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死ぬまでシネマさんのあらすじ: 点数順

★5コレクティブ 国家の嘘(2019/ルーマニア=ルクセンブルク=独)ルーマニアの首都ブカレストのクラブ「コレクティヴ」で2015年10月30日に火災が発生、27名が死亡し180人が負傷した。その後、数ヶ月を経過する間に死者は増え続け、搬送先の公立病院などで37名が死亡。政府は適切な医療が行なわれたと繰り返し説明したが、不審に思った被害者家族とジャーナリストは追及を続ける。するとスポーツ紙「ガゼタ=スポルトゥリロル」の記者たちは、医療体制のとんでもない実態を突き止める。… 〔カラー/ビスタ/109分〕 [more][投票]
★5蟻の兵隊(2005/日)(参考) 2006年キネマ旬報文化映画、僅差で2位(1位は羽田澄子監督の『あの鷹巣町の、その後』)。キネマ旬報日本映画としても堂々の15位。日本映画ペンクラブ文化映画1位。香港国際映画祭=人道に関する優秀映画賞受賞。◆ あらすじはぽんしゅうさんの方を参照して下さい。[投票]
★5軍旗はためく下に(1972/日)1952年戦没者遺族援護法が施行されたが「敵前逃亡につき処刑」とされた富樫軍曹(丹波哲郎)は英霊の列に加わる事も出来ず、妻サキエ(左 幸子)にも恩給は支給されなかった。以来サキエは端書1枚の通知での処理、判決文も軍法会議開催の証拠もない処分は納得できないと、20年以上厚生省に不服申立てを続けてきた。すると厚生省の新課長(山本耕一)から当時の分隊名簿が渡された。「問合せに応じない4名なら何か情報をご存じかも知れません。遺族の方が直接頼んでみては…?」サキエは夫の死の真相を突き止めようと訪ねる決心をした。しかし4人(三谷 昇関 武志市川祥之助内藤武敏)の口から語られた言葉は…。 [more][投票]
★5DEAR WENDY ディア・ウェンディ(2005/デンマーク=仏=独=英)アメリカの炭坑町。坑夫になりたくないディック(ジェイミー=ベル)は強盗に怯えるサロモンさん(テディ=ケンプナー)の小さなスーパーで働く。家政婦のクララベル小母さん(ノヴェラ=ネルソン)の孫セバスチャン(ダンソ=ゴードン)のためにスーザン(アリソン=ピル)の雑貨屋で買った玩具の回転式拳銃を、スティービー(マーク=ウェバー)が本物の銃だという。銃に詳しい彼も「バッドスチール」と名付けた拳銃を持っていた。ディックも銃に名前を付ける。「ウェンディ」ディックの最高の友人、恋人。二人は町の日陰者の友人たちに声を掛けた。銃による平和主義者のクラブ「ダンディーズ」の誕生だった。…[投票]
★4煙突の見える場所(1953/日)緒方隆吉・弘子夫婦(上原 謙田中絹代)はおばけ煙突の見える川辺に月3千円の家を借り、2階を久保健三(芥川比呂志)と東 仙子(高峰秀子)にそれぞれ千7百円と千円で貸している。それでも暮らし向きは苦しく、荻野法で避妊しなくてはならない。と、最近隆吉は姉さん女房の弘子がよそよそしく感じられてきた。妻は昔の事を何も語らない…。◆ 夫婦や男女の心の機微を優しく描いた好篇。穏やかな暮らしにも戦争の記憶は翳を落としている。[108分 白黒] [more][投票(1)]
★4リバー、流れないでよ(2023/日)冬の京都・貴船の老舗旅館<ふじや>で仲居をしているミコト(藤谷理子)は、仕事の合間に裏の川辺でしばし息をつく。アレッあたし今ここに居たかしら? また仕事に仕事に戻るが、2分程すると、アレッあたし今ここに居たかしら? また慌ただしく仕事に仕事に戻るが、アレッあたし今ここに居たかしら?… これって変じゃない⁉︎ 君もそう思う? コレは只事じゃ無いゾ⁉︎ 〔カラー/86分〕 [more][投票]
★4超破壊核戦争 滅亡のエピローグ(1995/米)「科学が世界に原爆を投下し、夜を変えてしまった…」というH.G.ウェルズ「解放された世界」(1914年刊)の衝撃的な言葉から映画は幕を開ける。… 1945年7月16日米国ニューメキシコ州での世界初の核実験から、1963年の部分的核実験禁止条約(PTBT)調印前後までの、核開発の恐怖と狂気の歴史を辿る。米国内外から集められた核爆弾・核実験に関する記録映像やニュース映像を年代順に追いながら、当時の直接の担当者たちの解説が加えられている。ナレーターは『スタートレック=シリーズ』のウィリアム=シャトナー。迫力ある劇中音楽の演奏はモスクワ交響楽団。◆ 白黒・カラー/ 92min./ IMDb:http://us.imdb.com/title/tt0114728/ [more][投票]
★4映画 太陽の子(2021/日=米)京都大物理学科の学生=修(柳楽優弥)は、荒勝教授(國村 隼)が軍から要請された原爆開発に参加、没入してゆく。療養の為に戦場から一時帰宅してきた弟の裕之(三浦春馬)。そして二人の幼馴染である世津(有村架純)。迫り来る破局を予感しつつ、未来への希望を模索し苦悩する3人の若者と共に、日本の原爆開発の顛末を描く。〔カラー/111分〕 [more][投票]
★4NAGASAKI 1945 アンゼラスの鐘(2005/日)長崎の神学校から外国人神父が特高警察によって連行された。残された人々は神学校を守るため、当時の国民病であった結核の為の病院を設立する。その浦上第一病院に請われて赴任した青年医師=秋月辰一郎(伊藤健太郎)は仏教徒ではあったが、誠実な人柄でカトリック信者からも信頼されていた。広島に新型爆弾が投下され、秋月らも戦況を案じていたところ、長崎にも原爆が炸裂、天主堂のアンゼラスの鐘も吹き飛ばされた。… 語りは小林桂樹。キャラクターデザイン・作画監督は小野隆哉。〔80分/カラー〕支援:文化庁/文部科学省選定 [more][投票]
★4女王蜂の神秘(1962/日)科学映画の巨匠=樋口源一郎による、知る人ぞ知る代表作。蜜蜂の生態を科学的視点から追究したドキュメンタリー。女王蜂の誕生と成長に隠された驚嘆すべき物語のみならず、働き蜂や雄蜂の一生をも、習性からそのビターエンドな結末まで余すことなくフィルムに収めきった。制作=桜映画社。〔33分/35mm/カラー〕◆ 文部省特選/ヴェニス国際記録映画際青銅賞/バンクーバー映画祭特別賞/伊=農業映画祭グランプリ[投票]
★4広島長崎における原子爆弾の影響(1946/日)原爆投下直後より企画され、1945年9月下旬から被爆地で撮影された。撮影途中より米軍管轄下に入り、撮影終了後フィルムは米軍に没収された。詳細な経緯は以下解説を参照。〔164分/白黒/16mm〕 [more][投票]
★4生きていてよかった(1956/日)1955年に広島・長崎で開催された「第1回原水爆禁止世界大会」の支援運動の一環として製作されたドキュメンタリー。米軍に没収された日本映画社の記録映画『広島長崎における原子爆弾の影響』('46)からも一部引用されている。「死ぬことは苦しい」「生きていることも苦しい」「でも生きていてよかった」の3部構成。観賞したJ.F.ケネディ米大統領は感激してアメリカへの招待状を送ったが、日本政府はビザの発給を拒否した。勅使河原 宏が助監督として参加。語りは山田美津子。〔53分/白黒〕◆ 全洋画online:www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=137335[投票]
★4ジョン・ラーベ 南京のシンドラー(2009/独=仏=中国)1937年12月、独シーメンス南京支社長だったジョン=ラーベ(ウルリッヒ=トゥクール)はドイツ本社からの召還により帰国を準備していたが、日本軍の南京包囲により、本人の意思とはうらはらに急遽作られた南京安全区国際委員会の委員長に就任する。欧州ではユダヤ人迫害を開始し領土拡張の準備を進めていたナチス党であったが、既に27年南京で暮らしていたラーベも南京支部副支部長として熱心な党員であった。その彼が、日本軍の殺戮行為を前に人道支援に奔走する事となる。… [more][投票]
★4無法松故郷へ帰る(1973/日)未帰還兵を追って タイ篇』に続く第3弾。今回は、前作に登場した「気骨のひと」、長崎出身でタイ国で農業を営む藤田松吉氏に焦点を当て、その30年振りの帰郷と家族との再会にまつわるドラマチックな展開を記録する。録音=武重邦夫〔カラー/スタンダード/16mm/47分〕[投票]
★4未帰還兵を追って 第二部 タイ篇(1971/日)東京12チャンエル(現=テレビ東京)制作のテレビドキュメンタリー。『マレー篇』に続く第二弾。タイに残った3人の未帰還兵に、今村昌平本人が様々な質問を投げかける。祖国からの訪問者に対し、3人はそれぞれ異なった有り様を見せる。〔49分/16mm/カラー〕[投票]
★4こんばんは(2003/日)東京都墨田区立文花中学校の夜間学級。17歳から92歳まで8ヵ国80名もの様々な生徒が集い学ぶ夜間中学を、1年半にわたり記録した。見城慶和先生は山田洋次監督の映画『学校』のモデルの一人。語りは倍賞千恵子。92min./製作=イメージ・サテライト [more][投票]
★4ひめゆり(2006/日)地獄の沖縄戦で従軍看護婦となった(ならざるをえなかった)“ひめゆり学徒隊”の生存者から、真実の声を聞くドキュメンタリー。製作に13年の歳月を費やした。〔カラー/130分〕◆ 公式HP: http://www.himeyuri.info/ 全洋画online: www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=327490 ◆ 日本ジャーナリスト会議特別賞/'07年第7回文化庁文化記録映画部門大賞/'07年キネマ旬報文化映画1位/'07年度日本映画ペンクラブ文化映画部門1位[投票]
★4バス174(2002/ブラジル)2000年6月12日、ブラジルのリオデジャネイロで起きたバス174系統のジャック事件。当時ブラジル全土がこのニュースに釘付けになったが、その報道の多くは事件の表層を囃し立てるに留まり、選挙に与える影響等を論じたのみで、この事件の犯人が如何なる人間で、なぜこのような悲劇に至ったかを考えようともしなかった。このドキュメンタリーは、関係者のインタビューを交え乍ら、事件の経過を追うと同時にバスジャック犯であるサンドロ=ド=ナシメントの生涯を辿り、それによってブラジル社会の深層(真相)を炙り出す。〔カラー/ビスタ/119分〕 [more][投票]
★4ジェリーフィッシュ(2007/イスラエル=仏)結婚式場のウェイトレスとして働くバティア(サラ=アドラー)は恋人に去られる。彼女は海辺で浮き輪をつけた迷子の少女(ニコール=レイドマン)に出会う。ケレン(ノア=クノラー)とマイケル(ゲラ=サンドラー)は結婚したが、結婚式場でのアクシデントで新婚旅行に行けなくなってしまう。舞台女優のガリア(イラニ=ベン=ヤーコフ)は、偏屈な母マルカ(ザハリラ=ハリファイ)の世話を、フィリピンから出稼ぎにきたジョイ(マネニータ=デ=ラトーレ)に押しつけるように依頼してしまう。… イスラエルの都市テルアビブにおける3組の物語が、同時進行で語られてゆく。〔カラー/35mm/82分/1:1.85〕 [more][投票]
★4いつか眠りにつく前に(2007/米=独)死の床にある老婦人アン(レッドグレーヴ)は、2人の娘(コレットリチャードソン)が聞いた事もない名前を繰返し口にする。それは夢の譫言なのか…。50年前の、アン(デインズ)・ハリス(ウィルソン)・バディ(ダンシー)・ライラ(ガマー)を巡る知られざる物語。◆ 往年の名女優レッドグレーヴストリープの、初の親娘2組競演も話題となっている(誰と誰が親娘かは観てのお楽しみ)。監督は『海の上のピアニスト』『マレーネ』などの撮影を務め、『Fateless('05/洪)』に続き今回監督2作目のラホス=コルタイ。〔カラー/117分〕 [more][投票]