★5 | この天知茂を使った青年像は地獄を表現するためにわざと採用したなと思う。彼が苦悶し、叫び、泣く。これが監督の言う所の地獄のもっとも正確なイメージだろう。地獄映像も低予算に対し必死に抵抗はしているが、苦戦が否めない部分も。 [review] (t3b) | [投票] |
★4 | 見事なほどに学生服が似合わない天知茂と沼田曜一。二人とも時代劇向きの顔をしているので、違和感ありまくり。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★4 | 前半の怒涛の展開と沼田曜一の禍々しさに尽きるが、複数人物を捉えた屋内シーンの構図が悉く見事に決まっており画面の端正さも特筆に値する。大蔵貢らしい猥雑さだが、画面作りには乱れが無い。地獄の造型は今見るとチープな感が否めないが、やろうとしたことは志の高さを感じさせるものだ。パゾリーニが描いた地獄と比較しない。
(ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 「私が死んだら行きたいのは地獄だ。地獄に行けば歴代の教皇や国王と一緒になれるだろうが、天国には乞食と修道士と使徒しかいなのだから。」(マキャベリ) [review] (荒馬大介) | [投票] |
★4 | 終焉を迎えた新東宝が放つ怨念か! バッタバッタと登場人物が死んで、変な親友がいて、拷問ショーをみせられる邦画界随一の最低映画。神代のリメイク版と比較するのも一興だ。 (氷野晴郎) | [投票] |
★4 | 主人公を襲う、不条理な出来事の数々!地獄の鬼の方がよっぽど合理的。 (茅ヶ崎まゆ子) | [投票] |
★3 | 呪われた宴会怖し地獄絵図。むしろ地獄に落ちてからの描写が退屈だ。 (tikitiki) | [投票(4)] |
★3 | 新東宝スコープ一杯に赤と緑のライトが交錯するモダンアート大作。乳白色の三途の川の美しさに陶酔し、田村のフランコ・チッティ顔負けの外道っぷりにある種の痛快さを憶えるも、肝心の愛憎ドラマが薄っぺらのため映画的カタルシスが全く得られない。 (町田) | [投票(1)] |
★3 | 現世の方が地獄よりもよっぽど怖い。天知茂と沼田曜一の気持ちの悪さよ。 (熱田海之) | [投票(1)] |
★3 | オープニングの「新東宝」マークからして趣味が悪い。作品の持つ退廃的狂気を体現してみせる沼田曜一が圧巻。前半で予算を使い果たしたのか、後半のショボい地獄絵図が残念。中川監督には乱歩作品を撮ってほしかった。 (AONI) | [投票(1)] |
★3 | 周囲で起こっている残酷非道なできごとに、赤子のように無力に為す術なく弄される主人公。逆にいうと、周りの大人たちから虐待を受けている子供が目にしている光景こそ「地獄」なのだとも思う。 [review] (おーい粗茶) | [投票] |
★3 | 主人公に殺す意志が全くないのに、異常なまでに周りの人々がバッタバッタと死んでいく。その死因の強引さと数は前半戦を見事なまでに暴走させるが、後半の地獄編で失速。しかし、なんで2度もリメイクするんですかね? (すやすや) | [投票] |
★3 | 神代辰巳の『地獄』よりは登場人物の鬼畜さ加減がハンパでないが、それでもこの世のほうが地獄だよなあ、とつくづく思い入る。 (水那岐) | [投票] |
★3 | タイトルが「地獄」なんだから、地獄絵図を見せないと意味が無いんだろうなぁ。個人的には地獄の描写より(これももちろんスゴイんだけど)、登場人物がバタバタと矢継ぎ早に死んでいく場面の方が圧巻だった。 (Ryu-Zen) | [投票] |