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竹山ひとり旅 (1977/)

製作高島進 / 佐藤貞樹 / 能登節雄 / 赤司学文
監督新藤兼人
脚本新藤兼人
撮影黒田清己
音楽林光
出演林隆三 / 倍賞美津子 / 佐藤慶 / 乙羽信子 / 観世栄夫 / 島村佳江 / 高橋竹山
あらすじ明治46年。3歳で麻疹にかかり、母トヨ(乙羽信子)の看病も虚しく半失明となった定茂(林隆三)は、15歳で隣村のボサマ戸倉(観世栄夫)の三味線の内弟子となり、東北・北海道を修行で門づけの放浪をし、17歳で独立した。更なる放浪を続けた定茂は泥棒の仙太(川谷拓三)、飴売りの彦一(戸浦六宏)、道楽門づけ農民の作兵衛(殿山泰司)達との交友を持つ。やがて、戦火迫る中、八戸の盲学校にマッサージ師となるべく入学したのだが…。新藤兼人高橋竹山本人のインタビューを混じえて綴った77年モスクワ国際映画祭ソ連美術家同盟賞作。 (けにろん)[投票]
Comments
全11 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5一つの世界のとらえ方として完璧だろう。花鳥風月を排し、海辺と粗末な小屋と根雪と廃船と海猫で表現される日本。そこにいる主人公がいかにもな孤独な男ではなく、家族や他人に支えられて生きてきた男として描かれる普通さが麗しい。 [review] (ジェリー)[投票(2)]
★5津軽三味線は日本のブルースであった。林隆三の意外な怪演と「乞食は三日やったらやめられない」の猥雑な前半が素晴らしい。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★5この映画は、僕に人生の厳しさを教えてくれた。 (ショスタコビッチ)[投票]
★4カンニングもひとり旅 [review] (氷野晴郎)[投票(1)]
★4人生の底辺。乞食のように家から家へ。当時の社会意識。差別から逆差別への論理。人間の営みの、それでも続いてゆく様を厳しい東北の自然に描く。映像は淡々としているから劇的ではない。それが新藤の捉え方なんだろう。 (セント)[投票(1)]
★3暗く沈みがちなストーリーを、林隆三の演技でユーモア漂う作品になっている。インタビューで登場する竹山本人の明るいキャラクターによる所も大きい。何気に豪華なキャストの中でも、少ない出番ながら川谷拓三が好演。北海道や東北の厳しく雪深い景色も美しいし、高橋竹山による三味線も勿論、素晴らしい。['05.5.23DVD] (直人)[投票(2)]
★3現実のモデルがいる以上、さして起伏のある物語にもならず、何を骨子に置きたいのかよくわからない上に、竹山本人のインタビューとドラマの噛み合わせも効果をあげたとも思えない。この衒いの無さが新藤兼人の持ち味なんだろうが矢張り物足りない。 (けにろん)[投票(2)]
★3「麻疹は怖い。」と思い、急いで子供を予防接種に連れてゆきました。 (りかちゅ)[投票(1)]
★3林隆三を主役に据えたのは、ありがちな過剰な悲哀感を排して正解だったと思うのだけれど、いくら新藤作品の常とはいえいつまでも付きまとう乙羽信子が鬱陶しい。その存在がボサマとしての主人公の旅の意味さえ吹き飛ばしてしまったような気がする。 (水那岐)[投票]
★2状況、すなわち竹山本人の証言を淡々と再現することで擬似ドキュメンタリーが生む迫真性を目指したのだろうが、いかんせん画にまったく力がなく、おまけにお坊っちゃん顔の林隆三はただの風来坊青年にしか見えず、状況は何の感情も生み出さなかった。 (ぽんしゅう)[投票]
★2津軽三味線の大家、高橋竹山の生涯。盲目の主人公の翻弄される様が哀しい。 (しど)[投票]
Ratings
5点3人***
4点5人*****
3点5人*****
2点2人**
1点0人
15人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ジャパネスクin5大国際映画祭 (けにろん)[投票(11)]続・キネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ!  (ぽんしゅう)[投票(8)]
ロケ地 函館:道南を舞台にした映画 (G31)[投票(4)]むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
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