コメンテータ
ランキング
HELP

[あらすじ] きみが死んだあとで(2021/日)

1967年10月8日。佐藤栄作総理の南ベトナム訪問阻止のため三派系全学連のデモ隊が羽田付近の弁天橋で機動隊と激突。18歳の京大生、山崎博昭が死亡した。機動隊に頭部を乱打されたとも装甲車に轢かれたためとも言われている。その死は同世代の左翼活動家に衝撃を与え以降、ヘルメットに角材で武装しデモが過激化する発端となった。事件から50年を経て高校の同級生、大学時代のリーダー、支援者らが、山崎の死の意味と心境の変遷を語るドキュメンタリー。前半は高校時代に学生運動に没入していく青く純真な想い出が、後半は激化する運動に巻き込まれる戸惑いと、その後もなお“やり残したもの”を抱え続ける半生が語られる。(200分/上巻96分・下巻104分)
ぽんしゅう

監督の代島治彦は公式HPで本作の製作動機をこう語っている。

〜学生運動の当事者だった「全共闘世代」は時代から退場する年齢になり、彼らひとりひとりの記憶はこの世から消えていこうとしています。(中略)「あの時代」に大きな影響を受けた「しらけ世代」としては、それがすごく寂しかったんですよ。「全共闘世代」がこの世からいなくなったら、「連合赤軍事件」の悲劇だけが後世に語り継がれていくんじゃないかと。だから、彼らが生きているうちに「あの時代」をちゃんと語り継ごうと考えました。そんな動機で作ったのが『きみが死んだあとで』です。

(評価:★4)

投票

このあらすじを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。