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曽根崎心中 (1978/)

[Drama/Romance]
監督増村保造
脚本白坂依志夫 / 増村保造
原作近松門左衛門
撮影小林節雄
美術間野重雄
音楽宇崎竜童
出演梶芽衣子 / 宇崎竜童 / 井川比佐志 / 左幸子 / 橋本功 / 木村元 / 灰地順
あらすじ原作は言わずと知れた近松門左衛門作の古典浄瑠璃。 コンナ思いっきり有名でなおかつ、「タイトルからしてネタバレ」な話をイカにしてマエストロ・増村は料理してくれるのか?「タダの馬鹿で向こう見ずな若者の話」?ノンノン。なんとマエストロは我々の前に、「潔い愛」として提示して見せてくれる。多少のオーバーな感情表現や暴力描写は、「監督の熱い血潮」のタマモノだ!途中で、「コンナ調子でこの映画は大丈夫なのか!?」なんて心配はご無用。二人のツッパリはやがて美しい至高の愛へと昇華され、永遠に光り輝く一対の宝石へと窯変(ようへん)されてゆくのだ!この過程に瞠目せよ!!心の内を一言一句残らず鮮明に発声し、内心を全てさらけ出して吐露する人々を見よ!...[more] (ボイス母)[投票(6)]
Comments
全21 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5暴力描写の凄まじさや登場人物の性格の徹底性を見ても、これは間違いなく「映画」だし、傑作中の傑作だ。 [review] (ゑぎ)[投票(10)]
★5馬鹿馬鹿しいほどの力強さ。全てが過剰、全てが徹底的。これぞ増村、圧巻!→ [review] (picolax)[投票(7)]
★5あまりに皆さんの「アッツイ演技」に最初は、「コレは、『スチュワーデス物語』/時代劇版かっ!?」とたじろぐが、後半は怒濤のがぶりよりでより切られて思わず、感動。よってラストは号泣&滝涙!! [review] (ボイス母)[投票(7)]
★4お初(梶芽衣子)は徳兵衛(宇崎竜童)以外の人間とほとんど目を合わせようとしない。目を合わせたとしても、それは必ず徳兵衛に関する会話が成される時だ。それ以外の場面では瞬きすらせずただ何もない空間を見つめている。このひたすら徳兵衛を求めてさまよう目線が梶芽衣子のキャラクターを特異なものにしている。 (Sigenoriyuki)[投票(5)]
★4「行動原理は愛」の究極形。現代版で言ったら『失楽園』か?落ちたもんだな。 [review] (ピロちゃんきゅ〜)[投票(5)]
★4互いを引き寄せ拘束し合う梶芽と宇崎の異様なまでの愛の磁力。世の善をすべて吹き飛ばす勢いで炸裂する橋本功の悪意。常識の壁に先を見失った井川の諦観。狭いスタンダード画面に押し込まれた人間たちがフレームをぶち壊さんばかりに濃密な情感を発散し続ける。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4あまりにもあんまりな台詞まわしに最初は苦笑さえしていた私。そんな私が知らず知らずのうちに画面に釘付けになり、最後は身も心もひとつに溶けていく2人の姿に大粒の涙を流していた。いや〜参った。 (ナム太郎)[投票(4)]
★4不器用なロックンロールの自殺者。背景すら映らない二人だけの世界。梶さんはいつになく美しいが俺とは目も合わせてくれなかった。一度も。 (町田)[投票(4)]
★4「油屋の怪演」と「お初/徳兵衛の棒読み組」は1つの画面に収まっているのが不思議な快感、例えるなら「ゴジラの怪演」と「新山千春/宇崎竜童のそれ」とだぶった。 [review] (torinoshield)[投票(4)]
★4畳に穴でもあけそうな、梶芽衣子の「目ン玉ビーム」。男にだって観音さまにだって容赦なくブスブス突き刺さります。 [review] (はしぼそがらす)[投票(3)]
★4地平線も水平線も出てこないし、せまっ苦しいアングルが多様されてるし、しまいには床下に隠れるし、梶芽衣子はいつもうつむいてるし。だから、最期の道行きが感動的。泣けました。 (動物園のクマ)[投票(3)]
★4「過剰」というエンターテインメント。映画的表現の一つの極致。非道と卑劣の限りを尽くして狂い暴れまくる橋本功の悪役ぶりだけでも一見の価値あり。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★4本作で描かれているのは、愛が成就するか否か=生きるか死ぬかに直結する、まさにギリギリの世界である。常識はずれの濃ゆい演技にしても、窮屈なフレーミングにしても、全てはこのギリギリ感を増幅させるためであり、最初は戸惑っていた我々観客も、いつしか情念の世界に引き込まれていくのだ。 (赤い戦車)[投票(2)]
★4全編アクセル全開の演技陣。思ったことは片っ端から口にする脚本。BGMも過剰なセリフも戯画化寸前の暴力描写も、すべてが映画のテンポに変換されている不思議。 [review] (3WA.C)[投票(2)]
★4宇崎と梶の熱演は、それなりに引き込まれるし、やっぱ、ストーリーに穿たれた原作のもつ情念みたいなものは、しっかりテンションとしてあるんだけど・・・。でも、増村はそれまでの自分なりの物語のテンポや芝居の速度を、どうしてやめちゃったんだろう。台詞を浄瑠璃にできるだけ忠実にしようとしたのかな?作劇の形式と演出のスタイルが行き違っちゃった実験的な作風。これじゃ死にきれん!! (エピキュリアン)[投票(2)]
★4浄瑠璃言葉をハイで一本調子な木訥さで朗ずる2人。怨み節を思い詰めた目力に昇華させた梶芽衣子が一世一代の美しさで宇崎竜童の一生懸命のヘタレと絶妙な噛み具合。橋本井川のサポートも強固極まりない。 (けにろん)[投票(2)]
★4変なしゃべり方、これは変だ。と思っているうちに [review] (たいへい)[投票]
★4笑ってしまうくらい凄絶な心中。 ()[投票]
★3梶芽衣子、初めからずぅ〜っと目向いて、むちゃくちゃ危ない表情なのにキレイ!橋本功の悪役振りも、初めは画面に向かって「くっそ〜」と拳を握り締めて憎んだが、最後には画面に向かって拍手してしまう位見事な悪役振りだった。 (直人)[投票(2)]
★3ワザと大袈裟にやってるとしか思えない過剰演技を見ているうちにバカにされているようでだんだん腹が立ってくるが、何から何まで徹底しているので最後は許せた。でも自分には合わないなあ。金子信雄レベルに達した橋本功は発見。 (TOMIMORI)[投票]
★3梶芽衣子宇崎竜童 のキャスティングと熱演も、テレビ時代劇のような色合いの映像で魅力も半減。 (檸檬)[投票]
Ratings
5点6人******
4点24人************************
3点9人*********
2点1人*
1点1人*
41人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
FlaMme御中 「今後の営業方針について」 (ピロちゃんきゅ〜)[投票(17)]ATG映画の奥は深いぞ (町田)[投票(14)]
〜怨み節〜 梶芽衣子の眼光 (町田)[投票(7)]ミュージシャンによる映画音楽 (HW)[投票(6)]
女のズンドコ節 (ボイス母)[投票(6)]時代の痕跡ーATG公開作品(70年代日本映画篇) (ぽんしゅう)[投票(5)]
赤線青線物語 (町田)[投票(5)]
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