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けにろんさんのあらすじ: 更新順

★3聯合艦隊司令長官 山本五十六(2011/日)日露戦争の戦勝記憶も未だ冷めやらぬ1939年。低迷する景気に喘ぐ日本では戦争待望論が蔓延していた。折りしも欧州で嘗ての敗戦国ドイツが勃興し、国内では日独伊三国同盟待望論が巻き起こる。しかし、海軍では大臣、米内光政( 柄本明)、次官、山本五十六(役所広司)、軍務局長、井上成美(柳葉敏郎)等が慎重論を唱えていた。そんな山本をポピュリズムの権化、東京日報主幹の宗像(香川照之)は折りに触れて弱腰と誹る。山本が聯合艦隊司令長官として現場復帰の辞令を受けた翌年、三国同盟は締結され、日本は対米戦へと突入していくが…。成島出監督第7作。[投票]
★5弥太郎笠(1960/日)風の吹くまま気の向くままの旅ガラス、りゃんこの弥太郎(中村錦之助)は 木曽路の貸元、松井田の虎太郎(大河内伝次郎)のもとに草鞋を脱いだ。虎太郎の娘のお雪(丘さとみ)は、そんな弥太郎に想いを寄せるようになった。男やもめの虎太郎には情を通じ合う桔梗屋のお牧(日高澄子)という女がいたが、実は彼女はお神楽の大八(藤田進)とも裏で通じていた。宵祭りの夜、弥太郎はそんな裏事情に気づくのであったが…。戦前から再三作られた子母澤寛原作の5度目の映画化でマキノとしても2回目のリメイク。[投票]
★5ラビット・ホール(2010/米)8ヶ月前に4歳の1人息子を交通事故で失ったベッカ(ニコール・キッドマン)とハウイー(アーロン・エッカート)のコーベット夫妻は喪失と哀しみから立ち直れないでいた。懸命に立ち直ろうとする一方で、どうしようもなくささくれ立った心は互いを容赦なく切り刻んでいく。親族を失った人が集うセラピー集会へ参加しても、遣る瀬無さはいや増すばかり。ベッカは母ナット(ダイアン・ウィースト)や妹イジー(タミー・ブランチャード)とも衝突するのであった。そんな折、彼女は町中で1人の少年を見かけるのだが…。ジョン・キャメロン・ミッチェル監督第3作。[投票]
★3恋の罪(2011/日)浮気中に呼び出された刑事、和子(水野美紀)が円山町の路地裏の廃屋のようなアパートで観たのは、切断されマネキンと継ぎ接ぎされた女の死体であった。時と場所は変わる。小説家、菊池(津田寛治)の妻いずみ(神楽坂恵)は物質的には恵まれつつも夫のパラノイアな厳格主義に息詰まるような閉塞感を覚えていた。気晴らしに始めたパートの最中、エリ(内田慈)という女性ににスカウトされモデルのバイトも始めたが、無理やりエロビデオを撮られ荒んでいく。そして、円山町のラブホ街を彷徨するうち尾沢美津子(冨樫真)という女性と知り合う…。「東電OL殺人事件」にインスパイアされた園子温監督第18作。[投票]
★3孫文の義士団(2010/中国=香港)1906年の香港。清朝末期の圧政打倒を掲げる孫文が来航するとの情報が流れ、新聞社社長シャオバイ((レオン・カーファイ)は実業家ユータン(ワン・シュエチー)とともに画策される孫文暗殺を阻止のために計画を練る。朝廷の飼い犬警官チャンヨン(ドニー・イェン)やユータンのお抱え車夫アスー(ニコラス・ツェー)、零落の路上生活者リウ((レオン・ライ)、少林寺の脱落僧(メンケ・バータル)他が計画の為に参集するのであったが…。辛亥革命100年を機に製作され、アジア各国の映画祭で70部門にノミネート、37部門を受賞した話題作。[投票]
★4電人ザボーガー(2011/日)次期総裁候補の若杉議員(木下ほうか)が正体不明のミスボーグ(山崎真美)&武者ロボのヨロイデスに襲撃されるが、寸でのところで秘密刑事の大門豊(板尾創路(熟年期)・古原靖久(青年期))と電人ザボーガーのコンビが阻止をした。実は悪ノ宮博士(柄本明)率いる秘密殺人強盗機関Σが要人誘拐を繰り返しており、要人のDNAで巨大ロボ建造をすすめていたのだ。世界平和の為、打倒Σに燃える大門であったが、若杉に嫌われ警察をクビになってしまった…。1974年にTV放映されたシリーズを再映画化した井口昇監督第15作。[投票(1)]
★3スリーデイズ(2010/米)大学教授ジョン・ブレナン(ラッセル・クロウ)は妻ラナ(エリザベス・バンクス)、息子ルーク(タイ・シンプキンス)と平和な日々を送っていたが、ある朝突然に自宅に乱入した警察によってラナが逮捕されてしまう。彼女の上司の殺人事件の容疑者としてであった。3年後、ラナの裁判は絶望的状況で殺人罪が確定し、彼女は自殺をはかる。無実を信じるジョンは、ある決意をもとに、伝説的脱獄王デイモン(リーアム・ニーソン)に会う…。フレッド・カヴァイエの仏映画『すべて彼女のために』をリメイクしたポール・ハギス劇場映画監督第3作。[投票]
★4この愛のために撃て(2010/仏)パリ。何故か追われる男と追う男達。追われる男、サルテ(ロシュデイ・ゼム)は逃げ込んだトンネル内で車に轢かれて病院に搬送された。その病院に勤務する看護助手サミュエル(シル・ルルーシュ)は、臨月の妻ナディア(エレナ・アナヤ)とラブラブライフを謳歌していたが、勤務中にサルテを狙った刺客を阻止してしまう。家に帰ったサミュエルは妻が拉致されたことを知る。犯人からの指示はサルテを院外に連れ出し指定の場所に届けることであった…。フレッド・カヴァイエ長篇第2作。[投票]
★3忍たま乱太郎(2011/日)戦国時代。二流忍者の父(中村獅童)と元くの一の母(壇れい)の元で育った乱太郎(加藤清史郎)は、エリート忍者を目指すべく忍術学校に入学し、1年は組で、同級生のしんベエ(木村風太)やきり丸(林遼威)といった仲間と出会う。ガッツを標榜する大川学園長(平幹二朗)や山田先生(寺島進)、土井先生(三浦貴大)の熱血指導の下、日夜学業に勤しむのであった。そんな或る日、4年生の斉藤タカ丸(溝口琢矢)の父で髪結いの幸隆(鹿賀丈史)が刺客に襲われる事件が勃発。実は幸隆は、抜け忍だったのだ…。尼子騒兵衛の人気漫画の映画化作。[投票]
★2東京公園(2011/日)大学生の光司(三浦春馬)はプロカメラマンを目指し、公園で家族写真を撮り続けていたが、子供を連れた女性に惹かれてシャッターを押した途端、男に因縁をつけられた。男は歯科医師の初島(高橋洋)で女は彼の妻、百合香(井川遥)。何だかんだとイチャモンをつけられ押し付けられた仕事が彼女の尾行。やむなく受けた仕事に気乗りもしないが、家に戻ると居候の親友ヒロ(染谷将太)の元カノ富永(榮倉奈々)が押しかけて来る始末。彼女は光司のバイト先のバーにも押しかけるが、そこには義理姉の美咲(小西真奈美)も通って来る…。青山真治劇場映画監督第19作。[投票]
★4ザ・ホード 死霊の大群(2009/仏)パリで刑事が惨殺された。同僚のウィセム(ジャン=ピエール・マルタンス)、オロール(クロード・ペロン)、ジメネ(オーレリアン・ルコワン)、トニー(アントワーヌ・オッペンハイム)の4人は故人との因縁からアドワル(エリック・エブアニー)、ボラ(ドゥドゥ・マスタ)兄弟が率いるギャングのアジトである郊外の廃ビルを急襲するのだが、あっさり失敗し拉致された。嬲り殺しにされそうになる4人であったが、部屋にあった死体が動き出しギャングの数人は血祭りに。そして、ビルの外でも異変が迫っていた…。2010年ポルト国際映画祭脚本賞・撮影賞、2010年ジェラルメ映画祭SCI-FI審査員賞受賞。[投票]
★3ラスト・ソルジャー(2010/中国=香港)紀元前227年の中国。鳳凰山の戦いで衝突した衛軍と梁軍は両軍全滅したが、1人の梁の雑兵(ジャッキー・チェン)が生き残った。彼は累々たる屍の中から、これも又負傷しつつ生き残った衛の将軍(ワン・リーホン)を拿捕する。多額の賞金目当てで将軍を梁へ連れ帰ろうとする兵士。一方で生き恥をさらすならと自殺を図る将軍。2人はいがみ合いつつ旅を続けるが、とある無人の村で1人の生き残りの少女(リン・ポン)と出会う…。ジャッキーが20年間暖めてきた企画の念願の映画化。[投票]
★4キラー・インサイド・ミー(2010/米=スウェーデン=英=カナダ)1950年代の米テキサス。保安官助手のルー(ケイシー・アフレック)は、上司ボブ(トム・バウアー)から郊外の家で売春行為をしているジョイス(ジェシカ・アルバ)に関する苦情処理を任された。彼女の家へ赴いたルーであったが口論と諍いの中、つい持って生まれたS心から彼女の裸の尻をベルトで鞭打ってしまう。ところが、それが彼女のM気を刺激、2人は良い仲になってしまう。エイミー(ケイト・ハドソン)という教師の恋人がいながらジョイスと関係を続けるルーであったが、彼女から或る計画を持ちかけられた…。ジム・トンプソンの問題小説を映画化したマイケル・ウィンターボトム劇場映画監督第20作。[投票]
★4パラダイス・キス(2011/日)進学校に通う早坂紫(北川景子)は、母(羽田美智子)の抑圧下で従順な受験ライフを鬱々と送っていたが、ひょんなことから街頭で異様な男に追いかけられて気を失ったのだ。気がついたら妙な地下アトリエに連れ込まれていた紫。異様な男は矢澤芸術学院の生徒の嵐(賀来賢人)。卒業発表の学園祭ファッションショーのモデルとして彼女をスカウトしようとしたのだった。その他、実和子(大政絢)、イザベラ(五十嵐隼士)とかに説得されそうになるが、アホ学校のお遊びに付き合ってる暇ないの!と出て行こうとしたらジョージ(向井理)が立ってたのだ…。世界中の女子が熱狂するコミックス待望の映画化。[投票]
★5隠された日記 母たち、娘たち(2009/仏=カナダ)久方ぶりに帰仏したオドレイ(マリナ・アンズ)は実家に帰ったものの、母マルティーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)とは相変わらずの相容れなさを感じるのであった。そんなオドレイは、昔祖父が住んでいた廃屋を見つけて入り込む。そこでの少女時代の微かな記憶から単なる思い付き程度でリフォームを試みた彼女はキッチンの戸棚の奥から1冊の日記を見つけた。それは、祖母ルイーズ(マリー・ジョゼ・クローズ)の日記であった…。ジュリー・ロープ・キュルヴァル長篇監督第3作。[投票]
★3劇場版 新・監禁逃亡(2008/日)ビルの地下のボイラー室で目覚めた女子高生きみか(さくらの)に力士の着ぐるみを着た姿が近づきいたぶり始めた。一方、同ビルの上階のオフィスでは中堅ゼネコン社長の大介(江連健司)が会社の売却工作を中国筋と密かに進めていた。彼は敏腕秘書の成美(亜紗美)との情事にストレスのはけ口を見出す。情事の最中に娘との疎遠を嘆く大介。そんな娘は最近家に戻っていないと言う。実は、きみかこそ大介の娘だったのだ…。OVで17作を数えるヒットシリーズ初の劇場公開版。[投票]
★3死にゆく妻との旅路(2010/日)バブル崩壊で4000万円の借金を背負った清水(三浦友和)は工場をたたんで金策と称して雲隠れしていたが、実はフィリピン女性のヒモになっていただけだった。11歳年下の妻ひとみ(石田ゆり子)は大腸癌手術後退院して娘沙織(西原亜希)夫婦宅で清水の帰りを待っていたが夫は帰ってこない。ようやく3ヵ月後に戻ったものの、再びひとみをおいて出ていこうとする清水に彼女は一緒に連れて行くよう詰るのであった。そして、所持金50万円とワゴン車のみの野宿生活で彼らは雪の石川県から南下し職を探し続けるのだが…。ベストセラーとなった清水久典の手記の映画化。[投票]
★3神々と男たち(2010/仏)1996年。経済が破綻したアルジェリアでは、イスラム原理主義のGIAがテロ活動を先鋭化させ、その矛先は、軍や外国人労働者や在留仏人へと向けられる。アトラス山脈の山間の教会では9人の修道士たちが、厳格なシトー会律にのっとり地元への奉仕活動に従事していた。軍は彼らに保護を申し出たが、院長のクリスチャン(ランベール・ウィルソン)は、それを拒否した。そんな折りのクリスマスイヴ、武装グループが修道院に闖入、医師リュック(マイケル・ロンズデール)を連れ去ろうとするが…。2010年カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、セザール賞作品賞・助演男優賞・撮影賞受賞のグザヴィエ・ボーヴォワ長篇第5作。[投票]
★2SOMEWHERE(2010/米)映画スターのジョニー・マルコ(スティーヴン・ドーフ)は連日の放蕩生活の挙句、酔って階段から転落し左腕を骨折した。彼は逗留するシャトー・マーモントへデリバリーのポールダンサーを呼んだりするが虚しい。元妻レイラ(ララ・スロートマン)が11歳の娘クレオ(エル・ファニング)を連れて来た。久々の娘との1日。しかし、再び仕事と享楽の日々が訪れる。そんな或る日、いきずりの女との情事から帰ったジョニ−の部屋の前にクレオがしゃがみこんでいた。レイラに電話すると暫く留守にするから預かってほしいと言うのだが…。2010年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞のソフィア・コッポラ長篇第4作。[投票]
★3あしたのジョー(2011/日)高度成長経済下の昭和40年代。東京の下町のドヤ街に1人の男が流れ着いた。その男、矢吹丈(山下智久)は、飯屋で食い逃げ覚悟のドカ喰いの真っ最中に乱闘騒ぎに巻き込まれたが、居合わせた落剥の元ボクサー丹下(香川照之)は彼の秀でたボクシングセンスに瞠目し、鑑別所に入れられた矢吹に執拗にアプローチする。気のない矢吹であったが、所内で又も起こした乱闘で力石徹(伊勢谷友介)というプロボクサーに叩きのめされる…。社会現象をさえ巻き起こした人気劇画の2度目の実写映画化作。[投票]