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町田さんのお気に入りあらすじ(2/4)

新・動く標的(1975/米)★3 舞台は現代アメリカ・ニューオリンズ。私立探偵ハーパー(ポール・ニューマン)は、かつての恋人で今は地元の名門デブロー家に嫁いでいるアイリス(ジョアン・ウッドワード)から「自分の不貞を告発する脅迫状が送られてきたのでその送り主を突き止めて欲しい」との依頼を受ける。さっそく調査を開始するハーパーだったが、デブロー家は強欲な老婦人オリビアが全てを牛耳っており、さらにはその広大な敷地内に埋蔵されている石油を地元の実力者が虎視眈々と狙っていた。…やがてオリビアが何者かによって殺される…。作家ロス・マクドナルドの「魔のプール」をベースに映画化した、ハードボイルド・ミステリー。(本篇109分) (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(1)]
サン・フィアクル殺人事件(1959/仏)★3 「…懲罰の鐘が鳴った おまえは聖灰の日に死ぬだろう…」…舞台は現代フランス。幼馴染の伯爵夫人が脅迫状を受け取ったとの報を受け、生まれ故郷のサン・フィアクルに41年ぶりに帰郷したパリ警視庁の敏腕警部メグレ(ジャン・ギャバン)。10年前に先代の伯爵が亡くなり、現在は夫人が取り仕切る城館は、しかし一人息子の放蕩ゆえ、かつての栄華もむなしくさびれゆくのみ…。彼女の周りには、伯爵家の財産を狙う連中が集まっていた。そんなある日、礼拝中の夫人がメグレの目の前で心臓発作を起こして死んでしまい…。人気推理作家ジョルジュ・シムノン原作のミステリー・ドラマ。サン・フィアクルは彼の故郷でもある。(本篇102分) (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(1)]
ロルカ、暗殺の丘(1997/スペイン)★3 「焼けつくような痛み 午後の5時 群集の大きなざわめき 午後の5時」…1936年のスペイン・グラナダ。詩人で前衛的な劇作家のフェデリコ・ガルシア・ロルカ(アンディ・ガルシア)の劇を鑑賞し感銘を受けた少年リカルド。しかしまもなく勃発したスペイン内戦の最中、ロルカは当局に捕らえられ、その後謎の死を遂げてしまう。…それから18年後。内戦の難を逃れるため家族と共にアメリカに亡命し作家となったリカルド(イーサイ・モラレス)は、ロルカの死の真相を確かめるべくスペインへ帰国するが…。38歳の若さで暗殺された実在の天才詩人の死の謎を描いたサスペンス・ミステリー。(本篇115分) (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(1)]
マスター・アンド・コマンダー(2003/米)★4 パトリック・オブライエンの冒険小説“オーブリー&マチュリン”シリーズ10作目『南太平洋、波瀾の追撃戦』を映画化。1804年4月。ヨーロッパ征服を狙うフランス軍の前に、イギリス軍は兵力を補うため、幼い少年達までも戦場に送らなければならない状況に陥っていた。12歳の士官候補生ブレイクニー(マックス・パーキス)らは、ジャック・オーブリー艦長(ラッセル・クロウ)率いるサプライズ号に乗り込んだ。ある日、霧の中から突然フランス軍の武装船アケロン号が姿を現し、サプライズ号に奇襲を仕掛けてきた・・・。(139分) (ダリア)[投票(2)]
追悼のざわめき(1988/日)★4 大阪釜ヶ崎に住むプータローの誠(佐野和宏)は廃ビルの屋上に住み、若い女性を惨殺しては死体の肉魂や内臓をマネキンに埋め込む作業に勤しむのであった。彼は小人の兄妹に雇われて下水工事の仕事に就く。やがてマネキンに引き寄せられるが如く美男美女の兄妹やルンペン(大須賀勇)が集まってくる…。石井聰互の狂映社で『錆びた缶空』を撮りぴあフィルムフェスティバルで注目された松井良彦の第3作。 (けにろん)[投票(1)]
サンダーパンツ!(2002/英)★4 パトリック(ブルース・クック)は持って生まれた災難で、究極の屁こき体質を身につけていた。その威力に家庭は崩壊、級友には寄り付かれず、教師には怒られっぱなしであった。だが、嗅覚の鈍い天才少年アラン(ルパート・グリント)だけが彼の唯一の友となり、その証しとして屁を処理する「サンダーパンツ」を彼に贈った。その一号機は失敗に終わるが、短時間屁力飛行機である二号機はマスコミの度肝を抜いた。そしてパトリックは度重なるトラブルを乗り越え、友とおのれの力で夢に見た宇宙へと挑む。完成した屁力ロケット「サンダーパンツ3号」で…。〔87分/カラー/ヴィスタ〕 (水那岐)[投票(1)]
本陣殺人事件(1975/日)★5 ――その婚礼は、嫁入行列の宵からおかしなことがあった。4月も末だというのに、雪が降りはじめたのだ。旧本陣一柳家の跡取り・賢蔵(田村高廣)と、果樹園主久保銀造の姪・克子(水原ゆう紀)との婚姻は、家格の違いから誰もが成立を危ぶんでいた。厳格で専制的な賢蔵は周囲の反対を一顧だにせず、式は執り行われたが、新郎新婦がはなれ座敷で床入りをすませた払暁、妖しげな琴の音とともに女の叫び声が家中に響きわたり、ふたりは血みどろの無残な死体となって発見されたのだ。白銀の雪に閉ざされた密室殺人の謎を解くため、銀造は探偵・金田一耕助(中尾彬)を招へいした――。カラー・ワイド・106分。ATG配給。 (木魚のおと)[投票(1)]
青島要塞爆撃命令(1962/日)★4 バルカン半島に端を発した戦火は極東にまで拡大し、日本は中国・遼東半島青島(チンタオ)に要塞を構えるドイツ軍と対峙することになった。陸海からの攻略に手間取る日本軍は、未だ黎明期の日本海軍航空隊の所有する全機(2機)に空からの爆撃命令を出す。この第一次世界大戦において初登場した新兵器の飛行機であるが、時にはツバメに追い越される程の代物でもある。隊長(池部良)以下たった4人(加山雄三佐藤允夏木陽介)の航空隊は世界初の空母となった輸送船「若宮丸」に複葉のモーリス・ファルマン水上機を乗せて出撃した。喜劇畑の古沢が描く痛快娯楽アクション。<東宝/99分/カラー> (sawa:38)[投票(1)]
狂った一頁(1926/日)★3 船員だった男(井上正夫)は、妻(中川芳江)と娘(飯島綾子)を捨てて外国へ渡っていた。数年後に男が帰ってくると、妻は発狂し、精神病院に収容されていた。罪悪感を覚えた彼は、病院の小使になって妻の傍にいることを選ぶ。しかし妻には彼が誰であるか分からない。娘には恋人がいたが、そんな母親のため結婚もできそうにない。いっそのこと3人で脱走して、国外ででも暮らそうと考える男だが…。[59分/モノクロ/スタンダード] [more] (Yasu)[投票(5)]
ドラえもん 帰ってきたドラえもん(1998/日)★5 いつものようにジャイアンにいじめられ、ドラえもんに泣きつくのび太。だがいつになくドラえもんはのび太を突き放す。なぜならドラえもんは未来の世界に帰らねばならなかったのだ・・・。昭和49年に学習誌に掲載された、名作の誉れ高い「さようならドラえもん」「帰ってきたドラえもん」の2作を映画化。渡辺歩監督による、いわゆる「泣けるドラえもん」シリーズ第一作。 (イリューダ)[投票(1)]
裸の大将(1958/日)★5 ボ、ボクは山下清(小林桂樹)っていうんだな。ボクは頭が悪いんだけどそれは何でかって言うと生まれる時に頭が悪かったからなんだな。学校でからかわれるので小学校も5年で辞めたんだな。それで何だかボクみたいな人がたくさんいる「学園」てところに入ったんだけど春になるとつい飛び出していってしまうんだな。そ、それでいろんな場所を放浪して回っておっ母さん(三益愛子)も死んだって嘘ついてまでゴハンを恵んでもらうんだな。でもボクの言うことはちょうど今戦争中の日本では結構浮くらしいんだな。な、何でなんだろうな。[92分/カラー/シネマスコープ] [more] (Yasu)[投票(10)]
衝動殺人 息子よ(1979/日)★5 横浜で鉄工所を営む川瀬(若山富三郎)は、一人息子の武志(田中健)を跡継ぎとして育てていた。しかしある夜、武志は通り魔に刺され亡くなってしまう。さらに追い打ちをかけるように、武志の死には一切の補償が受けられず、犯人も未成年のため軽い刑で済むことを川瀬は知る。一度は犯人に復讐しようとした川瀬だが、思い直して妻・雪枝(高峰秀子)と共に、犯罪被害者の救済制度の確立を訴えて全国を回ることを決意する。[131分/カラー/ヴィスタ] [more] (Yasu)[投票(1)]
私は貝になりたい(1959/日)★5 「お父さんは二時間ほどしたら遠い遠いとこへ行ってしまいます。・・・生まれ変わっても人間にはなりたくありません。・・・どうしても生まれ変わらなければならないなら、私は貝になりたい・・・」戦争末期、床屋を営む清水豊松(フランキー堺)が召集される。ある日米軍機のパイロットが捕虜として連行され、部隊長は戦意高揚の為と称して、豊松に銃剣で捕虜を突き殺すよう命令をする。怯えながらも命令には絶対服従しなければならない豊松は目をつむり突進した。そして敗戦後、彼のところにMPがやってきた。罪状は「捕虜虐待」にて死刑。昭和33年に放送されたドラマとして生放送され、大反響を呼んだ作品を同スタッフで映画化。 [more] (sawa:38)[投票(6)]
絞死刑(1968/日)★1 「死刑制度廃止に反対の方にお聞きします。あなたは死刑場を見た事がありますか?」冒頭のテロップでいきなりテーマを問いかけられる。死刑囚Rこと朝鮮人少年R(尹隆道)の処刑執行が行われた。しかし、Rは死ななかった。Rは蘇生したが記憶を失っており、このままでは刑を再執行する事は出来ない。所長・看守・検事・教誨師たちは狼狽し、彼の記憶を取り戻させるべく奮闘努力が始まった。死刑とは?国家とは?そして朝鮮人とは?Rが素朴な質問を投げかけ、所長たちはドタバタの寸劇を演じて答えていく。全編強烈なブラックジョークで覆われているが、未成年だが朝鮮籍が故に死刑になった実際の「李少年事件」がモデルになっている。 (sawa:38)[投票(1)]
日本の夜と霧(1960/日)★2 60年安保闘争が激化する中、学生運動出身の男(渡辺文雅)と女子学生活動家の結婚式が行われようとしていた。そこに警察から追われる青年活動家(津川雅彦)が現れた。式の参加者たちは現役の活動家とかつての学生運動の指導層であり、青年は彼等に「総括」を求め、式は人民裁判の様相を呈していく。時間軸は10年前と現在を行き来し、彼等の忌まわしい過去を次々と暴いていく。全編、驚異的な長廻しの撮影で台詞の失敗も構わずに編集されという挑戦的(?)な作品。社会党浅沼委員長の刺殺事件の影響もあり、公開わずか4日で上映打ち切りになり、これをきっかけにヌーベルヴァーグの旗手大島渚は松竹を退社する事になった。 (sawa:38)[投票(4)]
エレキの若大将(1965/日)★4 京南大学アメラグ部の若大将こと田沼雄一(加山雄三)は、仲間の青大将こと石山(田中邦衛)が澄子(星由里子)の車と起こした事故を肩代わりすることに。弁償金を作るために、田沼は石山や仲間達とバンドを組んで「勝ちぬきエレキ合戦」に出場、見事優勝する。が、その後のトラブルで若大将は停学になり、恋仲になっていた澄子とも誤解から亀裂が生じてしまう。おまけに実家のすき焼き屋・田能久が潰れかけ、さらにアメラグ部の試合も近日中に迫っていた!若大将の恋と青春の行方は?!当時最高潮を極めたエレキ・ブームを取り入れ大ヒットした若大将シリーズ第6作目。 (荒馬大介)[投票(1)]
マダムと女房(1931/日)★3 郊外の家に引っ越してきた劇作家(渡辺篤)。大音量で音楽を鳴らす隣の家がうるさいと抗議に出向いたら、その家のマダム(伊達里子)に魅了されてしまい、一緒になって騒ぐ旦那。女房(田中絹代)はすっかりヤキモチを焼いてしまう。[64分/モノクロ/スタンダード] [more] (Yasu)[投票(2)]
足にさわった女(1952/日)★3 大阪府警のスリ担当刑事(池部良)は休暇で東京へ向かっていた。列車内で「女の悪党に美人はいない」と編集担当者に自説を披露する人気作家・坂々安古(山村聰)を見かけた刑事は、「職業経験上、美人の悪党だっている」と横から口を出して口論になってしまう。そんなとき刑事は顔見知りの美人スリ(越路吹雪)が同じ列車に偶然乗り合わせているのを発見。このスリを作家に引き合わせて、自分の説が正しいことを証明しようと考える。澤田撫松の原作小説を和田夏十市川崑が脚本化。同脚本で62年に増村保造監督でリメイクもされている。(84分/モノクロ/スタンダード) (ぽんしゅう)[投票(1)]
次郎長三国志・殴込み甲州路(1953/日)★3 マキノ雅弘監督による東宝版・次郎長シリーズ第5部。清水の港は秋祭りでにぎわっていた。おまけに婚礼というおめでたも重なり、呑気に浮かれる次郎長(小堀明男)の子分たちである。一方、甲州に開いている賭場が、当地のやくざの手先である勘助(小堀誠)という男によって荒らされているという知らせが、次郎長のところに届いていた。詳しい様子を知るべく、まずお仲(久慈あさみ)が甲州へ旅立つが、やがてそのお仲が勘助に捕らえられたという続報が入る。勘助を倒し、お仲を救い出さねばならない。いざ、甲州路殴り込み![77分/モノクロ/スタンダード] [more] (Yasu)[投票(2)]
麻雀放浪記(1984/日)★4 終戦直後の上野。賭場に足を踏み入れた17才の哲(真田広之)は、ドサ健(鹿賀丈史)のお陰で、稼ぐことが出来た。コーチ代として金を巻き上げられたものの彼とつるむようになる哲は、今度は秘密カジノへ二人で乗り込む。ところがドサ健は一人で早々と勝ち逃げし、負けが込んだ哲は米兵に袋だたきに遭う。そんな彼をママ(加賀まりこ)は介抱し、雀荘街での活きる術を手ほどきしていく。 [more] (chilidog)[投票(1)]