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[あらすじ] 暗くなるまで待って(1967/米)

冒頭、初老の男性が人形の体を引き裂いてその中に麻薬を押し込む。それを受け取ったリサは空港で危険を察知し、そこで知り合ったサムに人形を預ける。ところ変わって下町。リサの仕事仲間トールマン(リチャード・クレンナ)とカーリノが待ち合わせ場所にやって来るが何かがおかしい。そこは彼女の家ではなく、サムの家であるばかりか、リサの死体をも発見してしまう。そこへロート(アラン・アーキン)と名乗る男が現れ麻薬を探す手伝いをしろと持ちかけてくる。リサを殺ったのも彼らしい。報酬は一人二千。二人はしぶしぶ応じるがそこへサムの妻スージー(オードリー・ヘプバーン)が戻ってくる。彼女はどうやら盲目のようだ。三人はそれを利用して麻薬のありかを探り出そうと彼女に近づく。窮地に陥った彼女にとって唯一の武器は暗闇だけだった…
モモ★ラッチ

ダイヤルMを廻せ!』のフレデリック・ノットのブロード・ウェイで大ヒットした戯曲の映画化。

カラーコンタクトをはめて盲目役を演じたオードリーは、実際に盲目の女性から学び役に挑んだそうで、1967年アカデミー主演女優賞にノミネートされた。しかしながら、この作品の制作をつとめた夫のメル・ファーラーとは、映画終了後離婚し、次回作『ロビンとマリアン』までの9年間、映画界から遠ざかった。

またオードリーが部屋中の電灯を割り、真っ暗にする場面では、臨場感を醸し出すために映画館内の照明をすべて消し、観客を映画同様暗闇に置く工夫を凝らした。ただし、日本では消防法の定めで非常口の緑ランプを消すことが出来ず、しらけてしまったという逸話がある。

(評価:★4)

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