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死ぬまでシネマさんのあらすじ: 更新順

★0嗚呼 満蒙開拓団(2008/日)1931年の満州事変以後、30万とも言われる日本人が国策によって新天地「満蒙(満州・内蒙古)」の地に送り込まれた。満州とは現・中国東北部。その満蒙開拓団に訪れた悲劇。1945年8月9日のソ連参戦と満州進駐によって、難民となった約8万数千人が内地に帰国する事なく亡くなった。2002年に始まった中国残留孤児の国家賠償請求訴訟を通じ、中国周 恩来首相の指示で満州開拓民の遺骨を納めた「方正(ほうまさ)地区日本人公墓」が方正県政府により建立されていた事を知った羽田澄子監督により企画された。監督自身が満州からの引揚者である。◆ 2009年6月13日〜7月31日迄、東京の岩波ホールで公開。以後全国巡回中。〔120分/自由工房〕 [more][投票]
★0鳳鳴 - 中国の記憶(2007/中国)1950年代の中国。地方紙の記者だった和鳳鳴(ホー=フォンミン)は、同じく記者である夫の記事の為に反革命分子とされ、別々の強制収容所へ入れられた。1974年に名誉回復をするまで、要した約30年もの苦難の物語。◆『鉄西区』で2003年山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞を受賞した王兵(ワン=ビン)監督作。〔中国語/カラー/183分〕◆ 本作も2007年の同映画祭で見事大賞を受賞し2冠を達成した。[投票]
★0時代を撃て 多喜二(2005/日)1920年代〜30年代にかけて反戦・社会主義思想を掲げて活動し、特高警察によって虐殺された作家小林多喜二の生涯と文学を、彼の文学に影響された人びと、彼を直接知る人びとの証言によって炙り出すドキュメンタリー。語りは湯浅真由美。◆ 88分/35mm/カラー/スタンダード(ビデオ収録)/制作=時代を撃て・多喜二製作委員会/公式HP:http://home.b09.itscom.net/takiji/ ◆ '05年度キネマ旬報文化映画5位[投票]
★4女王蜂の神秘(1962/日)科学映画の巨匠=樋口源一郎による、知る人ぞ知る代表作。蜜蜂の生態を科学的視点から追究したドキュメンタリー。女王蜂の誕生と成長に隠された驚嘆すべき物語のみならず、働き蜂や雄蜂の一生をも、習性からそのビターエンドな結末まで余すことなくフィルムに収めきった。制作=桜映画社。〔33分/35mm/カラー〕◆ 文部省特選/ヴェニス国際記録映画際青銅賞/バンクーバー映画祭特別賞/伊=農業映画祭グランプリ[投票]
★3炭鉱に生きる(2006/日)明治から昭和に掛けて筑豊に生きた炭坑夫、山本作兵衛翁が残した数百枚の詳細な炭鉱絵画を基に、日本の基幹産業であった石炭採掘の現場の生活を偲ぶ再現ドキュメンタリー。二胡演奏は賈 鵬芳(ジャー=バンファン)、ナレーターは窪田 等、語りは小沢昭一。70min./カラー/35mm/4:3/配給=モンタージュ、メディアストリーミングシステムズ/支援=文化庁 ◆ 2011年5月25日、作兵衛翁の炭坑画は日本初のユネスコ記憶遺産登録を受ける事が決定した。同日現在で、申請数年を経ていまだ登録のならないシネスケを差し置いての快挙である。[投票]
★4広島長崎における原子爆弾の影響(1946/日)原爆投下直後より企画され、1945年9月下旬から被爆地で撮影された。撮影途中より米軍管轄下に入り、撮影終了後フィルムは米軍に没収された。詳細な経緯は以下解説を参照。〔164分/白黒/16mm〕 [more][投票]
★0チェチェメニ号の冒険(1976/日)1975年に周囲6kmに過ぎない小島、ミクロネシア=サタワル島から沖縄海洋博会場まで、先祖伝来の航法のみを頼って3000kmの大航海を達成した、カヌー“チェチェメニ号”の記録。伝統カヌーの造船法、当時のサタワル島の生活も記録されている。チェチェメニ号は現在国立民族学博物館で展示されている。監督は『白き氷河の果てに』('78)の門田(もんでん)龍太郎。語りは森繁久彌。85分/カラー/16mm/シネマスコープ [more][投票]
★0挑戦(1963/日)翌年('64)に東京オリンピックを控えた「東洋の魔女」、日紡貝塚バレーチーム。その壮絶な練習と努力の記録。企画=大日本紡績/製作=電通映画社 ◆ '64年カンヌ映画祭短篇の部グランプリ/'64年キネマ旬報文化映画第3位 [more][投票]
★3ビキニの海は忘れない(1990/日)「足許から平和と青春を見つめよう」をスローガンに学習してきた高知県の高校生らが知った、地元の人々の「第3の被爆」。被爆者聞き取り調査をする中で、1954年のビキニ水爆実験被災者を知った高校生たちは、俗に言う<ビキニ水爆実験>、南太平洋米軍水爆実験被害の全実態を究明すべく更なる調査を開始する。… 語りは吉永小百合。〔62min./カラー〕 [more][投票]
★0ヒロシマ・原爆の記録(1970/日)広島に原爆が投下されて25年。核実験を続ける国々に当時の惨状を呼び起こしてもらいたい、との想いから製作されたドキュメンタリー。完成時にGHQに没収された『広島長崎における原子爆弾の影響』('46)の返還を期にコラージュ的な手法で被爆当時を再現し、'70年8月6日、民放キー局から全国に一斉放映された。録音は福田誠、語りは宇野重吉。第14回日本紹介映画コンクール銀賞 キネマ旬報ベストテン入選 ◆ 16mm/30分/スタンダード/製作=日本映画新社/企画・監修=広島原爆映画製作委員会[投票]
★4生きていてよかった(1956/日)1955年に広島・長崎で開催された「第1回原水爆禁止世界大会」の支援運動の一環として製作されたドキュメンタリー。米軍に没収された日本映画社の記録映画『広島長崎における原子爆弾の影響』('46)からも一部引用されている。「死ぬことは苦しい」「生きていることも苦しい」「でも生きていてよかった」の3部構成。観賞したJ.F.ケネディ米大統領は感激してアメリカへの招待状を送ったが、日本政府はビザの発給を拒否した。勅使河原 宏が助監督として参加。語りは山田美津子。〔53分/白黒〕◆ 全洋画online:www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=137335[投票]
★3地球物語 テレパス2500(1984/日)核戦争後の西暦2100年を人類は宇宙暦元年と定め、それから更に400年後の宇宙が舞台。トルファン星系第5惑星に暮らすウィル(水島裕)は、アンチマター(反物質)を採取して国家に納めているチーフ(小林清志)の宇宙船、スタージェス号に密航し乗組員となる。若い女の面影を思念波によるビジ=スクリーンで見たウィルは、スタージェス号を謎の惑星へワープさせる。その星は、<主>と呼ばれる男(家弓家正)が背中に羽根をつけた全裸の少女たちを従えて暮らしている星だった。ウィルは思念波で見た娘フローラ(MIE)と恋に落ち、主と惑星の謎を暴こうとする。… [more][投票]
★4ジョン・ラーベ 南京のシンドラー(2009/独=仏=中国)1937年12月、独シーメンス南京支社長だったジョン=ラーベ(ウルリッヒ=トゥクール)はドイツ本社からの召還により帰国を準備していたが、日本軍の南京包囲により、本人の意思とはうらはらに急遽作られた南京安全区国際委員会の委員長に就任する。欧州ではユダヤ人迫害を開始し領土拡張の準備を進めていたナチス党であったが、既に27年南京で暮らしていたラーベも南京支部副支部長として熱心な党員であった。その彼が、日本軍の殺戮行為を前に人道支援に奔走する事となる。… [more][投票]
★0モチモチの木(1972/日)家の外にあるモチモチの木を恐くて見る事が出来ない臆病な少年マメ太と、彼を見守るお祖父さんの物語。浄瑠璃調の語りと半立体の和紙を使った人形アニメーションの労作。原作は文=斉藤隆介・切り絵=滝平二郎の同名絵本(岩崎書店'71年)。◆ '73年キネマ旬報文化映画第1位[投票]
★4無法松故郷へ帰る(1973/日)未帰還兵を追って タイ篇』に続く第3弾。今回は、前作に登場した「気骨のひと」、長崎出身でタイ国で農業を営む藤田松吉氏に焦点を当て、その30年振りの帰郷と家族との再会にまつわるドラマチックな展開を記録する。録音=武重邦夫〔カラー/スタンダード/16mm/47分〕[投票]
★4未帰還兵を追って 第二部 タイ篇(1971/日)東京12チャンエル(現=テレビ東京)制作のテレビドキュメンタリー。『マレー篇』に続く第二弾。タイに残った3人の未帰還兵に、今村昌平本人が様々な質問を投げかける。祖国からの訪問者に対し、3人はそれぞれ異なった有り様を見せる。〔49分/16mm/カラー〕[投票]
★3未帰還兵を追って 第一部 マレー篇(1971/日)東京12チャンネル(現=テレビ東京)の「金曜スペシャル」で放送されたテレビドキュメンタリー。政府公式見解では「マレーに未帰還兵はいない」。しかし現実はそうではない、と聞いた今村昌平本人が、未帰還兵を探しにマレーに赴き、方々を探し歩く様を描く。日本語を解する中国華僑から情報を得て、マレー奥地に住むという日本人を訪ねる。しかし解するようでそうでない華僑との意思疎通は困難、インド人部落やマレー現地人とのやり取りでは今村本人が言う通り「何だか訳が解らない」事態へ陥る。製作=今村プロダクション/東京12チャンネル 録音=紅谷愃一 編集=岡安 肇 ◆〔カラー/スタンダード/16mm/47分〕[投票]
★0絵図に偲ぶ江戸のくらし 吉左衛門さんと町の人々(1977/日)江戸後期安政年間、「将軍の日光御成道」と言われた現在の文京区本郷通りに住んでいた髪結い「えび床」の主人、伊せや吉左衛門。彼により当時の暮らしや町の様子、風習を生き生きと記録した詳細な絵図が残されている。伊藤惣一のユーモラスな語りにより、現在と対比しながら往事を偲ぶ記録映画。32min./企画=文京区/製作=岩波映画製作所 ◆ '78年キネマ旬報文化映画第1位[投票]
★3彫る 棟方志功の世界(1975/日)日本が誇る版画家・棟方志功(1903生~75没)。その作品や生まれ育った津軽の風土を通して、彼の芸術世界を描き出したドキュメンタリー映画。語りは鈴木瑞穂。38min./カラー/製作=美術映画製作協会・毎日映画社/文部省特別選定 ◆ '75年ベルリン国際映画祭短編部門グランプリ受賞/'75年芸術祭大賞/'75年キネマ旬報文化映画第1位 [more][投票]
★0明治の洋風建築(1972/日)28min./カラー/制作=英映画社 ◆ '72年毎日映画コンクール教育文化映画賞/'72年キネマ旬報文化映画第1位[投票]