情熱はあるが歌は普通で演奏は三流のバンド、「ザ・ロックンロールブラザーズ」。ギターとヴォーカルで曲作りも担当する日々沼（野村周平）、ベースの草壁（前野朋哉）、ドラムの依田（岡本啓佑）は、住み込みでライブハウスで働きながらメジャーを目指していた。そんな彼らのライブに、店のオーナー（竹中直人）の知り合いらしき酔っぱらいの美少女が乱入。３人を罵倒したすえに、日々沼のギターを奪って圧巻の歌と演奏テクでステージを乗っ取ってしまった。なんと彼女は、いま売出し中のデジタル系アイドル宇田川咲（二階堂ふみ）だった。『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠による同名コミックの映画化。(110分)