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[あらすじ] 祭りの準備(1975/日)

50年代末の南国土佐。信用金庫勤務の20歳の楯男(江藤潤)は東京に出てシナリオライターになることを夢見ている。父の清馬(ハナ肇)は女狂いで家に寄り付かず、母のときよ(馬淵晴子)は楯男を溺愛する。そして祖父の茂美(浜村純)はボケが始まっているのだ。隣人は泥棒一家で兄の服役中には弟の利広(原田芳雄)が兄嫁の美代子(杉本美樹)の亭主になり妹のタマミ(桂木梨江)は発狂している。幼馴染の恋人、涼子(竹下景子)は左翼かぶれでノンポリの楯男にはついていけない。楯男は土着的且つ閉塞的な郷土からの脱出をなし得るのか…。75年毎日映画コンクールの脚本賞、ブルーリボン賞の助演男優賞、キネマ旬報賞の脚本賞と助演男優賞を受賞。
(★5 けにろん)

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