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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★3ミスター・ミセス ミス・ロンリー(1980/日)孤児院育ちの孤独な少女(原田美枝子)は、小説の主人公千里の名を騙って奇妙な行動に出た。手錠で自分を道端の柱につなぎ、拾ってくれる男を待ったのだ。そして、通りかかったクラブオーナーでオカマの花森(名古屋章)の囲われマネージャー市雄(宇崎竜童)の家に転がり込んでしまった。一方、出版社に勤める三崎(原田芳雄)は、商事会社の横領にからむ15億円を横取りしマネーロンダリングの方法を模索していた。ひょんなことから市雄の店の上得意客に成金実業家の宗形(三國連太郎)がいることを知った三崎は、強奪金の浄化に宗形を利用しようと市雄と千里を仲間に引き込むのだった。(138分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★3塀の中の懲りない面々(1987/日)前科13犯で「塀の中の文豪」の異名をもち看守たちからも一目置かれる安部(藤竜也)は、今も3年3ヵ月の刑でムショ暮らしだ。塀の外で待つ元妻の待子(小柳ルミ子)のもとへ帰る日が来るのを待ちわびていた。国公立の施設専門の窃盗犯の忠さん(花沢徳衛)、借用書隠滅が得意技の紙喰いのメエ(川谷拓三)、皆から重宝がられるニセ医者のドク・西畑(植木等)、直哉の昔馴染みでオカマの上州河童(ケーシー高峰)、生真面目な革命家城山(柳葉敏郎)、チクリ屋の源吉(なべおさみ)ら懲りない面々が繰り広げる刑務所コメディ。自らも服役経験を持つ安部譲二の同名小説の映画化。(91分/カラー/ワイド)[投票]
★4DV(2004/日)「殺してもいいんですよ、正当防衛なら。あなたが死ぬことはない」弁護士の宗方(小沢和義)は、夫の暴力に耐えかね相談に訪れた泰子(英由佳)にそう言った。泰子は29歳、夫の昭吾(遠藤憲一)は41歳。年の離れた昭吾は妻を心から愛していた。しかし、昭吾には一つだけ不満があった。いつまでも妻が勤めを辞めないことだ。泰子が夫の異常な行動に気づいたのは3回目の結婚記念日の夜だ。以来、夫の常軌を逸した執拗な干渉が、想像を絶する暴力へと向かうのに時間はかからなかった。「何故!・・・」。別人と化した夫の前で泰子は成す術を失っていた。夫や恋人による暴力問題を告発する社会派問題作。(85分/カラー/ビスタサイズ)[投票(2)]
★3絶唱(1958/日)昭和18年、山陰地方の大富豪の一人息子で京都の大学に通う順吉(小林旭)は、純真で山鳩のように愛らしい使用人の娘小雪(浅丘ルリ子)と恋に落ちた。そのことで父親(柳永二郎)と激しく衝突し周囲からも猛反対を受けた順吉は、小学校教員大谷(安井昌二)や銀行員のマサ(高友子)ら読書会の仲間たちの応援で駆け落ちを決意する。順吉と小雪は宍道湖のほとりの家の二階を間借りして生活を始めるのだった。しかし、そんな幸せも長くは続かなかった。召集された順吉は戦地へと赴かなければならなかった。三度映画化されている大江賢次原作の古典的純愛メロドラマの第一回映画化作品。(108分/白黒/日活スコープ)[投票]
★5フリック(2004/日)東京で惨殺された女子大生・美知子(安藤希)の身元確認のため、刑事の村田(香川照之)と滑川(田辺誠一)は最果ての地、苫小牧にいた。それは、妻を亡くし自暴自棄で酒びたりの生活を送る村田刑事の復帰のための任務でもあった。そして村田は、失意の内に謎の死を遂げた美和子の遺族に対する地元市警の佐伯(田中隆三)と及川(松田賢二)の対応に不信を抱き越権捜査を開始する。聞き込みからたどり着いたバーで、雇われオーナー伸子(大塚寧々)に出会った村田は、絡み合った人間関係の中で現実と妄想の間を彷徨い始めるのだった。押し寄せる猜疑心の中で真実が錯綜する幻想ミステリー。(154分/カラー/ビスタサイズ)[投票(1)]
★4ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY(2002/日)品川区の埋立地に広がる八塩団地。生活に必要なことは全て敷地内でそろうマンモス団地だ。そこは東京とは言え都心とは数本の橋で結ばれただけの離れ孤島のような一角だった。八塩育ちで中学時代からの遊び仲間の瞬(相葉雅紀)、琢磨(二宮和也)、ボン(松本潤)、春彦(大野智)、そして高校を中退した原付き暴走族忠(櫻井翔)たちの年に1度の楽しみは原宿でのナンパ。高校1年目も2年目も5人揃って出かけたが見事に失敗。そして、今度こそはと高校最後の原宿ナンパに出かけたのだった。アイドルグループ・嵐初主演の青春映画。原案は同じジャニーズ・V6の井ノ原快彦体験談。(119分/カラー/ハイビジョンサイズ)[投票(2)]
★4テラー博士の恐怖(1965/英)列車の客室に5人の男が乗り合わせた。建築家のジム(ニール・マッカラム)、休暇で帰省するビル(アラン・フリーマン)、楽団員ビフ(ロイ・キャッスル)、そして医者のボブ(ドナルド・サザーランド)と美術評論家のマーシュ(クリストファー・リー)だ。そして6人目の不気味な男、シュレック(ピーター・カッシング)が現れた。自ら恐怖博士と名乗るシュレックはタロットカードを取り出し5人の未来を占い始めたのだった。次々に語られる男たちの未来は想像を絶する恐怖に溢れ、どれも呪われ血塗られたものばかりだ。すべてを語り終えた博士は、最後に一枚のカードを引いて見せた。何と、それは・・・・。(98分)[投票]
★4火火〈ひび〉(2004/日)滋賀県の信楽町。神山清子(田中裕子)は古代穴窯が作り出す古信楽の魅力に憑かれ、その復活に熱中するあまり夫に去られてしまった。二人の子供を抱え極貧の中、清子の挑戦は師匠(岸部一徳)の理解を得て続けられる。失敗に次ぐ、失敗。そんな母と衝突し娘(遠山景織子)は信楽町を後にする。そして、ついに成功の日は訪れ清子は陶芸作家としての地位を築き始めた。一方、弟子となった息子の賢一(窪塚俊介)は、母の偉大さの前に自分を見失いつついあった。そんな矢先、思いもかけない不幸が二人を襲うのだった。女流陶芸家の草分けであり、骨髄バンク立ち上げに力を尽くした神山清子(こうやまきよこ)の姿を描く。(114分)[投票]
★3ザ・ビックマン(1972/伊)どんな金庫も彼の手にかかれば破られてしまう。その男は、ザ・ビッグマンと呼ばれていた。3年の刑期を終え、その男スティーブ(カーク・ダグラス)が戻ってきた。さっそく彼のもとを仲間のミューラー(ヴォルフガンク・プライス)が訪れる。次の標的は200万ドルが眠る保険会社の大金庫だ。愛妻アンナ(フロリンダ・ボルカン)との平穏な生活を夢見ながら、スティーブはこの仕事を最後に引退を決意し計画を練り始めるのだった。強奪成功の決め手は優秀なパートナー。そこでスティーブは、サーカスで働く若者マルコ(ジュリアーノ・ジェンマ)に目をつけるのだが、そのマルコの存在が彼を苦しめることになる。(111分/カラー)[投票]
★3続・荒野の1ドル銀貨(1965/伊=スペイン)南北戦争が終わり、従軍していたブラウン大尉(モンゴメリー・ウッドジェリアーノ・ジェンマ)が故郷の町へ戻ってきた。彼はリンゴと呼ばれる名うてのガンマンでもあった。町はすっかり活気を失い死んだように静まりかっている。近くで砂金が見つかって以来、ならず者パコ(ジョージ・マーチン)が率いるメキシコ人の一味に乗っ取られていたのだった。さらにリンゴは、パコの邸宅のバルコニーに最愛の妻ハリー(ロレッラ・デ・ルーカ)の姿を見かけで愕然とする。ハリーは幼い娘を連れて今はパコの女となっていたのだ。リンゴは左手の指輪を抜き取りパコ一家と自分を裏切った妻ハリーへの復讐を誓うのだった。(96分/カラー)[投票]
★3折れた槍(1954/米)1880年代のアメリカ南西部。マット(スペンサー・トレイシー)は、前妻の3人の息子ベン(リチャード・ウィドマーク)、マイク(ヒュー・オブライエン)、デニー(アール・ホリマン)、そして先住民で後妻のセノラ(カティ・フラド)とその間にできたジョー(ロバート・ワグナー)ら家族全員で牧場を運営していた。ある日、牧場が家畜泥棒に荒される。犯人は予想もしなかった人物だった。追い討ちをかけるように牛が次々に死んでしまうという事態が発生。原因は牧場の川上にある精錬所の汚水のせいであった。変わり行く時代に翻弄される一家の姿を通して古き良き西部の終焉を描く社会派ウェスタン。(96分/カラー)[投票]
★3仔鹿物語(1947/米)フロリダの開拓農民のバクスター夫婦(グレゴリー・ペック/ジェーン・ワイマン)は、森林を開墾し農作物や家畜を育てながら自然との戦いに追われる日々が続いていた。そんな両親の苦労をよそに、いたずら盛りの一人息子ジョディ(クロード・ジェアーマン・ジュニア)は森の動物たちを相手に無邪気に過ごしていた。ある朝、熊に家畜を襲われた父親は息子と猟犬を連れて残された足跡を頼りに森へと出かけたのだった。開拓農民どうしの争いや、ジョディ少年とフラッグと名づけられた仔鹿との交流を通じて人間が生きてゆくことの意味を問うマージョリー・キナン・ローリングスのピュリッアー賞受賞小説の映画化。(128分/カラー)[投票(1)]
★3ザ・ローリング・ストーンズ レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー(1982/米)結成20年目の1981年にローリング・ストーンズが慣行した全米ツアーは、巨大スタジアムを中心に国内50ヵ所をめぐり総観客動員数265万人を記録する壮大なロックショーであった。本作はその模様をハル・アッシュービー監督が追ったライブ・ドキュメンタリーである。幕はアリゾナ州のサン・デヴィル・スタジアムの壮大な野外空間を埋め尽くす大観衆の中で切って落とされ、「夜をぶっ飛ばせ」、「サティスファクション」、「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」、「ホンキー・トンク・ウィメン」などお馴染みのナンバー全25曲のパワフルな演奏が、20台のカメラを駆使しアクティブでファンタスティックに再現される。(91分)[投票]
★3濡れた唇(1972/日)職人見習いの金男(谷本一)は、なかなか肉体関係をゆるしてくれない店主の娘で婚約者の幸子(嵯峨正子)にイライラしていた。そんな金男は、気まぐれに呼んだデートクラブの幸子(絵沢萌子)に一目ぼれ。金男のウブさに幸子も惹かれ、ついにヒモの勇を撲殺し二人の愛と性の逃避行が始まった。たどり着いた生まれ故郷で幼馴染みの清(粟津號)から、実家にも警察の手が伸びていることを知らされ途方にくれる二人。見かねた清は、自分の恋人久子(相川圭子)とともに逃亡の手助を勝手出た。それが四人の男女の奇妙な共同逃亡生活の始まりだった。神代辰巳監督の日活ロマンポルノ第1作。(75分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★2またの日の知華(2004/日)安保闘争に疲れた良雄(田中実)と、体操選手を断念した知華(吉本多香美)は結婚。69年に男児をもうけ、教師をしながら子育てに奔走する知華を夫の病という不幸が襲う。そして知華(渡辺真起子)は同僚・和也(田辺誠一)と関係を結んでしまう。3年後、夫が療養から戻った日、知華は教職を捨て単身上京。2年後、借金に追われる知華(金久美子)は、教え子の幸次(小谷嘉一)と再会し姉弟のような生活を夢見るのだった。そして、場末のバーで客を取る知華(桃井かおり)の前に賭博師・瀬川(夏八木勲)が現れた。70年代を背景に、4人の女優が一人の女の流転を演じる原一男監督初の劇映画。(114分)[投票]
★3新選組(1969/日)尊皇派の台頭で弱体化する一方の幕府。京の治安も乱れきっていた。武州多摩の道場主・近藤勇(三船敏郎)は、幼い娘と妻お雪(池内淳子)を残し、土方歳三(小林桂樹)、沖田総司(北大路欣也)らと浪士隊に加わり京の町へと赴いた。しかし、そこでは同じ隊に参加するため水戸からやって来た天狗党の残党・芹沢鴨(三國連太郎)一派が大暴れしていた。陰謀、裏切り、虐殺の中で初志を貫こうとする近藤勇の苦悩の六年間を描く。その他、中村錦之介賀津雄兄弟、田村高廣司葉子星由里子野川由美子ら出演の三船プロ製作によるオールスター・キャスト映画。(122分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★2そして船は行く(1983/仏=伊)第一次大戦前夜のナポリ港。芸術家や貴族たちを乗せた豪華客船が、天才ソプラノ歌手の遺骨とともに彼女の生まれ故郷の島へと葬送の航海へ旅立った。乗客は、オペラ歌手のクッファリ(バーバラ・ジェフォード)やフチレット(ビクトル・ポレッティ)、ドンビー卿(ピーター・シィリアー)など著名な声楽家や劇場経営者ばかり。そして、ひと際異彩を放つのはオーストリア・ハンガリー帝国の巨漢ヘルツォーク大公(フィオレンツォ・セッラ)と、その姉で盲目の皇女(ピナ・バウシュ)たち一行だ。その旅のレポートするのが、新聞記者オルランド(フレディ・ジョーンズ)の役目だった。(128分/パートカラー/ワイド)[投票]
★2シブガキ隊 ボーイズ&ガールズ(1982/日)全寮制の男子校にかよう、平凡な高校生大輔(本木雅弘)、ちょっとツッパッているがあわて者の公明(薬丸裕英) 、成績は良いのだが気の弱い正(布川敏和)の三人は窮屈な学校生活に嫌気がさして寮から逃走。東京郊外のリゾート地にやって来た。羽を伸ばして遊びまわろうとしたやさき、3人は財布をなくしてしまった。しかたなく旅館でアルバイトをして宿代を返すことにするのだが・・・。そんな3人の前に、旅館の娘あゆみ(宇紗木千恵)と、その友人の久美(吉田麻子)、良子(河上ゆかり)が現われた。アイドルグループ「シブがき隊」の主演第1作で森田芳光の2本目の劇場用映画。(78分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★4理由(2004/日)東京・江東区の派出所に中学生の信子(寺島咲)が現われた。簡易旅館を営む実家に、3ヵ月前に起きた「荒川一家4人殺し」の容疑者石田直澄が投宿しているという。96年6月、荒川区の超高級マンション管理人・佐野(岸部一徳)は、窓の外を落下する人影を見たという知らせで植え込みに倒れている若い男を発見。駆けつけた警察署員は続いて2025室で、後頭部を激しく殴打された3つの遺体を発見した。台帳から死体は小糸夫婦(山田辰夫風吹ジュン)と長男(厚木拓郎)、そして身元不明の老女のものと思われたが、すぐに一家の生存が判明。誰も知らぬ間に、住人たちはすっかり別人に入れ替わっていたのだった。(160分)[投票]
★3あばれ獅子(1953/日)太平を謳歌する江戸。平和な世の中では剣の達人で旗本の勝小吉(阪東妻三郎)の腕も評価されず、逆に天性の無頼な性格が上層部の反感を買い35歳の若さで隠居暮らしをさせられていた。しかし、そんな境遇に腐るどころか、小吉は豪放磊落な生活ぶりで町民たちの人気の的。妻のお信(山田五十鈴)も、貧乏にめげず夫を信頼して気丈に明るく暮らしていた。夫婦の自慢は、江戸一番の剣客島田虎之助(月形龍之介)の下で修行に励み後に勝海舟となる息子の麟太郎(北上弥太朗)だ。暴れん坊小吉と蘭学を志す麟太郎の青春を描く子母沢寛の小説「勝海舟」の映画化で阪東妻三郎の遺作。(98分/白黒/スタンダード) [投票]