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任侠外伝 玄海灘 (1976/)

[Drama]
製作富沢幸男 / 多賀祥介
監督唐十郎
脚本石堂淑朗 / 唐十郎
撮影瀬川浩
美術今井高司
音楽安保由夫
出演安藤昇 / 根津甚八 / 李礼仙 / 宍戸錠 / 真山知子 / 小松方正 / 天津敏 / 石橋蓮司 / 唐十郎
あらすじ玄界灘の一匹狼、近藤(安藤昇)は舎弟、田口(根津甚八)とともに東京の沢木組代貸、沢木(宍戸錠)から依頼を受けて韓国女たちを不法入国させては売り飛ばす事業に勤しんでいた。実は近藤と沢木は学生時代からのポン友であり、朝鮮戦争下の朝鮮で米軍兵の死体処理のバイトに精を出しながら悪道の限りを尽くしてきたのだ。しかし、1人の女を殺して犯したことがトラウマになり近藤はインポになってしまったのだった。そんな或る日、集めた女達の中に李孝順(李礼仙)という美しい女がおり田口は惹かれる…。状況劇場総出演の唐十郎唯一の劇場映画監督作。 (けにろん)[投票]
Comments
全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5唐十郎の世界に、安藤昇が不思議とうまくはめこまれている。アングラ演劇に無知な私はただ単純にこの映画をおもしろいと思って観れた。音楽もグー!根津甚八がフレッシュでイイ。 (worianne)[投票(1)]
★4本邦のコリアンタブーを正面突破、70年代の粋を集めたような強烈描写の連発。小便飲んでヘドロで泳ぐ根津甚八が見せる川谷拓三的無茶苦茶は俳優業の極北。この年導入のR指定のATG適用一発目の由。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4ヘドロまみれになって大変(^◇^;) (まご)[投票]
★2近藤(安藤昇)、沢木(宍戸錠)の腐れ縁はご都合主義的形式でしかなく、田口(根津甚八)の自棄にも凄みも悲しみもなにもない。つまりは、物語に背景と軸が存在せず、これでは韓国女(李礼仙)が有機的にからむ余地がない。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★2定型演技を繰り広げる安藤宍戸では既成枠を打ち破るパワーに欠け、物語からは在り来たりの因果話しか感じ取れない。演劇的アナーキズムをスクリーンに焼き付けるには逆説的に周到な映画戦略が要件なのだ。終盤のドブ川でのたうつ根津は流石だ。 (けにろん)[投票(1)]
★2濃い、変に濃い作品だ。時代性を痛いほど感じられちゃうのが、かえって今や心地いい。さすがはATG。それにしても凄い血の噴き方です。こんな噴き方、はじめて見ました。 (リヤン)[投票]
Ratings
5点1人*
4点2人**
3点0人
2点4人****
1点0人
7人平均 ★3.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ATG映画の奥は深いぞ (町田)[投票(14)]時代の痕跡ーATG公開作品(70年代日本映画篇) (ぽんしゅう)[投票(5)]
根津甚八ならこれを観ろ!超特選3本 (worianne)[投票(2)]
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