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(秘)女郎責め地獄 (1973/)

[Drama]
監督田中登
脚本田中陽造
撮影高村倉太郎
美術川崎軍二
音楽月見里太一
出演中川梨絵 / 山科ゆり / 絵沢萌子 / 堂下繁 / 高橋明 / あべ聖 / 薊千路 / 織田俊彦
あらすじその女郎(中川梨絵)、抱いた男が三人死んだ。一人は女の腹の上。次の男は辻斬で、そして最後は流行りの病。ついたあだ名は死神おせん。一流どころの吉原から、落ちて流れて裏見世で、今じゃ客待つ立ちんぼう。ひときは映える美貌でも、噂を恐れて客はなし。そんなおせんに男がひとり。名前は富蔵(高橋明)、博打打。けちなイカサマ遊び人。切っても切れない腐れ縁。ある日、おせんが見た光。心中未遂のさらされ女、お蝶(山科ゆり)の綺麗な目の光。恋しい男と結ばれぬ、定めの恩讐の彼方から、またも男が現れる。女を抱けないその男、人形使いの梅吉(堂下繁)が、おせんを抱きにやってきた。日活ロマンポルノ(77分/カラー/ワイド) (ぽんしゅう)[投票(3)]
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全8 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4死の臭いを放つ女が、望みと諦めの間を揺れ動くさまを中川梨絵は声で演じ分ける。時に低く唸るように、時に微かに囁くように、そして甲高く嘲るように。これだけの女優が、スクリーンを去って久しいのは日本映画にとって大損失。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4小気味よく逞しい艶笑落語。女郎屋の豪勢な美術も中川梨絵の浄瑠璃人形の模写も凄いが高村キャメラがまた凄い。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4冒頭のクレジットから田中登の独特の美学が溢れゆく。映し出される画には光と影が強調され、鮮やかな女郎たちの「色彩」が満ちる。浄瑠璃のカットバック挿入など見事なまでに自身の美学を表しきったのではなかろうか。 (sawa:38)[投票(1)]
★4画面のスタイリッシュさと力強さについてはとても満足感がある。タイトルバックからして、凝った作りだが、何と云っても、中川梨絵が墓地へ続く荒地を歩くフルショットが凄い。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4せつないし、うら悲しい気分になった。 (動物園のクマ)[投票]
★3生きた鯉を相手にイッて見せる根性には感動はしたが、中川梨絵の台詞棒読みな大根ぶりは矢張り致命的に思う。盲目少女に対する思いと揺れ惑う脱出願望とのリンクが未整理でラストがはじけない。凝った美術や撮影、インサート多用の演出など見所は多い。 (けにろん)[投票(1)]
★3当時中学生のオレ。自由が丘で大人に混じってオールナイトで観た。中川梨絵は綺麗なのに台詞は微妙だし、能面のように表情が変わらない。『歌麿』で魅せた花魁の美しさの方法論はここでは通用しなかったようだ。まあ、当時は美人が脱ぐ、というだけでも十分価値があったのだろうけど。 (tkcrows)[投票]
★3後の作品ではより大々的に、美的に昇華される屍や人形に対する倒錯愛が、今作では、階級闘争の名の下に、最期の最期で、無残にも裏切られてしまう。 [review] (町田)[投票]
Ratings
5点0人
4点7人*******
3点5人*****
2点0人
1点0人
12人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
私は日活ロマンポルノのファンである (ぽんしゅう)[投票(16)]私は中川梨絵のファンである (ぽんしゅう)[投票(5)]
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