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[あらすじ] 日本侠客伝(1964/日)

明治時代の東京深川。ここで古くから運送業を営む木場政一家は、振興の沖山商会(親分:安部徹)の執拗な攻撃に悩まされていた。沖山は人足を脅迫して引き抜いたり、価格破壊によって市場を独占した後で値を吊り上げるなど悪行三昧。そんな時、出征先から”辰巳の長吉”(高倉健)が帰還、子頭となった彼は仲間(田村高廣、松方弘樹ら)や客分の清次(中村錦之助)らと協力して木場政の建て直しを図る。 東映任侠路線の中核を担った人気シリーズの記念すべき第一作目で、監督は巨匠マキノ雅裕が務めた。 <東映京都/98分/カラー/スコープ>
町田

時代劇人気が翳り始めた’63年、東映は石井輝男監督の『昭和侠客伝』、そして沢島忠監督の『人生劇場 飛車角』シリーズのヒットを受け、本格的にやくざ映画制作に乗り出し、脚本を社内脚本家コンクールで優勝した笠原和夫に、監督を時代活劇、そして早撮りの名手マキノ雅裕に依頼する。主演には、当時東映時代劇の看板スターだった中村錦之助が決定していたが、クランク・イン直前になって「(保守反動的な)やくざ映画には出ない」と降板したため、急遽代役に駆け出しの高倉健が起用された。中村は「最初で最期」と助演に廻り義理を果たした。

(評価:★4)

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