小学２年生の楠林悟（吉田亮）は姉の千鶴子（伊藤歩）に強制的に河原で野球の球拾いをさせられていたが、そこで身長１７センチの傷ついた武士を発見したのだ。何とか息を吹き返した武士が言うには彼は水の精で名を少名彦（山崎努）と言うそうなのだ。楠家に連れて行かれた少名彦はゴキブリやカラスと闘ったり林悟に勇気や自然への愛情を教えたりしてるうちに体が弱っていくのであった。清らかな水だけが少名彦を救う術と知った林悟は林間学校で山奥に水を求めに行く。そして、そのとき地震が起きる…。全編の９０％が合成シーンによる大林宣彦の劇場映画第２５作。