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けにろんさんのあらすじ: 投票数順

★2メリーゴーランド(1974/伊)数年前に妻を亡くしたロベルト(ベキム・フェーミュ)は10歳の息子ルカ(レナート・チェスティエ)と2人暮らしだが弁護士であるロベルトは忙しくルカのことを構ってやれない。又、恋人のベロニカ(アゴスティーナ・ベリ)を引き合わせるタイミングも難しい。一計を案じロベルトは休暇を取って家族旅行を計画、そこにベロニカも参加させる。ルカとベロニカは心が通うかに見えたが父と恋人のキスを見たルカは心に傷を負う。ロベルトの秘書アルベルト(ニーノ・セグリーニ)が優しくルカを説得。次第にルカも心を開き始めた。そんな折、原因不明のめまいがルカを襲った…。主役のレナート・チェスティエ少年の愛らしさが胸を打ち世界各国でヒットを記録した難病もの。[投票]
★4永遠〈とわ〉に美しく(1992/米)1978年のブロードウェイ。落ち目の女優マデリーン(メリル・ストリープ)の前に学生時代から対抗意識を燃やすヘレン(ゴールディ・ホーン)が婚約者の整形外科医アーネスト(ブルース・ウィリス)を伴って現れた。しかし数ヵ月後の結婚式場ではマデリーンとアーネストが祝福を受けていた。7年後、ヘレンは過食症に陥って精神的にも崩壊寸前だった。更に7年後、容色衰えたマデリーンは落ちぶれて死体の死化粧を生業とするようになったアーネストとビバリーヒルズで荒んだ生活を送っていた。そんな彼らの元にヘレンから出版パーティの招待状が届く…。1992年アカデミー特殊視覚効果賞を受賞。[投票]
★2燃える勇者(1981/日)アフリカで死んだ両親の納骨に帰郷したジョー(真田広之)は、アフリカ行きの船に寝過ごして乗り遅れ、見知らぬ地方都市に来てしまった。街中で暴れ馬を鎮めたのが縁で和平(佐野浅夫)の家に世話になる。両親を亡くし寂しげな孫娘の和代(伊藤かずえ)に兄の文男(矢吹二朗)が誕生プレゼントを持って来るが謎の事故死を起こす。ルポライターの西条(勝野洋)が現れ文男は街のボス大矢(安部徹)の悪事の証拠を掴んだ為に殺されたと言った…。土橋享の監督昇進第1作。[投票]
★3ファイナル・プロジェクト(1996/豪=香港=露=米)香港国際警察特捜隊員のジャッキー(ジャッキー・チェン)にCIAから緊急指令が入った。国際的密輸グループのメンバーのナターシャ(グリシャエバ・ノンナ)をウクライナまで追跡しろとのこと。楽勝任務と浮かれるジャッキーだったが、ウクライナ空港で地元警察に任務を引き継ごうとしたその時、ナターシャが会った人物に目が行く。元CIA局員で現武器密輸業者のツィ(ジャクソン・ルー)であった。ツィはUR−25という世界を壊滅させ得る秘密兵器の取引に絡んでいたのであった。ジャッキーのワールドワイドな追跡が始まった…。『レッド・ブロンクス』で全米拡大公開を遂げたジャッキーが続いて放った作品。[投票]
★3夜逃げ屋本舗(1992/日)借金苦に悩む人々を救済すべく夜逃げを斡旋する「ミッドナイトラン」の社長、源氏(中村雅俊)は今日も或る家族を借金取りの魔手から救った。一方、「大帝都信販」調査部の芙美子(大竹しのぶ)は彼等の行動を阻止しようと挑んで来るが源氏達は何とか凌いで仕事を遂行している。そんな或る日、暴力金融を営む浜崎組組長(谷啓)が彼等に夜逃げを依頼してきた…。この後シリーズ化され3までが公開された。[投票]
★3三文役者(2000/日)タイちゃんこと役者の殿山泰司竹中直人)は36歳のとき京都の喫茶店「フランソワ」のウェイトレスのキミエ(荻野目慶子)と相思相愛になり彼女の父親(桂南光)に結婚を申し込みに行くが、実はタイちゃんには鎌倉に内縁の妻アサ子(吉田日出子)がいたのだった…。新藤兼人監督が近代映画協会の盟友殿山泰司へのオマージュを捧げた作品。[投票]
★2誰がために鐘は鳴る(1943/米)第2次大戦前夜の内乱下スペイン北部の山中。正義と自由の信念から義勇軍に身を投じゲリラ活動を行っていたアメリカ人大学教授のジョーダン(ゲーリー・クーパー)は3日以内での鉄橋爆破の任務を告げられた。現地のジプシーの頭目パブロ(エイキム・タミロフ)やその女ピラー(カティナ・パクシノウ)の協力をとりつけ任務遂行にはげむジョーダンであったが、内乱で孤児となりパブロに匿われているマリア(イングリッド・バーグマン)の美貌に心が揺らぐ…。カティナ・パクシノウがアカデミー助演女優賞を獲得した。[投票]
★4大丈夫日記(1988/香港)証券会社のエリート社員のハッツァイ(チョウ・ユンファ)は、雨の夜に2人の美女と偶然知り合う。ブティック店員のジョイ(ジョイ・ウォン)とスチュワーデスのサリー(サリー・イップ)であった。2人を同時に好きになってしまったハッツァイは、あろうことか2人共にプロポーズ。まんまと二重結婚に成功する。だが、それからハッツァイの涙ぐましい綱渡り生活が始まるのであった…。3大スター競演によるミュージカル・コメディ。[投票]
★3ジャンケン戦争(1971/日)皇帝(サルバトール・タリ)と将軍(橋本光史)はジャンケンをして勝った方が負けた方を罰する行為を延々と続けるのであった…。元々は『トマトケチャップ皇帝』の一部分であったものを、一本の映画として独立させたもの。寺山が後に公開した『トマトケチャップ皇帝オリジナル完全版』では合体されてるらしい。[投票]
★3十八歳、海へ(1979/日)不正入学を謀った父に反抗して家出し5年もの間東京で浪人生活を送る英介(小林薫)は暴走族との喧嘩を素潜りでケリをつけた翌日、予備校で夏期講習に上京してきた佳(森下愛子)に声を掛けられる。彼女は喧嘩を見たあと二浪生の敦夫(永島敏行)と真似をして海に潜り心中と間違えられて快感を覚えたと言うのだ。ほどなく佳は敦夫と英介のアルバイト先のホテルで心中未遂を起こした…。中上健次の処女短編集から田村孟が脚色。小林薫が報知映画祭新人賞を受賞した。[投票]
★4もっとしなやかに もっとしたたかに(1979/日)カメラマン志望の24歳の勇一(奥田瑛二)は妻の君枝(高沢順子)に逃げられ、息子を姉夫婦に預けて運送屋でバイト生活を送っている。ある日、ロックグループ親衛隊同志の喧嘩から彩子(森下愛子)を助けたのが縁で彼女が家に転がり込んできた…。城戸賞準入選の小林竜雄脚本を藤田敏八が監督。又奥田瑛二はこれでデビューした。[投票]
★3人妻集団暴行致死事件(1978/日)東京近郊の農村。昭三(古尾谷雅人)、礼次(深見博)、善作(酒井昭)のチンピラ3人組は養鶏場に卵を盗みに入り経営者の泰造(室田日出男)に捕まる。しかられはしたものの警察には通報されず、むしろ泰造は若い者たちとの交流が少なからず愉しげな様子。又、泰造には愛しくてたまらない美人だが少し頭の弱い妻、枝美子(黒沢のり子)がいた。毎晩、枝美子を抱くと彼女は痛い位に泰造の背中に爪を食い込ませるのであった。そんなある日、3人組は泰造の留守に忍び込み枝美子を廻そうと計画する…。室田日出男の演技が絶賛され、78年各種ベストテンにもランクインした田中登監督作。[投票]
★3野性の証明(1978/日)元自衛隊特殊部隊のエリート味沢岳史(高倉健)はとある東北寒村での大量殺戮事件の唯一の生存者、長井頼子(薬師丸ひろ子)を或る悔悟の念に根ざす責務から自分の養女にし、自身も自衛隊を除隊して保険の外交員として羽代市で暮らしていた。羽代市は大場総業会長の大場一成(三国連太郎)が財力を盾に議会、警察、マスコミを牛耳っていたが、味沢は或る殺人事件の保険調査の過程で大場の謀略に迫る結果となってしまう…。角川映画の『人間の証明』に続く森村誠一原作もの。[投票]
★3ガントレット(1977/米)ヒラ警官のショックリー(クリント・イーストウッド)は新任上司のブレイロック(ウィリアム・プリンス)からマフィアの抗争事件の証人ガス(ソンドラ・ロック)をヴェガスからフェニックスまで護送することをを命じられる。ヴェガスに着いたショックリーにガスは「行けば殺される」と言った。訳が分からないショックリーはともかく彼女と共に出発したが…。イーストウッド監督・主演作。[投票]
★3トマトケチャップ皇帝(1971/日)トマトケチャップが大好きな子供が覇権を握った帝国。その憲法には「皇帝の靴はその父が舌をもって舐め磨き、皇帝の退屈はその母がバイオリンを弾いて慰めるべし」とある。映画はその通りの場面から始まる。劇中引用されるマルクスや毛沢東はやがて否定される。子供を折檻した大人たちが次々に捕らえられて収容所に入れられる。そして虐殺の嵐が吹きすさぶ…。1971年のカンヌ映画祭監督週間に招待され物議をかもした寺山修司監督の実験映画。[投票]
★5幸福(1981/日)古本屋で拳銃乱射事件が起こり3人の男女が殺された。現場に駆けつけた村上(水谷豊)、北(永島敏行)、野呂(谷啓)達刑事の捜査が始まる。被害者達の1人は北の恋人の庭子(中原理恵)だった。捜査の過程で明らかになる知らなかった庭子の背景に愕然とする北。村上は女房に逃げられ小学生の娘と息子を家に置いての捜査。かえりみることのなかった家族の絆を思い知らされる。やがて捜査線上に1人の男が浮かび上がる…。黒澤明が『天国と地獄』で翻案したエド・マクベイン原作の「87分署」シリーズから市川崑が翻案。又『おとうと』で市川が試みた「銀残し」という現像手法を20年の時を経て復活させたことも話題になった。[投票]
★4キャリー(1976/米)狂信的なキリスト教信者のマーガレット(パイパー・ローリー)に育てられたキャリー(シシー・スペイセク)は、オドオドした物腰で灰色の高校生活を過ごしていた。クリス(ナンシー・アレン)やビリー(ジョン・トラボルタ)達の不良グループは彼女に目を付け何かとちょっかいを出すが教師に見咎められて春の舞踏会出席を停止される。一方、キャリーの近所に住むスー(エイミー・アービング)は悔悟の念から自分のボーイフレンドのトミー(ウィリアム・カット)にキャリーとの舞踏会出席を頼んだ。そして各人の思いを込めた舞踏会の夜がやって来る…。スティーブン・キングのデビュー作をブライアン・デ・パルマが監督して出世作とした。[投票]
★3さらば夏の光よ(1976/日)予備校を辞めたプータローの宏(郷ひろみ)と浪人生の野呂(川口厚)の2人は東京のアパートで2人暮らし。宏はバイト先でバイト仲間の京子(秋吉久美子)が不良に絡まれているのを助けて知り合うようになった。京子とのデートの予定にとある事情で行けなくなった宏の代わりに野呂が行き2人は惹かれ会うようになる。そして京子は野呂の子を身ごもった。そんなある日、京子がバイト先の店長に乱暴される。怒った宏と野呂は仕返しに向かうが…。郷ひろみの初主演作。[投票]
★3走れ!イチロー(2001/日)2000年4月。来期からメジャー移籍が確定したオリックスのイチローを見ようと神戸グリーンスタジアムには様々な人々が集まってくる。リストラされた建設会社員の市郎(中村雅俊)と妻、鈴子(浅野ゆう子)。スランプに悩む作家の伊知郎(石原良純)と詐欺男に騙されたアーティストの睦美(木村佳乃)。スタジアムでアルバイトする一浪生のリュウ(松田龍平)と恋人の真理子(大谷みつほ)等々各人各様の人生の一時期の悩みや希望を彼等を取りまく多彩な人々のスケッチも織り交ぜて描く大森一樹監督作。原作は村上龍の「走れタカハシ」。[投票]
★4大陸横断超特急(1976/米)出版業者のジョージ(ジーン・ワイルダー)は仕事に余裕があるので、ゆったりした旅をと思いロスからシカゴ行きのシルバーストリーク号に乗りこんだ。美術教授の秘書という美人のヒリー(ジル・クレイバーグ)と隣り合わせの個室になり快適な旅が続くかと思われた夜、彼女の個室にしけこんでシャンペンを飲んでいると、窓の外にいきなり死体がぶら下がった…。コリン・ヒギンズによる典型的な巻き込まれ型サスペンスの脚本をしゃれたコメディの味付けとダイナミックなアクションを織り交ぜてアーサー・ヒラーが監督した76年作。[投票]