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[あらすじ] 子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる(1972/日)

徳川幕府の大名達に対する厳しい改易廃絶の果てに生まれた三つの組織。大名達の不穏な動きを探る探索人(黒鍬一族)、幕府の敵を暗殺する刺客人(柳生一門)、そして切腹を命じられた諸大名の介錯を行う公儀介錯人(拝一族)。公儀介錯人の拝一刀(若山富三郎)は、その地位を狙う裏柳生の総帥・柳生烈堂(伊藤雄之助)の陰謀によって妻を殺され、謀反の疑いまでかけられる。柳生一族への復讐を誓った拝一刀は、息子・大五郎(富川昌宏)を連れて“冥府魔道”の旅に出るのだった・・・。(製作=勝プロ/配給=東宝/95分)
AONI

「漫画アクション」に連載していた小池一雄小島剛夕原作の大ヒット劇画を、勝プロが若山富三郎主演で映画化したシリーズ第一作。TV版のほうが先だと誤解されがちだが、萬屋錦之介主演のTVシリーズは、映画のヒットを受けて翌年から始まった。

シリーズ全部で6作製作された。(1作目〜3作目、5作目は三隅研次監督、4作目は斎藤武市監督、6作目は黒田義之監督) マカロニウエスタンの影響を受けた荒唐無稽さと、今なら「R−15指定」間違いなしの残酷映像が話題になった。

海外でもスプラッター映画の元祖として人気が高く、ロジャー・コーマンによって買い付けられ、本作と2作目『子連れ狼 三途の川の乳母車』を編集した『SHOGUN ASASSIN』なる題名で全米公開されヒットした。

(評価:★3)

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