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[あらすじ] 無法松の一生(1958/日)

酒と喧嘩と博打に明け暮れる九州小倉の人力車夫・富島松五郎(三船敏郎)は、ひょんなことからエリート陸軍将校・吉岡大尉(井川比呂志)一家と知り合い、その美しい夫人(高峰秀子)と息子(松本薫・笠原健司)のために生涯をささげ無償の愛を貫き通す。///////第二次大戦下に伊丹万作が地元作家・岩下俊作の小説「富島松五郎伝」を脚本化し、自ら映画化を試みるが病のため断念。メガホンを友人の稲垣浩たくすも公開時(43年)に内務省警保局、戦後の再公開時には米国占領軍総司令部の検閲のため11分に及ぶシーンのカットを余儀なくされた。その脚本での完全な映画化を再び稲垣監督が試みた。(104分/カラー/シネスコ)
ぽんしゅう

さらに「無法松の一生」は現在(03年)までに2回リメイクされているされている。

●1963年(東映) 監督・山村新治 脚本、伊藤大輔、出演・三国連太郎・淡島千景

●1965年(大映) 監督・三隅研次、脚本、伊丹万作、出演・勝新太郎、有馬稲子

またこの作品が日本映画に及ぼした影響は大きく、さまざまな映画作家達がオマージュをささげている。たとえば山田洋次監督の『馬鹿まるだし』(64)や『遥かなる山の呼び声』(80)、『男はつらいよ・真実一路』(85)などにも本作品の設定やセリフの引用が見られる。

(評価:★5)

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