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けにろんさんのあらすじ: 点数順

★3メカニック(2011/米)コロンビアで一仕事終えたプロの暗殺者アーサー(ジェイソン・ステイサム)は休む間もなく組織の主幹サンダーソン(トニー・ゴールドウィン)から次の仕事を命じられた。しかし、それは、アーサーの恩人で旧知のハリー(ドナルド・サザーランド)の暗殺であった。サンダーソンによると、ハリーは組織を裏切り情報をリークし、或るチームを全滅させたと言うのだ。アーサーは止む無く命令を執行するが、葬儀で彼の息子スティーヴ(ベン・フォスター)と久々に再会し、復讐したいと言う言葉に複雑な感情を抱くが…。72年のブロンソンマイケル・ウィナー版のリメイク。[投票]
★3聯合艦隊司令長官 山本五十六(2011/日)日露戦争の戦勝記憶も未だ冷めやらぬ1939年。低迷する景気に喘ぐ日本では戦争待望論が蔓延していた。折りしも欧州で嘗ての敗戦国ドイツが勃興し、国内では日独伊三国同盟待望論が巻き起こる。しかし、海軍では大臣、米内光政( 柄本明)、次官、山本五十六(役所広司)、軍務局長、井上成美(柳葉敏郎)等が慎重論を唱えていた。そんな山本をポピュリズムの権化、東京日報主幹の宗像(香川照之)は折りに触れて弱腰と誹る。山本が聯合艦隊司令長官として現場復帰の辞令を受けた翌年、三国同盟は締結され、日本は対米戦へと突入していくが…。成島出監督第7作。[投票]
★3恋の罪(2011/日)浮気中に呼び出された刑事、和子(水野美紀)が円山町の路地裏の廃屋のようなアパートで観たのは、切断されマネキンと継ぎ接ぎされた女の死体であった。時と場所は変わる。小説家、菊池(津田寛治)の妻いずみ(神楽坂恵)は物質的には恵まれつつも夫のパラノイアな厳格主義に息詰まるような閉塞感を覚えていた。気晴らしに始めたパートの最中、エリ(内田慈)という女性ににスカウトされモデルのバイトも始めたが、無理やりエロビデオを撮られ荒んでいく。そして、円山町のラブホ街を彷徨するうち尾沢美津子(冨樫真)という女性と知り合う…。「東電OL殺人事件」にインスパイアされた園子温監督第18作。[投票]
★3孫文の義士団(2010/中国=香港)1906年の香港。清朝末期の圧政打倒を掲げる孫文が来航するとの情報が流れ、新聞社社長シャオバイ((レオン・カーファイ)は実業家ユータン(ワン・シュエチー)とともに画策される孫文暗殺を阻止のために計画を練る。朝廷の飼い犬警官チャンヨン(ドニー・イェン)やユータンのお抱え車夫アスー(ニコラス・ツェー)、零落の路上生活者リウ((レオン・ライ)、少林寺の脱落僧(メンケ・バータル)他が計画の為に参集するのであったが…。辛亥革命100年を機に製作され、アジア各国の映画祭で70部門にノミネート、37部門を受賞した話題作。[投票]
★3スリーデイズ(2010/米)大学教授ジョン・ブレナン(ラッセル・クロウ)は妻ラナ(エリザベス・バンクス)、息子ルーク(タイ・シンプキンス)と平和な日々を送っていたが、ある朝突然に自宅に乱入した警察によってラナが逮捕されてしまう。彼女の上司の殺人事件の容疑者としてであった。3年後、ラナの裁判は絶望的状況で殺人罪が確定し、彼女は自殺をはかる。無実を信じるジョンは、ある決意をもとに、伝説的脱獄王デイモン(リーアム・ニーソン)に会う…。フレッド・カヴァイエの仏映画『すべて彼女のために』をリメイクしたポール・ハギス劇場映画監督第3作。[投票]
★3忍たま乱太郎(2011/日)戦国時代。二流忍者の父(中村獅童)と元くの一の母(壇れい)の元で育った乱太郎(加藤清史郎)は、エリート忍者を目指すべく忍術学校に入学し、1年は組で、同級生のしんベエ(木村風太)やきり丸(林遼威)といった仲間と出会う。ガッツを標榜する大川学園長(平幹二朗)や山田先生(寺島進)、土井先生(三浦貴大)の熱血指導の下、日夜学業に勤しむのであった。そんな或る日、4年生の斉藤タカ丸(溝口琢矢)の父で髪結いの幸隆(鹿賀丈史)が刺客に襲われる事件が勃発。実は幸隆は、抜け忍だったのだ…。尼子騒兵衛の人気漫画の映画化作。[投票]
★3ラスト・ソルジャー(2010/中国=香港)紀元前227年の中国。鳳凰山の戦いで衝突した衛軍と梁軍は両軍全滅したが、1人の梁の雑兵(ジャッキー・チェン)が生き残った。彼は累々たる屍の中から、これも又負傷しつつ生き残った衛の将軍(ワン・リーホン)を拿捕する。多額の賞金目当てで将軍を梁へ連れ帰ろうとする兵士。一方で生き恥をさらすならと自殺を図る将軍。2人はいがみ合いつつ旅を続けるが、とある無人の村で1人の生き残りの少女(リン・ポン)と出会う…。ジャッキーが20年間暖めてきた企画の念願の映画化。[投票]
★3劇場版 新・監禁逃亡(2008/日)ビルの地下のボイラー室で目覚めた女子高生きみか(さくらの)に力士の着ぐるみを着た姿が近づきいたぶり始めた。一方、同ビルの上階のオフィスでは中堅ゼネコン社長の大介(江連健司)が会社の売却工作を中国筋と密かに進めていた。彼は敏腕秘書の成美(亜紗美)との情事にストレスのはけ口を見出す。情事の最中に娘との疎遠を嘆く大介。そんな娘は最近家に戻っていないと言う。実は、きみかこそ大介の娘だったのだ…。OVで17作を数えるヒットシリーズ初の劇場公開版。[投票]
★3死にゆく妻との旅路(2010/日)バブル崩壊で4000万円の借金を背負った清水(三浦友和)は工場をたたんで金策と称して雲隠れしていたが、実はフィリピン女性のヒモになっていただけだった。11歳年下の妻ひとみ(石田ゆり子)は大腸癌手術後退院して娘沙織(西原亜希)夫婦宅で清水の帰りを待っていたが夫は帰ってこない。ようやく3ヵ月後に戻ったものの、再びひとみをおいて出ていこうとする清水に彼女は一緒に連れて行くよう詰るのであった。そして、所持金50万円とワゴン車のみの野宿生活で彼らは雪の石川県から南下し職を探し続けるのだが…。ベストセラーとなった清水久典の手記の映画化。[投票]
★3神々と男たち(2010/仏)1996年。経済が破綻したアルジェリアでは、イスラム原理主義のGIAがテロ活動を先鋭化させ、その矛先は、軍や外国人労働者や在留仏人へと向けられる。アトラス山脈の山間の教会では9人の修道士たちが、厳格なシトー会律にのっとり地元への奉仕活動に従事していた。軍は彼らに保護を申し出たが、院長のクリスチャン(ランベール・ウィルソン)は、それを拒否した。そんな折りのクリスマスイヴ、武装グループが修道院に闖入、医師リュック(マイケル・ロンズデール)を連れ去ろうとするが…。2010年カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、セザール賞作品賞・助演男優賞・撮影賞受賞のグザヴィエ・ボーヴォワ長篇第5作。[投票]
★3あしたのジョー(2011/日)高度成長経済下の昭和40年代。東京の下町のドヤ街に1人の男が流れ着いた。その男、矢吹丈(山下智久)は、飯屋で食い逃げ覚悟のドカ喰いの真っ最中に乱闘騒ぎに巻き込まれたが、居合わせた落剥の元ボクサー丹下(香川照之)は彼の秀でたボクシングセンスに瞠目し、鑑別所に入れられた矢吹に執拗にアプローチする。気のない矢吹であったが、所内で又も起こした乱闘で力石徹(伊勢谷友介)というプロボクサーに叩きのめされる…。社会現象をさえ巻き起こした人気劇画の2度目の実写映画化作。[投票]
★3ゴダール・ソシアリスム(2010/スイス=仏)「こんな事ども」地中海渡航中の豪華客船ゴールデン・ウェブ号では、スペイン内戦時に消えた黄金の謎をめぐり、鍵を握る老人ゴルトベルク(ジャン=マルク・ステーレ)をめぐって仏諜報官フォンテス(モーリス・サルファティ)や露捜査官オルガ(オルガ・リャザーノワ)等が暗躍する。「どこへ行くヨーロッパ」フランスの片田舎のマルタン家。父(クリスチャン・シニジェ)、母(カトリーヌ・タンヴィエ)の地方選立候補でTVが取材に来る。「われら人類」人類史が築かれた場所、エジプト・オデッサ・パレスチナ・ギリシャ・ナポリ・バルセロナをカメラが再訪問する。ゴダールアワーミュージック』以来の長篇劇映画。[投票]
★3しあわせの雨傘(2010/仏)傘会社の社長夫人スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は専制夫ロベール(ファブリス・ルキーニ)の言いつけ通りに家事も仕事も携わらないお飾り人生を歩んできて、娘ジョエル(ジュディット・ゴドレーシュ)からは「ママみたいになりたくない」と言われる始末。そんな折り、工場で労働争議が起こり、ロベールは監禁され挙句に心臓発作に倒れた。成り手のいない臨時社長に、スザンヌが仕方なくなるのだが、意外に独自の手法で経営を軌道に乗せはじめた…。ドヌーヴの『8人の女たち』以来のオゾンとの、『終電車』以来のドパルデューとのタッグが仏映画史にも想いを馳せさせる『シェルブール』以来の『雨傘』作(嘘)。[投票]
★3グリーンホーネット(2011/米)暗黒王ベンジャミン(クリストフ・ヴァルツ)が裏を仕切るLA。新聞社主の御曹司ブリット(セス・ローゲン)は創業の父ジェームズ((トム・ウィルキンソン)の爪の垢にも満たぬダメ息子で放蕩三昧の日々を送っていたが、突如の父の死でやむなく跡を継ぐハメになる。社業にはてんで興味がない彼であったが、ヒョンなことから、父の元運転手のカトー(ジェイ・チョウ)のマルチな才覚を知りタッグを組んでヒーローデビュー。街のチンピラ狩りに精を出す。そんな折り、秘書募集にレノア(キャメロン・ディアス)という女性が応募してきた…。かつてブルース・リーの出世作となった米TVシリーズの再映画化。[投票]
★3ニンジャ・アサシン(2009/米=独)大阪でヤクザの組織が大殺戮される事件が起こった。ベルリンのユーロポールの科学捜査官ミカ(ナオミ・ハリス)は、世界的な暗殺事件の陰での極東への資金移動から、暗殺集団としてのニンジャの存在を確信するのだが、上司ライアン(ベン・マイルズ)は信じようとしなかった。そんなミカを暗殺集団が急襲するが寸でのところで男に救われる。男の名はライゾー(Rain)。極東のニンジャ組織、オズヌ(ショー・コスギ)一族を裏切った抜け忍であった…。『Vフォー・ヴェンデッタ』に続いてウォシャウスキー兄弟が製作を手がけたジェームズ・マクティーグ監督第2作。[投票]
★3ばかもの(2010/日)群馬県高崎市。19歳の大学生、秀成(成宮寛貴)は父(小林隆)の忘れ物を取りに行ったおでん屋で女将(古手川祐子)の27歳の娘、額子(内田有紀)に出会う。数日後、バイト先で再会した2人は、額子の強引なリードで即ベッドイン。童貞だった秀成は、やりまくりの日々に溺れていくのだったが、溺れるあまりに学業も疎かになり留年するはめとなったりする。しかし、別れは余りに唐突であった。額子は結婚することを告白し、秀成に四の五の言わせる間もなく彼の前から消えたのだ…。絲山秋子原作を映画化した金子修介監督第29作。[投票]
★3わたしの可愛い人 シェリ(2009/英=仏=独)1906年、パリ。元ココット(高級娼婦)のレア(ミシェル・ファイファー)は齢40を数えて現役引退し、家も蓄財も必要充分な中、悠々自適の生活を送っていたが、ある日の昼食会で同じ引退したココットのマダム・ブルー(キャシー・ベイツ)と19歳の息子フレッド(ルパート・フレンド)と同席する。フレッドは享楽生活に荒みつつあったが、歳の差を越えてレアに恋心をもっており、マダム・ブルーの取り計らいもあって、2人は同棲生活を始めることのなった…。コレット原作によるスティーヴン・フリアーズ長編劇場映画第18作。[投票]
★3ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う(2010/日)あゆみ(大竹しのぶ)と2人の娘れん(佐藤寛子)、桃(井上晴美)の3人は、親子でバーを経営していたが、裏では保険金目当ての男殺しを繰り返していた。今日も今日とて家に入り浸っていた男(飯島大介)を殺して解体し山中に棄てにいったが、あとで、男の腕時計も誤って一緒に棄てたことに気づく。その翌日、なんでも代行屋の紅次郎(竹中直人)のもとに、れんが現れ、腕時計探しを依頼するのだが…。前作『ヌードの夜』から17年ぶりに作られた続編。[投票]
★3ハロルドとモード 少年は虹を渡る(1971/米)大金持ちの家に産まれながら生来の反体制気質から自殺ごっこを繰り返すハロルド(バッド・コート)、19歳。今日も今日とて、血まみれになってママ(ヴィヴィアン・ピックルズ)を嘆かせるのであったが、ある日、趣味の葬式めぐりに自家用霊柩車で赴いたおりに、同好の米寿の婆さん、モード(ルース・ゴードン)と出会う。交流を深める2人であったが、ママは恋人紹介サークルでハロルドに次々若い女の子を紹介し、叔父(チャールズ・タイナー)は軍隊で彼を鍛えなおそうとする…。2003年米エンターテインメント・ウイークリー誌のカルトムービーTOP50で4位に選出されたハル・アシュビー監督第2作。[投票]
★3ダブル・ミッション(2010/米)中国情報局からCIAに出向中の諜報員ボブ(ジャッキー・チェン)は、今日も今日とて、テロリストのポルダーク(マグナス・シェヴィング)を逮捕したのだが、そんな彼も表の顔は冴えないセールスマンとして、隣家の子持ち未亡人ジリアン(アンバー・ヴァレッタ)との結婚問題に悩む男なのであった。とりわけ難関は彼女の3人の子供たち。わけても長女ファロン(マデリン・キャロル)はボブを徹底的に嫌っていた。しかし、ジリアンの父の入院で彼女が帰郷し、ボブは2人の子供達の世話を見ることとなる…。『バトルクリーク・ブロー』から数えることジャッキーハリウッド進出30周年記念作(?)。[投票]