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[あらすじ] 戦争と一人の女(2012/日)

第二次大戦末期の東京。飲み屋の雇われ女将で、元娼婦のその女(江口のりこ)は、飲んだくれの作家(永瀬正敏)の家に転がり込んで同棲を始めた。「戦争が終われば俺も終わる」と虚無的に女と交わる作家に、女の肉体は反応せず「みんな燃えてしまえば平等になるのに」とつぶやくのだった。もう一人、戦争に苛まれた男がいた。中国戦線で右腕を失い性的にも不能者となったその男(村上淳)は、女を暴力で犯すことでしか「男」を取り戻すことが出来なくなっていた。男は妻(高尾祥子)と息子を実家へ帰し、強姦殺人を重ねるのだった。焼夷弾が街を焼き尽くすなか、心や体や精神の欠落を抱えた者たちは、やがてそれぞれの終戦を迎える。(98分)
(★3 ぽんしゅう)

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