[あらすじ] 族譜(1978/韓国)
日本支配下の京畿道役所に勤める日本人青年・谷（ハ・ミョンジュン）は、住民の創氏改名を進めるよう上司から命じられる。手始めに地元の名士・薛鎮英（ソル・ジニョン、チュ・ソンテ）を口説いて彼から改名させれば、他の住民もそれに続くから話が早い、そう言われて薛を訪ねた谷だが、逆に彼から家名の伝統を守ることの崇高さを聞かされ葛藤する。一方、改名の要請になかなか従わない薛にも、次第に有形無形の圧力がかかるようになってきて…。[110分／カラー／スタンダード]
梶山季之の同名の短編を原作として、イム・グォンテク監督自身、自らの名前「林權澤」を「はやし・けんたく」と読まされていた時代を舞台に描いた作品。この年の大鐘賞で優秀作品賞・監督賞・男優主演賞を獲得。
族譜（ジョクポ）とは、その家に伝わる家系図のようなもので、一族代々の人間の名前やその業績を書き記してきたものである。
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