★5 | ルキノ・ヴィスコンティ映画の中でもとりわけデカダンの臭いが濃厚。死や破滅といった負のパワーに満ち満ちていて、悪魔的な感じさえする (モモ★ラッチ) | [投票(9)] |
★5 | 短い映画だが、一瞬たりとも目が離せない。あっという間に地獄に堕ちる快感。 (ボイス母) | [投票(6)] |
★5 | どれだけ年月がたっても、この映画を観つづけさせられるのは、人間の醜悪さを華麗な美しさで描ききっているところ。ビスコンティの個人的な美のエッセンス。 (ALPACA) | [投票(4)] |
★5 | 正(プラス)のエナジーに魅了されるなら、ベクトルは違うが、同じ大きさの負(マイナス)のエナジーにひっぱりこまれる時だってある。堕ちる…堕ちる…堕ちる。人生で一番美しい瞬間。悪魔の囁きが聞こえませんか? (Linus) | [投票(3)] |
★5 | 芸術とは健全な世界よりも退廃的な世界からより生み出されるものだということを感じさせられる映画です。 (内なる宇宙) | [投票(3)] |
★4 | 人間の卑劣さや醜悪な部分を容赦なく描いてもなお、耽美的で品格を失わない映画を撮ることができるのかというビスコンティの挑戦だったのではないでしょうか? (ルッコラ) | [投票(6)] |
★4 | 滅びる中に漂うデカダンな美学。抽象的で伝えづらいと思うのだが見事に映像の中に留めている。ヨーロッパでしか醸し出せない雰囲気の中に息づく、背徳で残酷な様式美。派手に振る舞うヘルムート・バーガーよりも終盤のイングリッド・チューリンの狂気を滲ます白肌の存在感を観よ。 [review] (TOBBY) | [投票(2)] |
★4 | 自らの心の闇をナチズムに浸食され狂いゆく若者、マーチン(ヘルムート・バーガー)がもの悲しく、美しい。 (立秋) | [投票(2)] |
★4 | 朝靄の中に響くバイク部隊の轟音…。ナチズムというモンスターが誕生する歴史的瞬間のエクスタシーと闇。音楽にたとえればへヴィ・メタル。人の心に潜む負の力を共振させる映画だ。 (淑) | [投票(1)] |
★4 | ここまで悪徳が生気に満ちている映画もなかろう。この映画を前にしてはチャップリンすら小さくかすむ。退廃の上に退廃を重ねる者たちから漏れいづるかすかな嘆きを聞き漏らすべきではない。それこそがこの映画の真に描きたかったことだ。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | ヘルムート・バーガーの退廃美につきる・・・。女装から・ロリコン・近親相姦まで倒錯ここに極まれり。最後のナチの軍服姿は、もう拝みたくなった。ついでにアッシェンバッハに押し倒されるシーンなんかも入れて欲しかったよ。監督もストーリーとかテーマなんてどうでも良かったんだろうな。 (worianne) | [投票(1)] |
★4 | 多重テーマを容易ならざる重層構造で描くが、「リア王」に於ける王不在の中で悪女の傀儡たるボガードが牽引するのが物語構造として如何にも弱い。しかし、替わって魑魅魍魎のようなホモセクシュアルを前面に突出させ退廃へと誘う歪な輝きを獲得した。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 映画ならではの退廃的な美しさ…。 (Henri Le Dix) | [投票(1)] |
★4 | 一回観たらもうお腹いっぱい。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | もう少しシリアスなものを予想していた。作り手の意図は分からないが、ナチスすら記号と化し、没落貴族の濃ゆい面々がただただ醜い愛憎を繰り返し堕ちていくさまが、むしろ喜劇的にも見えてくる。 [review] (緑雨) | [投票(3)] |
★3 | 美しくない人形。 [review] (たわば) | [投票(3)] |
★3 | 或る変態家族を標本に、神聖ローマからプロイセン、ナチスまで独逸三代帝国の支配と謀略の歴史を振り返ろうという意図は面白く、ヘルムート・バーガーの倒錯演技や「血の粛清」シーンは見応えがあったが、ボガード演じるフレデリックの人物造型が浅いのと、カメラが煩さ過ぎるのが少し気になった。 (町田) | [投票(1)] |
★3 | とっても下品な映画だと思いますが、それが誉め言葉にもなります。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★3 | 金持ち貴族とナチ、戦って両方とも全滅してくれるといいのに、21世紀に入っても両方とも生き残ってる。はかなそうでいて生命力強いよなぁ〜。 (カレルレン) | [投票] |
★2 | 物語を侵食する耽美。 [review] (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(6)] |
★2 | あまりにも中途半端な芸術映画。 [review] (sawa:38) | [投票(4)] |
★1 | 品格のないズームアップの羅列と、退廃美を通り越して俗悪さしか感じられない性愛と虐殺。自分としてはこの映画は買えない。若く美しいシャーロット・ランプリングが観られるのが唯一の収穫だった。 (水那岐) | [投票] |