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のこのこさんのあらすじ: 更新順

★5夜(1961/伊)モノクロの都会。降りていくエレベーターのカットにクレジットがあらわれ物語が始まる。倦怠期の夫婦が共通の友人を見舞う。じっと彼を見つめる妻ジャンヌ・モローと友人をなぐさめる夫であり作家マルチェロ・マストロヤンニは見舞いの後、別行動にでる。あてもなく街をさまよい妻は何を探しているのか? 日は暮れて夜のパーティに出かける二人。妻は独り黙ってパーティの喧騒を静かに見つめ、夫は魅惑的なモニカ・ヴィッティと心通わせる。たった一晩の夜会に人生がにじみだす。愛の不毛を描かせれば右に出るものはないミケランジェロ・アントニオーニが映し出す、とある夫婦の行方とは。[投票]
★1恋空(2007/日)携帯手放せない女子高生の美嘉。そんなアタシの高校1年の運命的な彼・・・ヒロとの出会いがあったの。 ヤバイほどホストっぽいヒロとの純愛。 でも運命ってヒドイの。あり得ないくらいヤバイ初体験のあと、ヒロの元カノから信じられない仕打ち。 でもヒロがワタシを救ってくれたの。 ヒロ、ヒロ、大好きだよ・・・。 いつでも側にいてくれたのは誰? つらい時、悲しい時、寂しい時側にいてくれたのは誰? ヒロ、ヒロ、、美嘉は今から、会いに行くよ。待っていてね。 愛しているよ。 ・・・・魔法のiらんどで連載しスターツ出版から出版され、上下合わせて100万部を超えるベストセラーの映画版。 映画もヤバイほど大ヒット40億円越え。これこそまさにヤバイって感じ? [more][投票(2)]
★5そして、ひと粒のひかり(2003/米=コロンビア)南米コロンビア。私生児を育てる無職姉と働かない母の女所帯の家族。それを17歳のマリアC・サンディーノ・モレノは支えて、仕事も過酷な単純作業の連続。その境遇の中マリアは耐え続ける日々を続けていた。突然、彼女に一攫千金の幸運が訪れるが、それ麻薬の運び人の仕事だった。米国移民J・マーストンが自ら追跡調査を続け南米からの移民の一部である”元運び屋”達の女性達リサーチの末に生まれた真実の物語のひとかけらがこの作品。マリアは”ラマ”と呼ばれる仕事で命を掛ける。彼女のたどり着く運命の果ては?2004年度ベルリン映画祭で主演女優賞、各国の映画祭で絶賛された"一粒"の女性の物語である。[投票]
★4マイアミ・ラプソディー(1995/米)デビッド・フランケル監督がウディ・アレンの作風をなぞったとも言える笑ってホロする複雑系コメディ。グェインサラ・ジェシカ・パーカーはTV業界で派手やかに成功に向けて頑張る、いわゆるワーキング・ガール。堅実な婚約者マットギル・ベロウズと関係を上手く持ちたい反面、どこかしら結婚に臆病になりがち。母ニナミア・ファローがいい年こいて若い男アントニオ・バンデラスと恋愛中だと知らせれてショックを受ける。本当の自分って?結婚って?悩むグゥイン。そこへ母の恋人アントニオ・バンデラスと思わず出会って語り合ってしまううちに・・。[投票]
★0ニュースの天才(2003/米=カナダ)米国大統領専用機に必ず常備され格式高い雑誌「THE NEW REPUBLIC」。そこで働く若干25才で人気記者となった主人公グラスヘイデン・クリステンセンの”ある記事”が引き金に98年に起きた実話に基づく衝撃作。グラスのすっぱ抜き記事にフォーブス社のやり手記者スティーヴ・ザーンが抜かれた!と、同時に記事を調べ上げるが・・・。TNR新編集長のチャックピーター・サースガードが雑誌に掲載されたグラスの記事の調査を始めるが・・・。 [more][投票(1)]
★0モンスター(2003/米=独)実在した全米初の女性連続殺人犯であり死刑執行を受けた元売春婦アイリーン・ウォーノスの”その日々”を克明に追う。主演は本作で数々の賞レースを総なめした美人女優シャーリーズ・セロン。13キロの大増量&超ブス特殊メイクと渾身の演技は”ハリウッド一の美貌の主”セロンの片鱗も見せつけない。彼女と行動を共にするレズビアン恋人役をクリスティーナ・リッチが演じる。 [more][投票]
★0華氏911(2004/米)前作『ボウリング・フォー・コロンバイン』でオスカー受賞。作品は大ヒット。一躍左派の時の人となったマイケル・ムーアの次なるターゲットは? 911テロの実行犯と目されるビン・ラディンじゃあない。誰? そう、世界一の超大国"アメリカ"大統領J・W・ブッシュである。大量破壊兵器は? イラク攻撃とフセイン逮捕してもWTC爆破テロの犯人は?? そんな素朴な疑問を世界中の人々が抱いている今、たった一人の巨漢がユーモアを身にまとい問題の本質を追う。「なぜ911テロ犯人捕まえないの? どうして?」 かくしてムーアの世紀の大追跡が始まった。この作品がそのカラクリを明かす。否、明かされるのか? [more][投票]
★0二十歳の恋(1962/日=独=仏=ポーランド=伊)その当時を代表する5人の監督による異色青春オムニバス。1作目はトリュフォーによる”アントワーヌ・ドワネル”シリーズの超短編。2作目R・ロッセリーニ、パパの七光りでこの短編に参加。なんて事ない三角関係を描写。3作目はゲー、都知事石原による「青春の過ち」映画。浮きまくる映像と題材。必見だ。4作目ドイツ編M・オフュルスによる映像綺麗。妊娠させてしまった男の根性映画。そして5作目アンジェイ・ワイダ作品。ふー、これがラストにして傑作。動物園で熊にちょっかいを出した女を心優しい男が救い出すが・・・その後の心のすれ違いを見事に描写。というオムニバス全盛期の奇妙な取合わせをご覧下さい。[投票]
★0アメリカ帝国の滅亡(1986/カナダ)04年度オスカー外国語映画賞受賞作『みなさん、さようなら』は続編だった・・・。およそ18年前の正編が!ここに。カナダ・ケベック州の湖畔の別荘に男達が魚のパイの御馳走作りに勤しみながらあーだこーだのセックス談話。方や女性陣はマシーン・プール・サウナ・ジャグジーでエクササイズしながらのこれまたセックス話で談笑状態。そして皆が集う夜のディナー・・・。それぞれの思惑が迷いが入り交じりながら、さあ語り合おうじゃないか...卓上論の本音の本音の本音まで! そして待ち受ける衝撃までも。ドゥニ・アルカン監督の一筋縄ではいかない、知的文化人達の矛盾と悩める姿を美しいモントリオールの自然と共に映し出す。[投票]
★5ダミー(2002/米)30才、無職、親と同居、友達いない(イヤ、一人だけいるトラッシュギャル)・・・俺ってダメ人間だ。自覚したスティーヴンエイドリアン・ブロディ は起死回生テレビで観た古ーい映画で「オレのやれること」発見!それは・・・腹話術師になることであった。 職安のカウンセラーに気があるけど、何かオレこういうこと苦手だし・・・ダメ? とそんなスティーヴンとダメ人生を歩んできた姉イレーナ・ダグラス、唯一のダチミラ・ジョヴィ達が織りなす新たな日常。 日本未公開作、なぜか主演ミラ・ジョヴィ。しかし主役はパンツいっちょ(!)でダミー片手に腹話術師演じるスティーヴン役の エイドリアン・ブロディ! よろしく![投票]
★0ロスト・イン・トランスレーション(2003/米=日)落ちぶれ映画スタービル・マーレイが某有名ウィスキーCM撮影で荒稼ぎのため来日してびっくり。 夜のネオンサインはマブイのに、そこはオレいんぐりっしゅの通じない国際都市トーキョーだ。高級ホテル待遇も役立たず、孤独は深まるばっかり。妻の電話で悩みは増えるし。辛い。不眠気味。そんな同じ境遇を分かち合える誰か・・・と深夜のバーで、旦那の仕事に付いてきて時を持て余す若妻スカーレット・ヨハンソンとめぐり会う。異邦人同士孤独を分かち合い、それぞれの悩みをうち明けあうのだが。 パパの七光りとは呼ばせない!巨匠フランシス・コッポラの愛娘が放つ03年度オスカー主要部門ノミネーを果たした会心作。 [投票(1)]
★0ポリエステル(1981/米)今をときめく映画会社「ニューライン」が昔ジョン・ウォーターズ監督作品で儲けを出していた事。しかもこんな馬鹿馬鹿しいギミック(オドラマカード)に精を出していた事を考えれば古くさいバカメロドラマにお付き合いできるというもの。話は簡単。夫がエロ映画専門シアター経営で裕福な妻ディバインは2人のバカ娘息子との平穏な日々だったのに・・・襲いかかる不幸・不幸・・・ああ、不幸! 『渡る世間』なんて辛気くさい不幸! 匂い立つ不幸を共に必殺10種類の香り番号付きオドラマ!を手に取るがいい! 古典派メロドラマの振りして馬鹿っぷり際だつその出来映えに呆れ返って欲しい。それこそジョン・ウォーターズの意図するところ。常連イデス・マッセイ遺作である。[投票]
★5私のように美しい娘(1972/仏)「男って女を見る目ないのよ!」と嘆く女性達へ「女は男をそれを武器に騙す悪魔!」と卑屈になる男性達に、恋愛映画の巨匠フランソワ・トリュフォーが紡ぎだしたコメディ映画の金字塔。 とある大学教授アンドレ・デュソリエは女性犯罪者心理の研究で美貌の囚人ベルナデット・ラフォンを取り上げ論文を発表しているはずの1年後・・・なのに・・・。 彼はどこに? 論文はどこ? 美貌を武器に男から男へ渡りのし上がっていくラフォンの魅力全開。そんなビッチを魅力的に物語を紡いだのはW杯日本代表元監督トルシエの通訳ダバディ君の父君ジャン・ルー・ダバディだってこともこの作品の楽しめる要素かも?![投票(1)]
★0ラヴィ・ド・ボエーム(1992/仏=伊=スウェーデン=フィンランド)プッチーニのオペラ「ボ・エーム」にアキ・カウリスマキ激怒! 原作者H・ミュルジェールのオリジナル台無し! でアキ監督版「ボヘミアンの生活」が制作された。 ボヘミアン集う19世紀?パリを舞台に画家で東欧移民(だから訛っているのぉー)マッティ・ペロンパー はさすが芸術の都パリ!だからいきなり芸術家たちと意気投合! なんでお前はフランス語喋りながら奥手なのか? 大変無口だが心通じ合う恋人ミミイブリヌ・ディディとフランスパンをかじり、幸せなときを育み、アキ監督が尊敬するトリフォー作品の常連ジャン=ピエール・レオがパトロンになって、芸術家達のこれからも安泰になると思っていたら・・・世間の風は芸術家には冷たいもの。巨匠ジャン・ルノアールの影響が色濃いアキ・おフランス異色作。ラストには日本人の度肝を抜くあの曲が流れます。 [more][投票]
★0レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989/フィンランド=スウェーデン)ツンドラの大地に男たちが夢を求めて楽器を手にした。「すかす、そんなド田舎でミューズゥシャンの成功は無理だっぺよ」「んだ、オラ達よ、アメリガ行っでぐるから、見でてよ」←そんな会話はあるはずないが。 レニグラ連中、故郷の曲はお手の物だがさすがアメリカ人には「田舎臭ぇよ、マジ?」と痛い仕打ち。ここはバンドで上手いメシを食いたいマネージャーマッティ・ペロンパーは「ロケンロールだっつーの!練習しろ!」とレニグラ連中に渇を入れる。メキシコでの仕事のために長旅をする羽目になったが。長い道中どうするよ?フィンランドの英雄レニングラード・カーボーイズを一躍全世界に名を広めた一作であり、代表作だっぺ。[投票(1)]
★0真夜中の虹(1988/フィンランド)これがフィンランド?と勘違いしそうなほど単純かつ、バカ正直なキャラがすごい波乱万丈物語。しかし話は「劇的」を完全無視。古びた町の炭鉱が閉鎖。オヤジ「俺の真似はするなよ」と息子に車を譲って、あっさり息子故郷にバイバイ。道中カモられるわ、日雇いするわ、子持ち女と出会うわ、刑務所入りするわ、復讐するわ...むちゃくちゃ波乱万丈であるが、クールに決める。まさに「考えるなー!感じろ!」byブルース・リー、とこの映画は貴様の感動を拒否しまくる。私の感動も拒否された...。グラサンかけて決めまくりたくなる74分。国民的英雄アキ・カウリスマキが突きつける一本!観るしかないだろうよ。チェキラ!![投票(3)]
★0微熱少年(1987/日)大作詞家松本隆の本格的小説(自伝風。でもそんな青春した奴いるの?)映画化。村上春樹「ノルウェーの森」っぽくてうっそぉー、ホント? カッコイイ60年代ロックな日常&ハイソ青年のマブイ青春切ない系あめりかん・ぐらふてー。斎藤隆治←斉藤由貴の実の弟、似てる?、は年上の美女と「東京タワー」が眺められる!部屋で餌食になる。僕のハートは彼女に夢中さ! でも年下の僕よりイカス!吉田拓郎のものになっちゃうんだね...がーん。君を思い出にしたくないよー!そうこうしてると、念願の「ビートルズ来日公演」の2枚のチケット...君と行きたいんだ!どうなる?青春? ところで関口誠人ってどんな役だったっけ? [more][投票(1)]
★0セックスと嘘とビデオテープ(1989/米)一見平凡で裕福な暮らしをしている夫婦、専業主婦のアン・アンディ・マクダウェルと弁護士の夫ジョン・ピーター・ギャラガー。 しかしアンはどうにもならない社会問題で頭を抱えてセラピスト漬け。 方や夫ジョンはアンの自由奔放な妹ローラ・サン・ジャコモとの関係を密かに楽しんでいた。そんなある日、ジョンの大学時代の親友グレアムジェームズ・スペイダーが10年ぶりに姿を表し、あろうことか、3人の関係の中に入り込んできた...。 これまた10年ぶり!に大舞台に復活のソダバーグ監督、若干26才での89年度カンヌグランプリ受賞作品である。 [more][投票]
★0蜘蛛女のキス(1985/米=ブラジル)軍事政権下ファシズムが支配し、言論の自由は弾圧されていた南米某国。2人の男が同室でそれぞれの「罪」でくさいメシ生活に。反体制活動家・バレンティーノ・ラウル・ジュリアは黙秘を続け当局から睨まれている。ホモセクシャルのモリ−ナウィリアム・ハートは退屈紛れに大好きな「反ナチス悲恋映画」を語って、戦いに挫折したバレンティーノの慰めとなり、男二人の間に奇妙な心の交流が芽生えるが、...どんな交流なんだ?!アルゼンチンの作家マヌエル・プイグのベスト・セラー小説をブラジルのへクトール・バベンコが映画化。獄中密室劇に魅惑的な回想シーンが絡まり美しい作品とした。 [more][投票(1)]
★0バンディッツ(2001/米)刑務所で2人のキャラ違いの男が出会う。そんな馬鹿な!と叫ぶ観客を尻目にまんまと刑務所から脱出する肉体派セクシー系中華哲学書愛読者ブルース・ウィリスと栄養ドラッグマニアで病気恐怖症?の神経質なビリー・ボブ・ソーントン。そんな二人がタッグを組んで全米中が熱狂する「無血強盗完全犯罪」を実行するが。そんな二人に、人生に飽き飽きして自殺寸前だったぁ?中年クライシス女ケイト・ブランシェットが二人の計画に、心の中に、途中参加するが...最後までこの危ない綱渡りは可能なのか? とノスタルジックでスタイリッシュ犯罪映画を意外な監督バリー・レビンソンが現代に蘇らせる。んなぁ、のあるかい?と言わずに楽しみなされ。[投票(2)]