵士が、激しい戦闘訓練を繰り返していた。 二等兵バズ（コリン・ファレル）は、「立派な兵士になるための訓練」のなかで、「なぜ、同じ人間同士が殺しあわなければいけないのか！」と人間らしさを貫いた。上官の命令にそむき、たびたびトラブルをくりかえす。部隊の小隊長マイキーも反抗的なバズに手を焼いていたが、ある日、バズの態度に怒った上官が、リーダーの責任としてマイキーをバズの代わりに虐待し、ケガを負わせた。傷ついたマイキーは耐えられなくなり、脱走をしようとするが…。