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棒の哀しみ (1994/日)

Bo no kanashimi

監督	神代辰巳
脚本	神代辰巳 / 伊藤秀裕
原作	北方謙三
撮影	林淳一郎
美術	澤田清隆
音楽	小田たつのり
出演	奥田瑛二 / 永島暎子 / 高島礼子 / 哀川翔 / 白竜 / 春木みさよ / 平泉成 / 天宮良 / 竹中直人 / 桃井かおり / 中島宏海 / 庄司哲郎

あらすじ

田中（奥田瑛二）は大村組の若頭である。任された仕事はそつなくこなし、組のため懲役も勤めた律儀な男。しかし組長は跡目を弟分・倉内（白竜）に継がせ、田中には別の組を作らせてさらに上納金を採ろうとする。さすがの田中も舎弟の杉本（哀川翔）と巻き返しの策略を練り始める。対立する大川組との抗争に倉内から応援を頼まれた田中は体よくそれを断り、さらに組の若者に自分を襲わせ一芝居打ち倉内を封じ込める作戦に出る。計略は功を奏しツキが回ってくる田中。しかしその一方では、取り立てやスケコマシといったチンピラ仕事も、趣味のように嬉々として続ける。稼業に嫌気を感じながらも、引き返すことのできない中年男の物語。 (ぽんしゅう)

[投票]

★5	田中（奥田瑛二）ってオレかも知れない、って思ったのは俺だけか・・・・ [review] (ぽんしゅう)	[投票(2)]
★4	生きることが空しいことなのか、それとも空しいことが生きることなのか･･････なんてことを考えながら浸かるぬるま湯が、今日もなんだか心地いい。 (巴)	[投票(3)]
★4	湿っぽい映画ですよ。何が「哀しい」のかも観た当時はよう解りませんでした。でも心に響いたんだな。そんなに強くなくても人間生きていけるし、優しく無くったって生きてく資格はあるんです。 (ごう)	[投票(2)]
★4	こいつら、棒なんだね。 (SUM)	[投票]
★4	行き場を失っているのか。既にどこかに行こうとする気さえも失っているのか。死ぬまでのひまつぶし。 (uyo)	[投票]
★3	因果はめぐる極道の虚無感、繰り返される独り言、反復されるドスの傷、ぐるぐる回るキャメラ。 (crossage)	[投票(2)]
★3	男に店を貰った女、ナンパされシャブ漬けにされドールにされゆく女、女たちを憎み貶めてゆく女。魅力あるキャラクターの女たちを、もっと深く抉ったほうがよりアノ男を描けたのではなかろうか？演出に魅力は無かった。 (sawa:38)	[投票]
★2	コンビニで売っているペーパーバッグ程度の興趣も湧かないヤクザの処世噺。ビデオで『恋人たちは濡れた』を流す辺りからして監督本人の詠嘆なのだろうが、そこそこの人生かなと中間決算していただいても困ってしまう。自らへの執刀の件は『ノー・カントリー』に大敗。 (寒山拾得)	[投票]

5点	3人	***
4点	13人	*************
3点	9人	*********
2点	2人	**
1点	0人
計	27人	平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

巨匠の遺作に名作なし？ (ペペロンチーノ)	[投票(37)]	つぶやき続けた男・神代辰巳の仕事 (ぽんしゅう)	[投票(7)]
非告白的女優論；クロスオーバー７０’ (けにろん)	[投票(6)]	｢泣かぬなら　俺が泣くぜホトトギス　ホーホケキョ｣（哀川翔） (巴)	[投票(5)]
「男」の映画 (巴)	[投票(2)]

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