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TOMIMORIさんのあらすじ: 点数順

★5影の車(1970/日)旅行代理店に勤める浜島幸雄(加藤剛)はある日偶然、バスの中で幼馴染の小磯泰子(岩下志麻)に出会う。泰子は未亡人で、保険外交員をしながら一人息子の健一(岡本久人)と暮らしている。妻の啓子(小川真由美)とうまくいっていない浜島は泰子の家に通ううちに深い関係になるが、健一の自分に対して取る行動に次第に恐怖を感じるようになる。そしてそれは浜島自身に幼少時のある記憶を呼び覚ます。[松竹大船/カラー・ワイド/98分][投票]
★4雪夫人絵図(1950/日)安部浜子(久我美子)はある日、旧華族信濃家の信濃雪(木暮実千代)に仕えるべく熱海へやって来た。 雪夫人に仕えることは浜子の長年の憧れであったが、誠太郎(加藤春哉)から雪夫人の不幸な境遇を聞かされる。 信濃家の婿養子で雪の夫である直之(柳永二郎)は放蕩三昧なうえに京都に愛人の綾子(浜田百合子)を囲っているのだが、 雪はそんな夫に別れ話を切り出して、幼馴染でお互いに惹かれあっている菊中方哉(上原謙)と一緒になる勇気もないのだ。 そんなある日、京都から直之が愛人の綾子と立岡(山村聡)を連れて熱海に戻ってくる。[新東宝/モノクロ・スタンダード/86分] [投票(1)]
★4心の香り(1992/中国)両親の別居を機にかつて京劇の名役者だった祖父(チョウ・シュイ)に預けられることになった京京(フェイ・ヤン)。 始めは反目しあう二人だが、ある出来事を通して心をひとつにしていく・・・。 92年の金鶏賞最優秀監督賞などを受賞。祖父役のチョウ・シュイはNHKドラマ「大地の子」でも知られる。[カラー/98分] [投票(1)]
★4佐久間ダム(総集編)(1958/日)「暴れ天竜」の異名を持つ天竜川には泰阜ダム、平岡ダムが既にあったが、高度経済成長をひた走る日本において,より大規模な電源開発は最重要課題であった。当時の技術では完成までに20年はかかると言われる規模だったが、アメリカ製の重機や、コンクリート製造プラントを導入した結果、わずか3年4ヶ月(着工・昭和28年4月16日、竣工・昭和31年10月15日)という異例の短期間で完成した。1954年、55年、57年製作の「佐久間ダム」三部作の総集編。[岩波映画/カラー・スタンダード/96分] [more][投票]
★4オーロラ姫(2005/韓国)ある時、5件の猟奇的な連続殺人事件が起き、すべての現場からオーロラ姫のステッカーが発見される。事件を捜査するオ・ソンホ刑事・(ムン・ソングン)は元妻で、死亡した娘、オ・ミナ・(イ・ジス)の母親であるジョン・スンジョン・(オム・ジョンファ)による犯行だと知る。『受取人不明』の母親役パン・ウンジン監督デビュー作[イースト・フィルム/カラー・ヴィスタ/106分] [more][投票]
★4京義線(2007/韓国)地下鉄機関士、キム・マンス・(キム・ガンウ)の楽しみは、月に一度、自分が運転する列車の時刻に合わせてホームで待っている女性・(チャ・ソウォン)に会うことだ。彼女は必ず食べ物と「泉」という月刊誌を差し入れてくれるのだ。 一方、大学講師のイ・ハンナ・(ソン・テヨン)はキム・ホ教授・(ペク・チョンハク)と不倫中だが、そろそろ関係をなんとかしたいと思い始めている。 そんな二人があることをきっかけに京義線で旅に出て、臨津江(イムジンガン)という終点駅に降り立ち知り合うことになる。キム・ガンウがトリノ国際映画祭で主演男優賞を受賞。[カラ・スコープ/107分] [投票]
★4長雨(1979/韓国)朝鮮戦争直後の梅雨の韓国。幼いトンマン(チェ・ヨンウォン)は父親(キム・ソックン)と母親(ソヌ・ヨンニョ)と父方の祖母(キム・シンジェ)、叔父のキム・スンチョル(イ・デグン)、叔母(イ・ジョンエ)と田舎で暮らしているが、ある日、ソウルから避難するために母方の家族が疎開してくる。少し太めの外祖母(ファン・ジョンスン)とサッカーの上手な外叔父キルチュン(カン・ソグ)と美しい外叔母キルチャ(チュ・ヘギョン)である。 やがてインテリの外叔父キルチュンは韓国軍へ入隊し、無学な叔父のスンチョルはパルチザンとして山に隠れて生死も分からなくなるが、 お互いの息子のイデオロギーの違いにより祖母同士が反目しあうようになる。 [カラー・スコープ/114分] [投票]
★4鬼火(1956/日)蝉の泣く猛暑の中、忠七・(加東大介)はガスの集金に勤しんでいた。キャンデー屋・(佐田豊)と世間話をした後に訪問した中流家庭の奥さん・(中北千枝子)からはラッキーストライクを貰ったり、水原・(中村伸郎)という主人と女中・(中田康子)がしっぽりしているところに出くわしたりと悪くない商売である。自身も松田しげ・(清川玉枝)から家賃を迫られている身だが、集金は忠七の自尊心を満たしてくれるのだ。そんなある日、同僚の吉川・(堺左千夫)が「逆さにしても鼻血も出ない」と言う、ひろ子・(津島恵子)という女の家を訪ねると「寝たきりの旦那・(宮口精二)の薬を煎じるためにガスを止めないでくれ。」と懇願される。女の浴衣姿を見て劣情にかられた忠七はある交換条件を持ちかける。 [東宝/モノクロ・スタンダード/46分] [more][投票]
★4アルプス 挑戦の山(2007/米)ベルナーアルプス地域の一峰でスイスを代表する山であるアイガー(標高3,975m)の北壁は世界的に困難な三大ルートの一つとして知られ、グランド・ジョラス、マッターホルンとともに三大北壁と呼ばれている。 登山家で文筆家のジョン・ハーリン(本人)は9歳の時に北壁での滑落事故によって父親を失うが、40年後にジョンは父と同じルートに挑む。 [カラー・アイマックス/40分] [more][投票]
★4蒼い記憶 満蒙開拓と少年たち(1993/日)昭和16年、長野県の小学六年生、鈴木恭太・(山口勝平)は五属協和の理想郷建設の為に"満蒙開拓青少年義勇軍"への参加を決意し、親友の健次・(草尾毅)を誘うが、健次は「本当に五属協和なら、なぜ戦争をするのか」という疑問をぶつけ、師範学校への進学を告げる。再会を誓い別れた二人だったが、希望で胸を膨らませて旅立つ恭太を待ち受けていたのは敗戦後の満州からの過酷な引き揚げであった。ナレーションは香川京子[カラー・スタンダード/90分] [投票]
★4彼女と彼(1963/日)百合丘団地に住む石川直子・(左幸子)はある晩、隣接するバタヤ部落のバラック小屋が燃えているのに気が付いて目を覚ます。普段は部落のことなど気にも留めない直子だったが、この時から異常な興味を抱き、伊古奈・(山下菊二)という男と交流するようになる。伊古奈は夫の英一・(岡田英次)と同級生だが、"クマ"と呼ぶ黒い犬をいつも連れながら廃材を拾って生計を立てており、親のない盲目の少女・(五十嵐まりこ)と暮らしていた。 ベルリン国際映画祭で特別賞受賞[製作:岩波映画/配給:ATG/モノクロ・スタンダード/108分] [投票]
★4観察 永遠に君をみつめて(2007/日)小学生の三上茂樹・(鈴木亮介)はある日、越してきたばかりの部屋から外を眺めていると、遠く高台に建つ豪邸の窓に少女、名取弥生・(新井みやび)を見つける。お年玉をはたいて父親・(小倉一郎)と折半して買った望遠鏡で少女を観察するのを日課とした茂樹だったが、大人・(小沢和義)になり家庭を持った後も弥生・(緒川たまき)を追い続ける。一方、弥生の方は・・・。茂樹と弥生の視点で描いた二部構成[カラー・ヴィスタ/133分] [投票]
★4言えない秘密(2007/香港=台湾)淡江音楽学校音楽科へ転校してきたシャンルイ・(ジョイ・チョウ)は、登校初日にふと耳にした美しいピアノの音に誘われるように演奏室に入ると、シャオユー・(グイ・ルンメイ)と出会う。弾いていた曲を尋ねると、「誰にも言えない秘密よ」と耳元で囁くだけのシャオユーであったが、そのあまりのカワイさにメロメロとなったシャンルイは、好意を持たれているクラスメートのチンイー・(アリス・ツォン)をよそにラブラブな二人だけの世界へ没入する。しかしある日突然、シャオユーは学校へ来なくなってしまう。 [カラー・スコープ/102分][投票]
★4スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー(2005/独=米)スペイン・ビルバオのグッゲンハイム美術館やロサンゼルスのディズニーシンフォニーホールなど、今もなお大胆で奇抜な概観の建築物を生み出し続ける現代建築の巨匠、フランク・オーウェン・ゲーリーの創造の秘密や人間像に迫るドキュメンタリー。案内役はフランクの友人であり、『追憶』、『愛と哀しみの果て』で知られるシドニー・ポラック[カラー・ヴィスタ/84分] [more][投票]
★4二十歳の原点(1973/日)立命館大学文学部史学科の2年生、高野悦子・(角ゆり子)は那須の実家で正月を過ごした後、京都へ戻る。 女性闘士の牧野・(川島育恵)に誘われ学校に行くと赤いマフラーをした全共闘の渡辺委員長・(大門正明)が演説しており、胸をときめかす。 やがて学生運動に身を投じるようになるも、沈静化する運動への幻滅、アルバイト先の上司、鈴木・(地井武男)や中村・(富川徹夫)との失恋、家族との決別などにより、次第に精神を病む。 [東映/カラー・スタンダード/90分] [more][投票]
★4婚期(1961/日)婚期を逃しかけている唐沢波子・(若尾文子)と妹の鳩子・(野添ひとみ)は同居している兄、卓夫・(船越英二)の嫁、静・(京マチ子)と折り合いが悪く、兄と離婚させて唐沢家から追い出してやろうと画策し、「あなたの旦那は妾を囲って、子供までいる」という静宛てのウソの手紙を出すのだが、兄嫁は涼しい顔をしたまま。しかしそれがとんだ藪蛇に![大映/カラー・スコープ/100分] [投票]
★4ある脅迫(1960/日)北陸のとある地方銀行の庶務係、中池又吉・(西村晃)は中学時代の同級生である滝田恭助・(金子信雄)に出世の先を越され、滝田の栄転祝賀会では隅っこで雑用に勤しんでいた。実は滝田は妻の久美子・(小園蓉子)が頭取の娘だから栄転できたのだが、久美子はかつて中池の恋人であったのを奪ったのである。しかし順風満帆に見える滝田は熊木伸二・(草薙幸二郎)というヤクザに弱みを握られ「300万を用意しろ」と脅迫されていた。それは中池に起死回生の逆転劇をもたらすことになる。[日活/モノクロ・スコープ/66分][投票]
★4内海の輪(1971/日)西田美奈子・(岩下志麻)は女と駆け落ちした夫、江村寿夫・(入川保則)の家を義理の弟である江村宗三・(中尾彬)と訪ねた帰途、宗三と関係を持ってしまう。5年後、美奈子は西田慶太郎・(三國連太郎)と、宗三は江村菊江・(北城真記子)と結婚していたが、二人の関係は続いていた。しかし逢瀬を偶然目撃した者によって二人は次第に追い詰められる。[松竹/カラー・スコープ/104分] [投票]
★4千客万来(1962/日)天ぷら屋天銀の跡取り息子、小林銀之助・(宗方勝巳)は香取啓子・(岩下志麻)に片想いしているが、そんな銀之助のことを同じ店で働く幼馴染の細野多佳子・(牧紀子)は片想いだ。一方、啓子は父親の英介・(山村聡)が重役をしている丸菱商事の事務員だが、父親と前川建設社長の前川隆・(伊藤雄之助)が親友であることもあり、英介は前川建設の有能な技術者である今村謙太郎・(川津祐介)と結婚させようと思っている。[松竹/カラー・スコープ/82分] [more][投票]
★4心(1973/日)大学生のK・(松橋登)は古いのが気に入って、M夫人・(乙羽信子)の家に間借りを頼み込む。夫人は部屋代が少々高いこと、真面目であること、という条件をつけるが、Kは朝・夕食付き、8畳と4畳半の2階部屋を3万5千円で借りられることになる。M夫人にはI子・(杏梨)という娘がおり、Kは次第に好意を寄せるようになるが、Kが親友のS・(辻萬長)に部屋を貸すようになってから、それぞれの関係が微妙に変化する。[近代映画協会=ATG/カラー・スタンダード/90分] [投票]