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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★4現代好色伝 テロルの季節(1969/日)街では、70年安保反対を叫ぶ学生デモ隊と機動隊の激しい攻防が続いていた。そんなおり行方をくらませていた過激派学生彦弥(吉沢健)が、OL美代子(江島裕子)の住む団地の一室に潜伏しているとの情報を得た公安刑事(今泉洋神田満)は、美代子の部屋に盗聴器をしかけ向かいの部屋から監視をはじめた。やがて、部屋にはもう一人千恵子(佐原知美)という女が同居していることが判明。女たちは彦弥に従女のようにかしずき、3人は日ごと夜ごと激しく肉体を重ね交わり合うのだった。刑事たちはその声を、時の総理佐藤栄作が訪米のため羽田を発つ日まで聞き続けることになる。(78分/パートカラー/シネマスコープ) [投票]
★3餌食(1979/日)アメリカに渡りミュージシャンを志していた倉本(内田裕也)は夢破れ、1本のカセットテープを手に帰国した。それはNYで惚れ込んだレゲエバンド「ソルティードック」のデモテープだ。しかし、バンドを売り出そうとテープを聴かせたプロモーション会社社長の仲根(鹿内孝)には相手にされず、昔のバンド仲間の間をたらい回しにされてしまう。金のない倉本が転がり込んだ暴走族上がりの満(宮田明)の部屋には、アルバイト風俗嬢理恵(栗田洋子)と、拳銃を隠し持つ捨造老人(多々良純)が同居していた。そして倉本は、変わり果てた姿の昔のバンドのボーカル麻美(水島彩子)と再会するのだった。(80分/カラー/ワイド)[投票]
★4全身小説家(1994/日)戦後左翼文学の旗手として「地の群れ」、「虚構のクレーン」を著した作家井上光晴を追う長編ドキュメンタリー。89年、井上は肝臓癌の手術を受けるが病巣はすでに体のいたる所に転移し始めていた。26年(大正15)、満州の旅順生まれ。父親雪雄はその後、夢のごときものにとり憑かれて突然出奔。光晴が4歳のとき母のたか子も行方知れずとなり、7歳で幼い妹とともに佐世保の祖母に引き取られた。生活は困窮し小学校中退後、崎戸炭坑の工夫となり共産主義運動を開始し日本共産党・九州地区の幹部となる。これが自筆の年譜のはずであったのだが、そこには数々の詐称があった。94年度キネマ旬報ベストテン第1位。(137分/カラー/ワイド)[投票]
★2腹貸し女(1968/日)イヨリ(伊地知幸子)は小野寺(津崎公平)の妾として彼の屋敷に囲われ、妹ユミコ(門麻実)もまた小野寺の援助で大学に通っていた。妹ユミコは、小野寺の財産をあてにして身を売ったも同然の姉に反発し、新聞配達をしながら夜学に通うミナオ(吉沢健)と「愛は、イコールSEX」という観念的な肉体関係を続けていた。そんなおり、性的不能の小野寺は、跡取りがでず家系が途絶えることを避けようとイヨリを正妻にして人口受精で子供をつくりたいと言い出した。しかも、万一の失敗に備えて妹のユミコにも自分の精子を授けたいというのだ。しかし、この計画にはさらに裏があったのだ。(72分/パートカラー/シネマスコープ)[投票]
★3狂走情死考(1969/日)凶器準備集合罪で追われる過激派学生の左兵(吉沢健)は、刑事で兄の勲(戸浦六宏)の自宅へ逃げ込み自首を勧める兄と口論となってしまった。もみ合う二人を止めに入った勲の妻袖里(武藤洋子)が手にしていた拳銃が暴発。勲は息絶える。夫殺しの罪の重さに苦しむ袖里を、兄は俺達二人が殺したのだと懸命に説得を試みる左兵。アリバイを作るため二人は冬の日本海へと向かう。しかしそんな左兵の活動家としての共犯意識が、かねてから思いを寄せていた義姉への愛へと変わるのに時間はかからなかった。行くあてをなくした二人は、互いの肉体を求めあいながら雪の日本海を二人の故郷、小樽へと北上する。(77分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★4処女ゲバゲバ(1969/日)駆け落ちした星(谷川俊之)と花子(芦川絵里)は、組織のボスの命令で二人を追ってきた男女7人の若者グループに捕まってしまった。見渡す限り続く荒野の真中で、グループのメンバーはボスに指示されたとおりの手順で二人に奇妙なリンチを始めたのだった。花は十字架に掛けられ、星はグループの3人の女たちと順番に寝るよう命じられたのだ。隙を見て素ッ裸のまま逃げ出した星は、花子を置き去りにした後ろめたさに悩みつつ荒野をさ迷い、社長と呼ばれる男の一行と出会うのだった。こうして、犬のしるし、獣のしるしである尻尾をもつ男の奇妙な彷徨が始まった。脚本は大和屋竺。若松プロ作品。(66分/パートカラー/シネマスコープ)[投票]
★3恋は五・七・五!(2004/日)校名を歴史に残すため俳句の全国大会出場を託された松尾高校国語教師マスオちゃん(杉本哲太)は、自分が顧問を務める写真部を夏休みの間だけ俳句部にしてしまう。部員は写真部から横滑りのツッチーこと土山(細山田隆人)、唯一の俳句経験者で野球部の万年補欠山岸(橋爪遼)、容姿不適格でチアガール失格のマコ(小林きな子)、さらに漢字が書けない帰国子女治子(関めぐみ)と彼女に憧れるウクレレ娘Pちゃん(蓮沼茜)。山岸以外はみんなやる気ゼロ。見学に行った強豪の古池高校でビックリ。ノリは体育会で、全員オッサン臭い陰気な奴ばかり。しかも突然試合をすることに。荻上直子監督第2作。(106分/ワイド)[投票]
★4身も心も(1997/日)火が消えたように見えても花火に近づいたりしてはいけない。それは危険なこと。まだ火がくすぶっているかも知れない・・・。シナリオライター関谷(柄本明)は、海外赴任する大学時代の親友岡本(奥田瑛二)とその妻で関谷のかつての恋人綾(かたせ梨乃)から留守宅の管理をまかされた。そこへやはり留守中、綾の喫茶店を手伝う事になった原田礼子(永島瑛子)が現れる。初対面の礼子の訪問に戸惑う関谷。しかし、礼子は昔から彼のことを知っているようなのだ。この出会いは偶然なのか、それとも・・・。4人の関係は、関谷が学生運動で拘留された25年前にまで遡る。脚本家荒井晴彦の初監督作品。(126分/カラー/ワイド)[投票]
★5天使の恍惚(1972/日)東京爆破作戦をたくらむ革命組織の実行部隊・秋(荒砂ゆき)グループの兵士リーダー十月(吉沢健)は、部下たちと武器調達のため米軍施設へ潜入し弾薬の強奪に成功するが死傷者を出し十月自らも目を負傷してしまった。この失態が原因で、作戦実行の主体は冬グループへと変更されしまう。目標を失った十月の部下・月曜日(本田竜彦)と金曜日(横山リエ)は単独での爆破作戦を主張。組織優先を訴える土曜日(小野川公三郎)は、指示を受けるためグループリーダー秋のもとを訪ねるのだった。公開直前に作品の内容と酷似した爆弾テロ事件が発生。上映差し止めの圧力がかかり物議をかもした。(89分/パートカラー/ビスタサイズ)[投票]
★3ゆけゆけ二度目の処女(1969/日)東京の都心を見下ろすマンションの屋上。そこを根城にするフーテングループに少女(小桜ミミ)は暴行された。そして助けを求める少女をただじっと傍観する少年(秋山未痴汚)がいた。「私を殺して!」輪姦されるのは2度目だという少女は、少年に懇願した。「殺す理由さえあれば、人なんか簡単に殺せるさ」そう応えた少年に、「理由なんか簡単にできるわ」と少女。そして、ふたりの理由探しの旅が始まった。マンションの地下室へ、少年の部屋へ、そして再び屋上へと・・・。しかし、ふたりの旅は決して、建物の外へと出ることはなかった。脚本の出口出は、足立正生小水一男。若松プロ製作。(65分/パートカラー/ワイド)[投票]
★4犯された白衣(1967/日)渚にたたずむ少年は銃を持っていた。海辺の病院の看護婦寮。そして、そこには6人の看護婦がいたはずだった。・・・嵐の夜、一人の看護婦がもの音に気づき覗き見た隣室の薄闇の中に、二人の看護婦が体を重ね愛し合う姿あった。そして窓の外、豪雨に打たれる少年(唐十郎)がいた。看護婦たちはいたずら心から、愛し合う二人の姿を見せようと少年を寮に引き入れる。しかし、それが惨劇の始まりだった。次々と女たちに銃口を向ける少年を懸命に説得し、命乞いする婦長(小柳怜子)。その様子を茫然と、いやどこかさめた目でみつめる一人の看護婦(坂本道子)がいた。若松孝二率いる若松プロ作品。(57分/パートカラー/ワイド)[投票]
★3胎児が密猟する時(1966/日)豪雨の夜、男が女を部屋に連れ込んだ。男は百貨店専務の丸木戸(山谷初男)。女は店員のユカ(志摩はるみ)。「妻にそっくりだ」と男はつぶやいていた。体を重ねる二人。男を求めるユカの言葉を聞いたとたん彼は豹変した。「やはりこの女もブタだ。子供生むことを望み、俺に激しく拒絶され、そして家を出たあの女と同じだ」。胎児のように背を丸め巨大な頭を持つその男は、女の精神と肉体を矯正するために一本のムチを手にしていた。商業主義ピンク映画を拒否し自らプロダクションを設立し数々の問題作を生んだ若松孝二の代表作。ベルギー王室実験映画際では上映反対デモまで引き起こした。(72分/白黒/ワイド)[投票]
★2イエスタデイ 沈黙の刻印(2002/韓国)2020年、南北統一後の朝鮮半島。元政府機関の科学者たちを狙った殺人事件が頻発し、ユン隊長(キム・スンウ)率いる特殊捜査隊の精鋭メイ(キム・ソナ)らが解明にのりだした。ユンは殺害現場に残されたペンダントを発見し愕然とする。それは1年前に惨殺された幼い息子の首にかけられていたペンダントだった。同じころ警察庁長官の誘拐事件が発生。長官の養女で犯罪分析官のヒス(キム・ユンジン)はユンの捜査に協力を申し出る。やがて浮かび上がる30年前の幼児集団誘拐事件。ついに、謎の男ゴリアト(チェ・ミンス)とともにある国家プロジェクトが過去の闇から姿を見せ始めたのだった。(119分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★4復讐者に憐れみを(2002/韓国)姉弟二人きりで育った耳の不自由なリュ(シン・ハギュン)は、自分のために青春を無駄にし今は腎臓病に苦しむ姉(イム・ジウン)を何とか救いたいと願う心やさしい朴訥な青年だ。リュが勤める工場では、合理主義者で仕事一筋のため妻に去られ、幼い娘のユソン(ハン・ボベ)と暮らす社長ドンジン(ソン・ガンホ)がリストラの大なたを振るっていた。看病のため欠勤がちだったリュにもその矛先は向けられる。リュは姉を救いたい一心で、退職金を持って臓器密売グループを訪ねるのだが散々な目に合ってしまった。そんなリュに恋人で無産主義者のヨンミ(ペ・ドゥナ)はある計画を持ちかけたのだった。(121分/シネマスコープ)[投票]
★1借王〈シャッキング〉 狙われた学園(2000/日)億単位の借金を抱えた銀行マン安斉(哀川翔)、刑事の水沼(志賀勝)、クラブのママ怜子(夏樹陽子)が巧妙痛快な手口で大金をせしめる人気シリーズのオリジナルビデオ作品。顧客の青柳(絵沢萠子)から使い込んだ金のうち2億円の返済を求められた安斉は、怜子をさそい受験生の親から紹介料を騙し取る受験屋を次のターゲットを定めた。同じころ学園のスキャンダルをネタに危うく暴行されそうになった四国の名門讃徳学園の女性教師相原(中村綾)の訴えで、水沼刑事は香川への出張を命じられ学園長(前田武彦)のもとを訪ねていた。(90分/カラー/デジタルビデオ)[投票]
★4ピカ☆☆ンチ LIFE IS HARD だから HAPPY(2004/日)高校卒業から3年、アメリカで音楽修行をしていた琢磨(二宮和也)が、生まれ育った東京のマンモス団地八潮へ帰ってきた。地元では巨大複合ビル・八潮ヒルズの建設計画が進められており辻風真澄(櫻井淳子)率いる反対派の八潮ピースが激しい建設反対運動を繰り広げていた。地元スーパーに勤めるハル(大野智)、すでに子持ちで家電量販店の店員・忠(櫻井翔)、そして編物教室の講師・瞬(相葉雅紀)ら、八丈島で板前修業をしているボン(松本潤)以外、みんな八潮ピースのメンバーだった。人気アイドルグループ嵐の『ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY』の続編。(106分/カラー/ワイド)[投票]
★2お吟さま(1962/日)ある日、石田光成(南原宏治)から縁談話を持ちかけられていることを父・千利休(中村鴈治郎)から聞いた娘のお吟(有馬稲子)は、6年間思いを募らせてきたキリシタン大名・高山右近(仲代達矢)に自らの心を打ち明けた。しかし、お吟の願いは叶わず堺の商人、宗安(伊藤久哉)の元へと嫁ぐこととなる。そして2年の歳月が流れた。しかし未だ、右近への思いを断ち切れずにいるお吟を、夫の宗安は疎ましく思い始めてた。そんな矢先、大公秀吉(滝沢修)がお吟を見初めたことを知った光成と宗安は、ある陰謀を企てるのであった。今東光直木賞受賞作の映画化で監督は田中絹代。(103分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3借王〈シャッキング〉 ファイナル(2001/日)億単位の借金を抱えた銀行マン安斉(哀川翔)、刑事の水沼(志賀勝)、クラブのママ怜子(夏樹陽子)が巧妙痛快な手口で大金をせしめるピカレスクコメディ・シリーズ最終作。ついに安斉の使い込みが銀行上層部の耳に入ってしまった。ひかり銀行東京本社の取締役(堀田眞三)は安斉に辞表を書かせ自分が作った不良債権10億円を変わりに解消すれば、安斉の使い込み8億円と辞表を不問にするという条件を突きつけてきた。早速、安斉は怜子(夏樹陽子)と連絡をとり上京し作戦を練り始める。同じころ水沼刑事も以前の援助交際相手で、今は東京で暮らしている小娘の呼び出しにホイホイと乗って東京にいた。(92分/カラー)[投票]
★3王子と踊子(1957/米)1911年のロンドン。新国王の戴冠式に招かれた国賓のなかに気難しく政治的にも欧州の鍵を握るカルパチア王国の摂政チャールズ大公殿下(ローレンス・オリヴィエ)がいた。歓迎のレビューで大公は一座の踊子エルシー(マリリン・モンロー)に目をとめ、二人だけの晩餐会に彼女を招待したのだった。ヤンキー娘のエルシーは、大公の不器用な口説きに辟易とするばかり。さらに大公と息子の少年国王のニコラス(ジェレミー・スペンサー)の対立を知り逃げ出そうとするのだが、大公の義母の皇太后(シビル・ソーンダイク)に気に入られてしまうのだった。原作はテレンス・ラティガンの舞台喜劇。(117分/カラー)[投票(1)]
★3ミスター・ミセス ミス・ロンリー(1980/日)孤児院育ちの孤独な少女(原田美枝子)は、小説の主人公千里の名を騙って奇妙な行動に出た。手錠で自分を道端の柱につなぎ、拾ってくれる男を待ったのだ。そして、通りかかったクラブオーナーでオカマの花森(名古屋章)の囲われマネージャー市雄(宇崎竜童)の家に転がり込んでしまった。一方、出版社に勤める三崎(原田芳雄)は、商事会社の横領にからむ15億円を横取りしマネーロンダリングの方法を模索していた。ひょんなことから市雄の店の上得意客に成金実業家の宗形(三國連太郎)がいることを知った三崎は、強奪金の浄化に宗形を利用しようと市雄と千里を仲間に引き込むのだった。(138分/カラー/ビスタサイズ)[投票]